2020 May
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
今月のメッセージは、魂の免疫力について。
「勇気」とは、とかく体が強く逞しい人が備えていると思われがちですが、実は、磨かれて強くなった魂・精神力から発しています。強い魂、元気な精神力は、月日とともにその人の外観や身体能力、行動などに現れるものです。もちろん、目に見えない資質や才能や発想などに発揮することも多く、一般的な見かけには現れない場合もあります。
「勇気」は勇ましい気。自分や周りを鼓舞し、松明に火をつけるようなエネルギーです。この勇気の種火があると、さまざまな逆境、スランプ、今のように世界的な新型コロナショックが起こっているときに、魂の火が消えないでしょう。
逆に勇気や元気がなく、魂の火、つまり勢いや生命力が小さくなると、ひとつこんなことが起こります。人の弱さを利用するようなものとか、打算的な策略など、本来望んでいないはずの道に引き込まれやすくなります。悪とか、邪の道までいかずとも、人生の道を迷子になったり、自分を見失うようなことをします。
常々、日頃が大事と申し上げていますが、とかく初めて体験するような苦難や、時代の節目が大きく変わるときは、誰でも変化に対して傷つきやすくなります。先々には、苦難の時代の節目は妥当な切り替えのタイミングなのだと理解しても、やはり人間は変化の耐久性が弱いのです。
先日、浄化・ヒーリングセラピーを受けたクライアントさんが
「心から悪魔が出ていきました!」
とおっしゃったのです。あるエネルギーを使うことでかなり強力に霊的な浄化が起こるわけですが、ご本人もまさか悪魔を心に隠し持っているとは、思ってもいなかったそうです。
「・・・マントをつけた悪魔が背中を向けて去っていきました。後からコウモリが飛んでいきます。演出なのかな(笑)」
悪魔というのはたとえであり、邪心や打算的な考えにいつの間にか囚われていたと、おっしゃいました。それが2011年の東日本震災の後から、大変な時期があるなかで、すがるように関わった人物やそのまわりの価値観があったそうです。もう9年近く経つわけですが
「どうも本来の自分ではないような気がしていました。本当のやる気や勇気が全然わかなかったんです。邪心や打算的な部分に薄々気がつきながら、利点を思い込もうとしていたと思います」
と言われていました。
悪魔と聞くと怖い気がしますが、ちなみに、悪魔の役割を授かっているリアルな人、人間はいます。それなりにご注意されたほうがいいです。しかし、大変な時期が起こった後、それが長期化すると、誰でも弱気になって物事を見誤ることがあるので、しっかり自分の魂の火を絶やさないようにしましょう。
今は、日本も世界の多くの地域でも、外出自粛や禁止のところが多く「肉体を持ちながら精神的に生きる時代」だと言われます。非常に珍しいフェーズです。
どなたも、今の段階で、なぜこれを経験しているのか?けして不幸や不遇を経験しているのではなく、人間社会や人類の進化として起こっていることとして、ご自身に好都合な意義を見出していかれるとよいですね。
正解や絶対的な答えはありません。それを求める時代が終わる境目でもあります。ですから、ご自分の魂とか自分軸と言われるところとしっかり繋がれば、納得できる、納得に近いものが感じられてくると思います。
現状、5月始めの段階では、難事のさなかですが、ここで魂の免疫力をあげて、日頃から元気を心がけ、日常的な勇気を養っていきましょう。
◉ 余談ですが、悪魔は魔属に君臨する有名な「サタン」を筆頭に、多数の種類がいます。霊格の観点では、天使と悪魔は同格とか。善悪を示す象徴的な存在なのかもしれませんね。