February 2024
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
※ [ 6:20 頃] 〈無意識からの痛みを解放する〉誘導ワーク♪
今月のテーマは「無意識からの痛み」について、深掘りしてみようと思います。
私たちは、日々、肉体を通じて、さまざまな感覚を感じています。
その多くは、感じてはいても気に留めるほどではないか、他に優先するものごとのために、スルーしがちです。
とはいえ、そのなかでも「痛み」の感覚は、無視しにくいものだと思います。
みなさま、今、なにかの「痛み」をお持ちでしょうか?
体の痛みだけでなく、心で痛みをお感じかもしれません。
今は痛くないけれど、ふだんよく痛みを出やすいところ、痛みで反応するものはあるでしょうか。
同じような状態や症状でも、とても痛がっている人と、そうでもない人がいたりもします。
こんな言葉があります。
「無意識の痛みは、その痛みの意識が体から解放されるまで、痛みを伴う」*というものです。
わかるような、わからないような?でしょうか。
こんな例え話に置き換えてみましょう。
腰がひどく痛む人がいるとします。腰痛ですね。
治療やマッサージを受けて一時的に楽になっても、また痛みは再発します。
仕事を苦痛に感じていたり、仕事中の姿勢や蓄積疲労が腰痛の原因なのかもしれません。
やがて、この人はお仕事をやめることになったとき、仕事上の苦痛や労働の姿勢から解放され、腰痛そのものも回復しました。
この人にとって仕事を続けるなかに、無意識の痛みがあったのかもしれません。
それが、腰痛という痛みを伴っていたとも考えられます。
無意識の仕事の痛み、と言いましたが、この人は、仕事が辛い、苦しいと感じていたかもしれないけれど、それを体の痛みのようには自覚していなかったと思います。
本質的な痛みの元から解放されるまでは、痛みはより痛みとして発する、という考え方です。
この例では、無意識にあったのは仕事に関係する痛みです。
その痛みから解放されるまで、自覚している腰痛は痛みを伴います。
表面的には、単純に仕事からのストレスがなくなり、腰痛も治った、と解釈されると思います。
例に挙げるとわかりやすいのですが、無意識の痛みとは、当の本人に限って、わかりにくいことが多いようです。
如何せん、無意識ですから。
むしろ、少し距離のある関わりの人たちのほうが、その人の痛みの元を推測しやいかもしれません。
ただ、肝心なことは、痛みの原因を知ることよりも、痛みを感じている自分自身が、無意識の痛みのほうに気づいてあげることがポイントです。
知ることと、気づきの違いは、ご自身の子供の頃の感覚を思い出すと、この両者の違いがわかると思います
大人になると、知ること、わかることが大事になっていきますが、子供心は気づいてもらうほうが嬉しい傾向にあります。
気づきの効果は、特に体調や諸症状に対して、敏感に届くようです。
先ほどの例では、仕事からの苦痛をやめると決めただけで、腰の痛みも半減するくらいになるかもしれないですね。
なお、腰痛は結構複雑な症状のひとつですから、心理的な面だけでなく、ほかの体の部分の使い方や習慣などにも起因しているでしょう。
そうさせている、価値観や考え方、ときには集合無意識にも繋がっているものです。
さて、ここからは、もし、あなたが今、痛みをもっているとしたら?
その痛みを伴っている、無意識のほうの痛みを解放していきたいと思います。
幸い、今、どこも痛くないよ、とおっしゃる方は、今後なにか痛みが起こったときに、この後のミニワークをやってみてください。
では、ご準備はよいでしょうか。
瞑想やヒーリングワーク、軽いヒプノセラピーの感覚でやっていきましょう。
[6:20頃]
目を閉じて、ゆったり深呼吸をしながら、リラックスしていきましょう。
痛みについて、いろいろ心配し、判断しがちな思考のスイッチをOFFにします。
考えるマインドのことです。
痛みが頭痛だという方もいらっしゃるかもしれません。
頭ではなく、思考のスイッチをオフにしましょう。
心のなかで、「私の思考のスイッチをオフにする」とゆっくり呟きます。
オフになったと感じるまで、何回か唱えてもよいでしょう。
両方の手の平をゆっくりと、握ったり、開いたりしながら….手の緊張を緩めていきましょう。
もし、痛みが手にあるなら、ここは省いて大丈夫です。
開いたり、握ったりを繰り返しながら、あなたが痛みを感じているところに意識を向けていきます。
今は痛みがなくても、痛みの反応を起こしやすいところです。
痛みの場所が 定ったら、もう手のひらは楽にしておいてください。
痛みのあるその場所へ向けて、呼吸を送っていきます。
すると呼吸のエネルギーのライン、プラナは、その痛みの奥にある無意識の痛みの元に繋がっていきます。
無意識の痛みは、体のほかの部分からきているかもしれないし、特定の経験や感情的なこと、人間関係につながることもあります。
あなたは、ただ、呼吸を送っていてください。
関連のあるイメージや感覚、ふっと思い出すような気づきが起こります。
いくつものことが雑念のように現れて、痛みの元が複雑な場合もあります。
痛みや部位とはまったく無関係のことが現れることも、よくあります。
漠然とした曖昧な印象のこともあるでしょう。
その場合、この体験からしばらくして、日常のなかでわかることがあります。
あるがままの体験や感覚に委ねましょう。
無意識の痛みの元に、ふだん感じていた痛みを手放す許可を取りましょう。
方法がわからなくても、ただ痛みの解放を宣言します。
やがて、さきほどの無意識の痛みの元は、あなたの無意識の痛みを解放していきます。
無意識を信頼し任せましょう。
このときイメージや感覚で、無意識の痛みの変容がわかるかもしれません。
ゆったり深呼吸をしながら、最初に、あなたが意識的に痛みを持っていた部分や状態に、意識を向けます。
そして、心のなかで、その痛みを近いうちに手放してよいか、尋ねてみましょう。
このとき、その部分から何か反応やメッセージのようなものが帰ってくるかもしれません。
痛みを和らげるための何かを、思いつくかもしれません。
いかがでしたか?
痛みを手放すことには、少し時間が必要な場合もあります。あなたの全体のなかで必要な調整があるためです。
では、足裏で床を感じたり、グラウンディングをして、体全体に意識を戻しましょう。
ご自身のタイミングで、すっきり気持ちよく目を開けてください。
体験はいかがでしたか。
少し難しいと感じた方もいらっしゃるでしょう。
今は実感や変化はなくても、あなたが痛みに意識を向けたことで、あなたの体やエネルギー体全体が、自然と望ましい本来の状態へと誘っていきます。
気楽に、愉しみにしておきましょう。
さて、今月から期間限定メニューで、〈メディカル・イントゥイティブ〉をお届けすることになりました。
直感医療のモダリティです。
ある意味、自分の体の中にも、身近な宇宙があることに気がついていくかもしれません。
特に、メンタルの状態やエネルギー反応が、身体に現れやすい方は、身体や症状と対話をしやすい方でもあります。
アクティベーションなど、エネルギーを流すことで、気のとおりがよくなり、長い間の体の状態に影響していた過去のエピソード、トラウマ、価値観や信念体系なども手放しやすくなるものです。
日々の体の調子をアップデートすることで、当然、日常や人生もアップデートされていくでしょう。
*Sherry Anshara 2003 The Age of Inheritance