昭和の歌謡曲、あの鐘を鳴らすのはあなた〜♪ が聞こえてきそうです・・・笑
ちょっとした観光地などには、いろいろ鐘目のものがありますね。
「恋人たちの鐘」「平和の鐘」「愛の鐘(ガーラスキー場にあると記憶)」などなど。
今回のコラムは、そのような鐘を鳴らすイメージで「幸運の鐘」を捉えていただくレベルでOKです。
「幸運の鐘」は気持ちを込めつつも、楽観的かつ気楽に鳴らしましょう。
この方法は比喩ですが、どんな時におすすめか、これからエピソードの背景をご紹介したいと思います。
心と体と脳が分かれている感覚
先日、クライアントさんからこんなメッセージをいただきました。エネルギー的な読解力のある方は、何かヒントを見つけられるかもしれませんので、引用させていただきますね。
Sさん「・・・最近、心と体と脳(考え)が分かれているように感じます。バランスが取れていないというか、自分が3人くらいいるような感覚です。
小さいことで例えるなら、食事をしているのに満腹感を得られないような感じです。
このような時のリセット方法と言いますか、何かセルフでできることはありますでしょうか。バランスが悪いからか、気持ちが下がりがちです・・・」
Sさんのように、自分が分離しているような、あるいは複数いるような感覚があり、その違和感に困るというお声はしばしば聞きます。特に芸術関係、クリエイティブ作家、エネルギーワーカー、ヒーラー、仕事として霊的なものを扱う入門〜上級者の方々に多いものです。
しかし、ふつうの暮らしをしていて、Sさんと同様「食事をしているのに満腹感を得られない」ことに、身に覚えのある方は少なくないはずです。それをどこのレベルまで問題視するか?によりますが。
志麻「・・・バランスが取れていないと認識できてる…ところが、以前のSさんからバージョンアップしている!と言えそうです。改善方法は、今回はご自分で探って行くことが大切かと。(時間があればコラムにしてみますが)ネガティブなことではなさそうです」
多少は気づいていても、スルーしてしまう人が多いなか、Sさんは意識的にどうしたら良いか?まで行動を進めておられます。
となると、ご自分で答えを探り当てられるところまで、かなり近づいています。
自分が分離していると感じるときは、どうにかしようと外に方法を求めることが、更なる乖離になる可能性があります。
外からの情報そのものは間違ったものでなくても、それを自分自身に適応して活かすのはなかなか難しいのです。今の自分の状況が曖昧な段階で、正しいとされる方法で改善しようとしても、一時的な対処にすぎなかったり、余計にブレてしまうことさえあります。
ごく身近な自分が支点であり、根本的な原因や、肝心なものは自分が持っています。それはとてもシンプルで見過ごしがちです。
特に他人を巻き込むようなことではなく、自分だけが困っている課題が発生した時は、それがたとえ大問題に見えてもネガティブではなく、自分に対する訴えや働きかけでもあります。
たとえば、ダイエットが乱れてどうしようもない時、さまざまなダイエット方法はあります。それぞれは有益であっても、まずは自分の体質、食事、生活などから見定めないと(そこは目を背けたいのですが)、成功しづらいでしょう。
ご自分に支点を置いてからであれば、外に目を向けて、ヒントや方法、助けになる情報や人に出会うことは容易になります。
話が飛びましたが、Sさんは改善方向の矛先は、方法ではなくて、ご自分自身に向ける、注ぐことが肝要な段階と言えそうです。
何を向けるのか、どう注ぐのか?は、ご自分の熱量なのか、時間なのか、ケアなのか、愛なのか、睡眠や栄養なのか(結構大事!)、自分ファーストなのか? さまざまな要素の可能性はあるでしょう。
しかし、複雑で手間のかかることではなく、シンプルなものと思われます。
例えば、3分間余り、目を閉じて静かに深呼吸をするだけでも、いくつかの分離感覚は戻ってきます。
エネルギーワークでお馴染みのグラウンディングも、よく使う方法です。
3人目の自分
Sさん「まさに3人目の自分が〈それが分かるところが前との成長だよ!〉と言っている感じなのです、
ネガティブとポジティブと俯瞰で見てる自分がいて、それがまた落ち着かないというか、モヤモヤ気持ち悪くもあり・・・
