この週末は、Zoomによるオンラインで「セイクリッドアクティベーション・プラクティショナー レベル1」養成講座を開催しました。
9月に対面で行った際には、会場特有の空気感や一緒に学ぶ臨場感があり、今回のオンラインとはまた違う良さがありました。
一方で、オンラインには移動の負担がなく、遠方からも参加しやすいこと、またペアワークではブレイクアウトルームでじっくりアクティベーションの質感を味わえるといった利点があります。
数年前は、Zoomの通信が途中で落ちてしまい、目を閉じて相手にアクティベーションを送っているうちに、ふと気づくとお相手が消えていた……という笑い話もよくありました。
最近はZoomの頻繁なアップデートや通信機器の向上により、今回の講座中は一度も不具合はありませんでした。
◼︎リアルかオンラインか
参加者の方々からは、有益なご質問や感想を多くいただきました。
「リアルで集まること」と「オンラインで簡便に体験できること」、そのどちらが優れているというより、そのときの自分の目的や状態によって、必要な形が自然に選ばれるのだと改めてみなさんと意見が一致した場面もありました。
セラピーやエネルギーワーク全般に共通しますが、講座やワークのペアになる方々は、いわゆる“呼ばれるように”最適な組み合わせが集まります。
都合の良い解釈かもしれませんが(笑)、それにしても毎回あまりに自然に揃うので、やはり必然なのだと思わされます。
◼︎「感じ方」は人それぞれでOK
今回は全体的に、体感を伴ってエネルギーの流れを感じる場面が多かったようです。
・映像のようにイメージで浮かぶ
・言葉がふっと出てくる
・逆に雑念が一気に浮上し、集中できていないと思う
こうしたすべての反応は、ほぼすべて“プロセスの一部” と考えて大丈夫です。

◼︎ 録画受講の方のためのアクティベーション収録
ライブで参加できない方のために、ペアワーク中のメインルームで、私は30個のアクティベーションを順次収録しました。個人セッションや普段のZoomワークに比べて、一つ一つが長く流れていたのは、私の側で「まだ流し続ける必要がある」と感じたためです。
エネルギーワークは、見た目には簡単に行っているように見えますが、短い5分間でも、通常の作業の5分とはまったく異なる質量の変化が起こります。
その変化は、時間軸の内外――過去・未来・集合意識・多次元的領域にまで及ぶように感じられます。
初めての方は特に4〜5時間の講義のあと、お疲れになるのは自然なことですね。
感じた分だけ休息を取り、体を動かしたり、歌ったり、気分転換をしたり。
溜まっていた疲労が出てくる時には、長く眠りたくなることもあるでしょう。
水分と栄養も、いつも以上に意識するとバランスが整います。
◼︎「エネルギーの同時通訳」のような現象
今回、私自身が初めて“視覚的に”はっきり認識した現象がありました。
アクティベーションのあと、参加者の方がご自身の体験をシェアしてくださったとき――その語っている内容に合わせて、その方のエネルギーの質が、まるで同時通訳の字幕のように、視覚的に変化していくのが非常に明確に見えたのです。
明るい体験を語ると、肌のキメや艶までぱっと整い、ネガティブな内容に触れると、急に疲れが出たような表情になる。
まるで年齢が数歳単位で変わるようにも感じられました。
これはセッション録画の編集時にも時折感じます。
特別なことではなく、本来私たちが日常でも無意識にキャッチしている“エネルギーの変化”が、たまたま意識に上がっただけなのだと思います。
ただ、こうしたことを意識しすぎると疲れるので、常々「面白い現象として眺めておく」程度にしておきます(笑)。
◼︎レベル1は“土台”、レベル2・3は“体質づくり”へ
今回も、1日だけ参加の方、録画のみ受講される方、さまざまな形でご参加いただきました。録画でもアクティベーションは遜色なく伝わる、と毎回お声をいただきます。
Level 1 の30個は“土台”となり、
Level 2&3では 350以上のアクティベーション を扱うようになります。
一見多く感じますが、あえて精神の宿る身体を比喩とするなら、むしろ「体質改善のツールが増える」ようなものです。
土台が整っていると、生活習慣や健康管理が自然に変わりやすくなるように、さらに興味に応じて、自分のテーマに沿ったアクティベーションを取り入れていくことを考える方々もいらっしゃいます。
また興味深いことに、それぞれのモダリティには固有の特徴があり、その働き方も「手法そのものの特性」と「受け手であるご自身との相性」との両面で決まってきます。
たとえば、主な現実領域関わるテーマに対しては、セイクリッドアクティベーションは比較的わかりやすく、明確な働きかけが起こりやすい傾向があります。
一方で、知性的に理解を深めるフェイズそのものを提供するモダリティではありません。あるがまま、エネルギーに任せておけばよいという点は超シンプルで、理解を超えたエネルギー事体の知性に委ねる、という具合です。
しかし、別の活動や日常のプロセスにおいて、理解や気づきが促されることはよくあります。
そして、先ほども触れたように、人によっては大きなエネルギーが動くため、休息・セルフケア・自分を大切に扱う時間がより重要になります。
例えばヒプノセラピーや催眠系のワークでは、誘導の目的にもよりますが、セッション中に深い休息が起こることが多く、内側からの癒しやアンチエイジング効果、中長期的な人生の転機につながるような静かな変容が起こりやすいと感じています。
どの手法も、それだけで万能というわけではありませんが、ご自身の波長やタイミングが合うとき、自然と興味や好奇心が湧くものです。そうしたときは、きっと相性の良い関わり方ができるでしょう。
今回は、講座の振り返りと「エネルギーの同時通訳」のような印象的な現象についてシェアさせていただきました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。





















