体から「魂が抜けやすい」なんて!少し怖いかもしれませんね。
さまざまな理由やその人の気質・性質・環境などにより、魂が身体・肉体から抜けることを好んだり、習慣化している場合は「魂が抜けやすい」と言えるでしょう。
自分の車が自分の肉体だとすれば、魂は運転手に相当します。
心(マインド)・思考・感情は「運転をする」ところです。
魂が抜けやすい人は、上の空で運転をしたり、車の手入れや整備を怠りがちです。それでも、ある程度の生活はちゃんとできます。
車と運転手に例えるとこのようなイメージです。今回は「魂の抜けやすい人」の主な特徴を3つほどご紹介したいと思います。
・身体をもって普段どおり生活し、無自覚なもの
・オカルト現象によるもの
・身体的・肉体的にも危ない(ヤバい)もの
ここでは、普段どおりの生活をしながら魂が抜けている/魂が抜けやすいといったケースを主に解説していきますが、オカルト系や、現実における「魂不在」の現象も、何かの参考になるでしょう。
霊的な仕組みとして、魂が抜けながらも生きている人々の状態はけして珍しくありません。
【身体をもって普段どおり生活し、無自覚なもの】
① 無機質で生きがいを感じられない人
精神的な生き甲斐のある、なし、もやや含みますが、文字どおり「あまり生きている感じがしない」「生きている実感って何だろう」という具合です。
はた目には気づかれにくいものですが、感情や態度に妙な裏表のギャップが現れたりします。
見るからに覇気がない人よりも、元気で明るそうでパワフルな一面と、相反するような態度がふっと現れる、という具合です。
本人がそのことに気づく予兆は何度かあります。
しかし、その予兆を度々逃すことも容易です。周りの評価に応えることで充実感や生き甲斐を満たしたり、なんらかの逃避行動でごまかすことができてしまいます。
自分の人生でないものを生きている・・・が長期化すると、魂は体を伴っていきることがじわじわ辛くなるようです。
みるからに覇気がない状態が表に出ている場合、むしろ魂は元気のない身体の中にいて、本人や周りにヘルプのサインを出しているのかもしれません。
② 魂の世界に生きている人
前世をも含め、人生の経験や価値観から、奉仕する魂を持っています。自分の肉体にあまり執着がない、あるいは、肉体における死はあっても魂(精神)の死はない、といった概念や思想を当然の信条にしています。
平穏な日常では殆ど問題はありません。
肉体より魂を優先するような事象が起こるとき、魂の意志を優先します。
③ 自分の魂(本意)<周囲(意向) な人
セラピーを受けにみえるクライアントの方々にわりと多い状況です。
周囲に反応し応えることを優先しなければならないと信じていたり、そうせざるを得なかった経験を引きずっていると、魂が抜けているぐらいのほうが、周囲とうまくやれているのではないか?などと、解釈します。
この解釈は、周囲の声を拾ったものや、特定の人や人間関係による影響に由来するようです。
魂は剛健ですが、ご本人は生きづらさを感じています。後々にはそのような学びをしている、とも言えるでしょう。
Sさん「毎日振り返ってみると、今日も自分の思うようなことはほとんどできず、このままで良いのかな?と思ってしまいます。でも、生活、仕事、人間関係、一応は動いていて・・・
世の中には本当に大変な人たちがいるのに比べたら贅沢なんですが。
ただ、このままじゃいけない、という感じがしています・・・」
Sさんは物理的な環境における人生の課題は、比較的充実されているようです。
ただ、このもやもやした主張はSさんの魂の声によるものかもしれません。
魂が身体にいられない状態は、地味な違和感や満足に至らない心境を感じるものです。
「7チャクラをアップデートする」中で、Sさんに自分の第3チャクラのエネルギーの現状を観察・体感してもらいました。
Sさん「あっちこっちから見えない圧で引っ張られている感じで。人なのか仕事なのか、何に引っ張られているのかは見えずわからないんですが。私も同じような力で引っ張りかえしています。
でも、力に負けていますね(イメージ上の体験)」
さらに第3チャクラのアップデートと、そのための準備を体験していただくと、
Sさん「引っ張られるのをやめてます。。。引っ張られる感じがもう全然ないんです。なにか明るい温かい穏やかなもののなかにいるみたいで、あぁ、自分がいます、ココに・・・!いつも魂がいない状態になっているのかも、です!」
周囲に引っ張られているのが当たり前になっていたとしたら、Sさん自身の魂は、しばしば周りの人たちの車を運転しているような格好だったのかもしれませんね。
④ その他
よくあるものとして、義務的・責務ばかりを優先し、自分の意思や行動を制限される期間が長期化すると、魂を認識する感性・感度が落ちます。個人的な自分の考えや意見を持ってはいけないと強いられ続けていると、魂が不在になります。
一次的に、義務的な役割に疲弊し、魂が休眠状態になることもあります。
【オカルト現象によるもの】
オカルトはBLACKなイメージかもしれませんが、本来は超自然現象、神秘的現象のことです。
人間が認識し得ないものが多く、それ自体の現象が不味いわけではありません。むしろ、関わり方により問題が起こり、人の心(マインド)の問題を増幅するようです。
(殆どの問題は、問題が現れるところが問題の根本ではない、のが常です)
① 交霊・降霊
体など、物質の境界がないだけに、霊との交流は、人間関係のやりとりよりもスピーディーです。以心伝心がそのまま起こるような状態です。
しかし、その特徴や留意点を心得ておかないとNGです。
自分自身の魂と、肉体を持たない他の意思や意識をもった霊(魂)のやりとりは、混濁しやすいものです。
