ワークショップ「ヒプノティック・ジャーニー」で扱う「ライフパス」についてのご質問をいただきました。
「ライフパス」とは、LIFE(人生)のPATH(道筋、経路)です。
人生を道にたとえ、歩くことや走ることが人生の行動と重なるという表現は、昔から古今東西、世界中で用いられてきました。
たとえば、山登りで頂上に近づくときの辛さや、マラソンを必死で走るとき、などが挙げられます。
ライフパスとは、まさに人生の道筋や経路のことです。過去を振り返ることもあれば、前に進んで未来を見据えることもあります。
多次元のライフパスとなると、私たちの道はひとつの次元に限定されず、複数の階層に広がります。
ある人は、高速道路やインターチェンジを想像するかもしれません。
そのようなライフパスもありです。
そのようなライフパスも存在します。多次元の道は、重なり合い、階層上に広がるイメージです。これが現実の進歩となり、階層化することで、道路を走る車や人々に関連するさまざまなものが飛躍的に発展することになります。
ところで、私たち人間という生命体には、肉体以外にも多次元的な領域が存在すると言われています。
物質領域で科学的に証明されていないため、形而上学的な説や推論にとどまることが多いですが、誰しもが夜に見る夢の中での体験もまた、実存する人生の一部です。
ただし、このとき身体は夢の中と同じ行動はしませんが、寝言や身動き、呼吸、脳波の変化、発汗など間接的な反応を示します。
夢の中の体験が日常の体験とどう関連しているかを探求する人は少ないかもしれませんが、これも多次元なライフパスの一つです。
睡眠中の体験が、身体機能や日常のパフォーマンスに影響を与えていることは、少なからずお気づきと思います。
他にも、起きている状態での人生観につながるような多次元の体験や、明晰夢の中での体験が本人の意識や使命と結びつくこともあります。
基本的に、異なる次元同士は自由に行き来してはならないというルールがあります。これは、多次元の構造が乱れてしまうのを防ぐためと考えられます。ある次元で起こったことが、他の次元に影響を与えるからです。
このルールは、人間社会の法律や倫理と相まっている点もありますが、もっと自然や宇宙の摂理に基づいたものです。
個人の精神性の探求や意識の開拓、リラクゼーションの目的で多次元領域に意識を向けることは、次元のルールを壊すようなことはなく、むしろ固定観念や常識にとらわれた考え方や人生観の扉を拓くことになります。
もし、その行為に無理や危険がある場合、既存の思考や観念が優位になります。マインドコントロールのような現象は、むしろ日常の思考や心理的・感情的な領域に原因があるのかもしれません。
【 9月から年内のライフパス 】
どの期間を選んでも良いのですが、3ヶ月、半年などの設定は、ゲーム感覚で取り組みやすいでしょう。
人生のテーマが漠然としすぎていると感じる場合は、プロジェクトや特定のテーマを設定することも有効です。以下は、実際のワークショップでポジションを移動しながら体験する内容です。
◉ 予定されたライフパス 9月から12月
9月、10月、11月、12月、それぞれの月の「ハイライト」となる出来事を体験します。「ハイライト」とは、絵であれば最も明るい部分、映画や写真で最も強い光を放つ部分です。
◉ 「多次元(マルチ・バース)ブループリントのアクティベーション」によるライフパス 9月から12月
アクティベーションを流すことで、最初のライフパスとは次元が変わります。
これは体験を比較するためではなく、あなたの波動の振幅を広げる効果があります。思考で理解しようとしなくてもよいものです。
◉ ライフパスの統合
多次元(マルチ・バース)での体験よりも、この統合段階においてご自身の行動や感覚に転化される体験に入ることが多いです。そのいくつかは、葛藤や抵抗感なく、すぐに行動に出たり、すでに体験が少し前から始まっていたことに気づくことがあります。
以下は、「ブループリントを思い出す」に協力してくださったKさんの「ライフパスの統合」の体験部分です。
前半部分は個人的な内容が含まれましたが、「ライフパスの統合」に関する体験なので、Kさんはシェアを快諾してくださいました。
◉ ライフパスの統合
9月:決断に自信をもっている。どうしようかと思案にしておらず、素早い。確信がありテキパキと動いている。
10月:人生で初めてのものを食べたり、初めての体験をしている。フランクでさばさばしている。
11月:なるほどね、あっ、そう…深い認識があるように感じる。これまでとは違う視点で物事を見ている感覚がある。
12月:来年や今後の計画がしっかり立っている。自分で意識的にプランを立てている。
他人の体験を読んでもピンとこないかもしれませんが、ご自身で体験してみると案外腑に落ちることが多いようです。