June 2025
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
※ [ 5:10 頃 ] 誘導ワーク♪
アカシックレコードといえば、スピリチュアルな世界では、すべての出来事や情報が記録されている“宇宙の図書館”のようなものとして語られます。
過去・現在・未来の出来事、前世や転生の履歴、想念や感情、人類や生命体がたどる運命、悩みの答えや叡智のヒント……
それらすべてが、アカシックレコードに刻まれているとされます。
ロンドンのワトキンス出版による『エソテリック辞典』では、「宇宙の始まりからのあらゆる事象、想念、感情が記録されている“世界記憶”の概念」と定義されています。
みなさまの中には、ご自身の人生についてアカシックレコードに触れた経験があったり、リーディングを受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
呼び方や捉え方はいろいろですが、たとえば催眠やヒプノセラピーの手法を用いて潜在意識の深い領域に入ることで、私たちは超越意識や宇宙意識にアクセスできるとも言えるでしょう。
物質や肉体の世界に対し、目に見えない世界、形而上的な領域には、昔から様々な伝承や宇宙説が存在します。
それらをひっくるめて、すべて「宇宙」なのですね。
「アカシック」という言葉の語源は、インド哲学のアカーシャ。インドでは「虚空」「空間」「天空」を意味します。
古代から存在していた概念ですが、現代ではニューエイジ思想の広がりと共に、知られるようになりました。
とくに、「本当のことを知りたい」「何か導きがほしい」と感じているときには、自然と惹かれるテーマかもしれません。
さて、「すべてが宇宙である」とするなら、私たち一人ひとりも宇宙の一部。
地球上にいると、他人や生き物との違いを感じますが、地球を離れて眺めると、すべてが“地球という惑星”であり、そこに住まう存在です。
少し飛躍しますが――あなた自身も、アカシックレコードなのです。
ただ、私たちは普段、アカシックレコードの“モード”にはなっていません。
それがどんな状態か、どうすればそのモードになれるのかも、明確にはわからないでしょう。
けれども、「あなたがあなたであるとき」、その状態がアカシックレコードと響き合う“モード”であることも多いのです。
瞑想をしていなくても、特別な知識がなくても、日常のなかでふと、意識の精度が高まる瞬間がある――そんなとき、私たちはすでに繋がっているのかもしれません。
ちなみに私の場合、アカシックな状態になると、高周波のような、高い音でホワイトノイズがどこかで響いているように感じます。
これは、人それぞれの感覚ですね。
今月も、ミニワークをご一緒にやっていきましょう。
「アカシックレコードに繋がるとしたら、何を知りたいですか?」
そう問われたとき、ふと思いつくことを、一つだけ選びましょう。
それは人生の核心でなくても構いません。むしろ、人類に関わるようなスケールの大きなことでもよいです。
軽い気持ちで、簡潔な言葉にして、紙やスマートフォンのメモに書いてみてください。
このワークの目的は、答えを得ることや、アカシックレコードに繋がることではありません。
繋がる感覚に触れてみることです。
[ 5:10頃 ] 〈誘導ワーク〉
では、静かで落ち着ける場所で、セルフセラピーを始めましょう。
軽く目を閉じて、ゆっくりと深呼吸を繰り返します。
気持ちが落ち着いてきたら、胸元に手を置いて、自分のハートの鼓動に意識を向けましょう。
…落ち着いてきましたか?
では、目を開けて、先ほど書いた「知りたいこと」を読み返します。
内容を確認したら、紙は裏返し、スマホなら文字を削除します。
そして、もう一度目を閉じ、「知りたい」という気持ちを、ゆっくり手放していきます。
これから、いくつかのイメージを使っていきます。
「知りたい」「知るべきだ」という欲求を和らげるほどに、あなたが本当に求めていた気づきや、メッセージが浮かびやすくなっていきます。
では、こんなイメージを創造します・・・
あなたの周りに、心地よい風が吹いているのを感じてください。
やわらかく、さわやかに、包みこむように。
その風が、執着やこだわり、不安をそっと拭い去っていきます。
体の中心から光が広がっていくのを創造しましょう。
その光は、恐れや迷いを溶かし、あなたの意識をまっすぐに整えてくれます。
やがて、あなたの“意志”が、胸の中心にしっかりと集まっていくのを感じてください。
内なる静けさ、自分だけの感覚が広がっていきます。
「ここにいる」という感覚を確かめます。
感じられたら、ゆっくり目を開けましょう。
深呼吸や伸びをしたら、さきほど書いた紙の裏側を眺めてください。何も書かれていないほうの面です。
スマホの方は、白紙のメモを開きましょう。
もう一度目を閉じて……
これから3、2、1 とカウントをしますので、最後の数で目を開けてください。
このとき、メッセージや気づきが浮かんでくるかもしれません。
3、2、1……どうぞ。
いかがでしたか?
何も浮かばなかったとしても大丈夫です。
それは後から、ふとした行動や体験を通じて、自然とわかることかもしれません。
この体験は、アカシックレコードと深く繋がりたい方にとって、感覚を近づけるエクササイズにもなるでしょう。
また、「特別な方法でないと繋がれない」と感じている方にとって、ヒントになるかもしれません。
日常ではあまり使わない意識の領域を、軽やかに広げていく練習としてもおすすめです。
今月からは、恒例の「下半期リーディング」がスタートします。 今年は、アカシックレコードの意識領域にフォーカスして、これからの半年間を見ていきます。
情報を受け取るだけでなく、感覚や意識が広がるような体験をご一緒できたらと思っています。 ご興味ある方は、どうぞメニューをご覧ください。