霊的なお付き合いが頻繁になり、さらに降霊のように自らの肉体にほかの霊体を降ろしてくる体験(霊体験)がある場合は、自らの肉体から魂が抜けることが知らぬまに起こりやすくなります。
稀に「体を持っていかれる」などという表現をします。
② 霊的な力を強く発する物、場所にかかわるとき
ふだんの自分と思っていても、私たちは無意識に周りのエネルギーに反応しています。
生き物の生態として、周囲と同調するという生存能力がありますね。
霊的に強いものと接したとき、そのレベルで感じとる感覚やコミュニケーションが自動的に働きます。
このとき、魂(霊的な部分)は肉体よりも先に反応をし感じ取り、影響を受けます。この感覚は、「気のせい」の程度のこともありますが、気が反応した部分は、霊体のゾーンです。
強力な霊的スポットにいるときに、自分の気が上がり、体が浮くような感覚や、頭痛などの反応が起こるのは、魂が肉体よりも感度を優位に上げているからです。
【身体的・肉体的にも危ないもの】
身の回りのレベルで起こり得る現象でもあります。
もしかすると、周囲に当てはまりそうな人や状況を見かけるかもしれませんね。
① 強い感情に囚われている人
感情の中でも、物理的な力を兼ね備えたパワフルなものが「怒り」です。
物をも動かし、怒りの爆発力はエネルギーがとても大きいのです。
なんらかの事情で、怒り系のエネルギーを蓄えてしまった人は、怒りのエネルギーにより、魂が肉体に留まれなくなります。(エネルギーレベル・霊体では、このような表現をします)
すると、怒りのエネルギーが鎮静するまで、破壊や(物に限らず、関係、概念、etc)衝突などの行為に通じます。
このときに、周りに同調する類のエネルギー(怒り、憤慨、不満)も巻き込みます。物理的な人は違えど、エネルギーが同質であったり、表面上は異なっても呼応するエネルギーがあれば反応させます。
突発的な怒りに限らず、昔経験した怒りのエネルギーを昇華しないままにしており、何かの弾みに再燃するときにも起こり得ます。
ほかの感情も多少は他人を巻き込みますが(そんな気分にさせてしまう)、怒りはインパクトや衝撃を与えます。
怒りにより、まったく物理的に離れた場所、無関係な人に危害などを及ぼす、といった連鎖は、霊的にみると、肉体に魂不在な状態と言えます。
その程度が問題ですが…
精神疾患や法的責任能力を問われる部分は、霊的な観点からは、魂が本人の身体に居たのか?という目安と呼応しているように感じられます。
② 緊急な身体消耗、オーバーヒートなとき
おもに肉体レベルで過度なストレスや消耗が起こったとき、肉体的な生存危機の影響があるときです。
事故などが思い当たるでしょうが、精神的な追い込みすぎ、周りの状況でハイになりすぎて・・・意識が一次的に離れるということは珍しくないでしょう。
私のラン友さんのひとりは、マラソン大会のゴール直前にスピードを上げすぎたときと、大疾走でゴールした直後に意識を失ったときと、それぞれ救急車で運ばれたことがあるそうです。
ラン友さん「いつも追い込みすぎちゃうんでね・・・気がついたら、ふっと真っ暗になって・・・」
とても足が速く剛健な人ですが、オーバーヒートで肉体から一次的に抜けてしまうのかもしれません。ちなみに、魂系の話をする人ではありません(笑)
③ アルコール・薬物など中毒・依存のある人
体力・エネルギー力のキャパシティによりますが、閾値を越えて依存性のあるものを摂取し続けると、自分の正体がわからない時間が長くなり、魂との繋がりが希薄になります。
もともとは感性や感受性が強い人のなかに、ある種の辛さやストレスを回避するためにそのような依存性のものに惹かれたり、何かの弾みで依存する道に入ることは珍しくありません。
クライアントさん方のなかでは、なぜか糖分の高めな、口当たりのよいアルコールを好むケースが多いように感じます。いつの間にか飲む量が増える段階では、過去や特定の人物や物事、価値観や思考などへの寄り掛かりが増していくようです。それらのモノに、ある意味酔っている間に、魂は体から抜けているか、眠っているようです。
ちなみにステイホームなら安全ですが、屋外でアルコール×魂が抜けていると、ウィークインという他の霊的存在が体に入って活動することがあります。
アルコールが引いたときに何も覚えていない、夢を見ていた、という場合は要注意です。
なお、薬物などは、一般的に認識されているので予防しやすいものの、一般的には容認されている依存性の高い食品、ハマると抜けにくい行動なども、魂との繋がりが希薄になります。
自分の魂の声が聞こえにくくなるとか、「本当はどうしたいのか」という本意を鈍くしてしまうのです。
番外
スピリチュアルな勉強、自己啓発、波動を高めるための本を読んでいるようなときは、意外かもしれませんが、魂よりマインドのほうが活発です。
魂が快適になるためのマインドの勉強をしていると言えるでしょう。
外部から何かを習う、ハウツーを知るというのは、魂はあまり積極的に使っていませんので、ご自身のその学びの目的をしっかり魂レベルで確認しておくことが大事になるでしょう。
特にスピリチュアル(精神)、心、人生について学ぶ場では、うっかり、誰かにあなたの車を運転されている場合があります。
一方、実体や実感を伴うリアルな経験は、魂の営みです。
魂が身体とともに行動(生きる)し、ご自身にとって唯一な経験を味わっているとき(ある意味、毎日がそうなのですが 笑)魂は元気です。
ご自身で「魂が喜んでいる」のを感じるようのときは、証明や正誤性をとる必要がなく、それは魂が「わかる」感覚です。
たとえば、穏やかで気持ちのよいとき、自然やナチュラルな感覚で過ごせる場所にいるとき、心の声で魂に話しかえるなら、なんらかの反応があるでしょう。