今年のイヤーリーディングでは、例年よりもお母様方からのメッセージを拝見、拝読することが多いように感じます。
概ね他界されたお母様方ですが、別所帯で暮らしていたり、ふだんから電話やメッセージのやり取りをしている母親、義母様は2割程度いらっしゃいます。
「風の時代、女性性の時代の影響でしょうか?」と、あるクライアントさんが分析されていましたが、そうかもしれませんね。
通常の透視カウンセリングやセラピーのセッションに於いても、他界されたご親族の方や一緒に暮らしたペットがいらっしゃり、何かをご伝言いただくような運びがよくあります。
連日、クライアントさん方のどこかのタイミングでお母様が登場されますので、これは気流れと受け留めています。
そのような場合、子供側のクライアントさんのほうも、なんとなく最近お母様のことを思い出しているとか、現実にお母様関連の事象が起こっています。
結局、ご自身のエネルギー領域に在る(いらっしゃる)存在のようです。
さらに、今年の特徴は、どのお母様もパワフルです。
もともと控えめで、ご存命の頃はハッキリ意見しないようなお母様でも、メッセージに限らず、所作や表情で「このようなことを伝えようとしている」「示唆しているようだ」と、具現化するエネルギーがお強いのです。
概ね、クライアントさんご本人にとって違和感なく、受け入れやすい情報で、かつ、セッション後にはお元気になるようですから由としましょう。
あちらの世界には、現代社会における時間の概念は機能していないのですが、若い頃に死別したお母様が、最近になって「あら、随分とお元気そう」なご様子でみえると、なんとも頼もしく感じます。
Sさんのお母様は、Sさんの住まいがあまり住み心地のよくないことを示唆しておられました。
Sさん「できれば、ゆくゆくはもっと快適なところに住みたいですが。今は利便もよいし、仕事やお金の面でも妥協しています」
とのこと。
お母様は、どうもその家に住んでいるSさんを思わしく感じておられないのか、Sさん自身が環境を変える意志があるかを確認していらっしゃいました。
どうやら、家族といえども、霊体(スピリッツ)の領域からの健全な関わりでは、ご本人からの許可や要請が必要なようです。
お母様の様子と言わんとされる内容をお伝えし、
Sさん「それなら、お願いしておきます(笑)」
という具合で、ことなきを得ました。
いわゆる霊体・スピリッツとして暫く経つと、これも霊質によると思われますが、霊的な力をつけていかれるようです。
ときには、あちらに逝かれて、すぐに本領を発揮されると思しき霊質の方もいらっしゃいますが。
このように闊達な霊的なサポートがありますと、セッションは盛り上がり、終了後はエネルギーがぐっと軽くなります。
比較的最近お別れをされたり、年月は経ているものの思い出すとヘビーな思い出や感情が鬱積しているような母子関係の場合、なかなか、霊的なレベルでのお母様は登場されません。
失ったことへの悲しみ、衝撃、混乱が強いときは、霊的に感じるというよりも、思考で思い出したり創りだしていると感じるものです。
いらっしゃるにしても、ご本人は気づける波動ではないでしょう。
そのかわり、遺品など、関わりの足跡となる情報や経験を処理する段階のことが多いです。
あちらの世界には遅いも早いもなさそうですから、時期をみて、機会があれば、日常生活や夢の中、何らかを介して関わりをもたれるのかもしれません。
ちなみに、頻繁に霊的なレベルで関わりをとっていても、こちらが日常生活圏の意識に専念しているため、無自覚であるという方がとても多いものです。
それはある意味健全です(笑)
多くの方は、こちらの日常生活で問題が起こったり、自問するようなこと、自分自身を見つめるようなときに、内側に意識を向け、霊的な感度が上がるものです。
また、夢の中での意識(シータ波など、レム睡眠をみる脳波)で霊的に繋がり、目覚めると日常の意識下では忘れてしまうか、「不思議な夢を見た」と認識することが多いでしょう。
お母様が、お父様より先に逝かれて、お父様が独居でお暮らしの場合、お母様はお子さん(クライアント)を介してサポート的な情報をお伝えくださることがあります。
そのようなとき、この手のことに慣れておられるクライアントさんのほうが、「父がひとりでいるので心配だし、年齢もとってきているし・・・母は何か言ってます?」とお尋ねくださるものです。
家のこと、暮らしぶり、子供たち側からの関わり方、などなど、示唆してくださることは多々あります。
また、霊的なスコープで拝見すると、日常的にお母様が家やお父様のところによく出没されているケースが多いです(笑)
このようなお話を共有すると、クライアントさんから「よく仏壇の前で(父が母に)話している」「そんな気はします」などのフィードバックがあります。
文字情報のような、視覚レベルのような、安定した性質の情報ではありませんが、逆に霊的/エネルギー的な関係者と共有できる感性の意識:霊的意識は面白いものです。
そもそも公にコンセンサスをはかる関わりとはエネルギーの密度が異なるため、送受信可能なところに流れる次元のコミュニケーションと言えそうです。
「意識を向けたところに、エネルギーが流れる」というセオリーに準じます。
ときに、離れて住んでいたり、距離感のある母子関係の場合も、お母様の想念、思いや感情は、同じように伝わってくるものです。
パートナーの義理のお母様との縁や思いが濃いような場合、義母様の意図や希望はエネルギーレベルでもコミュニケーションを計ってきます。
なかには、「いつもそんなふうに言ってきます」「つい昨日義理のお母さんの話になって」などと、接点があることは珍しくありません。
しかし、肉体をもっている関係では、物理的に関われるわけですから、ほとんどのことは会って話をしたり交流するほうが、憶測や想念レベルのことに惑わされず、シンプルで健全と思われます。
相手の本心や人となりを憶測したり、邪推するほど、関係が面倒くさくなりますし、現実レベルの関わりに気を遣い過ぎてしまいます。
リーディングのセッションのなかでは、クライアントさんご本人に関係するものしか出てはこないようです。
むやみに知る必要がないこと、不安や恐れから知りたがっているものは出てきませんし、そもそもなぜ知りたがっているのか、という本質のほうに光が当たるようです。
健全な人間関係が育まれ広がると楽しいし、運の良さに恵まれるように、良質な霊的関係と繋がっているとき、クライアントさん方は、いわゆる「守られている」「守護・加護がある」状態です。
ただし、それは人間や防犯サービスのように手を講じるものとは性質が異なり、ただ、霊的にいらっしゃるだけでスムーズで難を逃れる、という具合です。
自分でやる必要があることは、自然とやらされるし、難が降りかかりそうなら自然に無意識に避けている、というイメージです。
物理的な世界であるなら、「何もしてくれていない」と見受けられるでしょう。
でも、霊的な存在感は、いわゆる肉体をもった人間のオーラや気配を濃くしたような作用が、繋がりのある人に対して起こっているようです。
ちなみに霊的な方々、特にお母様方は、子煩悩さと、家族関連のことにはある種の推しがありますので、私は物理的に異様にいそがしくなるものです(笑)
それでも、ちゃんとまとめるだけの霊的パワーで応援してくださるので、社会性レベルの責任感を持たずに、流れに任せて適当に!やってゆくのが、よい具合のようです。
感情レベルや物質領域の重さに比べて、まったく軽やかで愉しい時間になります。
霊的なお母様方からの頼もしいパワーをお伝えしてみたくなり、とりとめなくなりました。
シュールな人からは「忘年会じゃなくて、亡霊会だね」と言われます(^^; 拝