お忙しいことと思いますが、コラムにして頂けましたら、是非拝見させて頂きたいです」
バラバラ現象でお困りの方々や、私にとっても方策をまとめる機会になりますので、むしろご質問いただきありがとうございます。
Sさんは、ある程度の自覚があり、内観(俯瞰)もされておられます。ネガティブやポジティブなどと何かに分析することは、普通に思考としてアリですが、何にせよ煩わしく消耗するところが大きいのでしょう。
さて、ある種の幸福感、満足感、安心感、などが枯渇すると(しかも長期的にか)、この手の状態に陥る可能性があります。
ある種の・・・と書いたのは、これは他者とか何かと比較するような幸福感、満足感、安心感ではなく、誰かが所有したり、カタチを為さない幸福感、満足感、安心感です。
これらが慢性的に枯渇すると、つい人は、誰かや何かや、過去などと比べて幸福、満足、安心を求めるようになり、一方では、望まない不安や心配、不満を感じてしまいがちです。
これらの内部ストレスは、無意識のうちに、体、心、感情、思考、行動、魂など、その人なりの分離感を招くことがしばしばあります。
毎日「幸運の鐘を鳴らす」♪
Sさんのような状況に共感される方は、ご自身である程度自覚する部分があるかなと思います。
不本意に分かれてしまった自己を統合する一つの方法として、毎日、「幸運の鐘を鳴らす」ことをご提案します!
今日が一番幸運だと言う思いで、一日一回「幸運の鐘」を鳴らします。
今日、一日を振り返るタイミングで「幸運の鐘を鳴らす」ことで、「今日が一番倖せ(平和・喜び・満足・平和・愛などなど)」であることを更新していきます。
すると、日々のアラインメント*が整い、統合されていきます。 (*アライメント=連携・結びつき・整列)
統合とは、人それぞれ認識は異なるでしょうから、一体感になるかもしれないし、落ち着きや、むしろマルチな自己を発動するようなことになるかもしれません!
あなたが「幸運の鐘」のビジョンを内なる目で視ることができれば、この方法はかなり効果的と思われます。
あるいは、実際に見たことがある鐘、写真や絵画からピンとくる鐘を見立てることでも有効ですね。
幸運の鐘を鳴らすうちに、他に自己統合するやり方が見つけることも。時には分離感覚をプロセスと愉しんでいけるようになるかもしれません。
この「幸運の鐘を鳴らす」ことは、他の人や周りにも、鐘の音(波動)を届けることになります。あなたが、「今日が一番倖せだ」と、毎日更新することで、周りにもそのエネルギーは広がります。
それを求めている人や存在や状況が呼応し、それなりの幸福感、満足感、安心感と通じることでしょう。具体的にはどのような現れ方なのかは測りしれませんが。
これは、ワンネス(究極の統合)の源と通じます。
大きな話に読んでとれるかもしれませんね。でも、本質は、大小に優劣を問いません。
(例:1円も1億円も、0と1をもとに成り立っており、1円がなければ1億円もないようなわけで・・・)
日常によくある分離
自分がいくつかに分かれているとか、分離意識と聞くと特殊に感じますが、日常的には気付くも気づかぬも、よくやってしまうことかもしれません。
それは性格や性分だ、建前として必要でしょう、という口実を伴うものもあります。
・言ってることと行動が別
・心にもないことを言ってしまった、やってしまった!
・一番にやりたこと、優先するべきことを、後回しにする(先延ばし)
・望んでいないのに、ネガティブな心持ちになる
・人によって態度を使い分けなければならない(礼儀などは別として)
これらには、大きな意味での豊かさ、愛、ゆとり(余裕)が枯渇しているため起こっているのかもしれません。豊かさ、愛、ゆとりに匹敵するものが備わっていく中で、緩衝されていくでしょう。(ざっくりしたまとめですが)
マニアックなところでは、他の霊体に引っ張られるとか、エンパス気質が周囲の感情やエネルギーに対して負けてしまう、なども、自己統合がうまくいっていないときに起こりがちです。
このような分離には、光(明るさ)、愛がもたらされることで、あっという間に統合できるものです。
光は、秒対応ですが、非物質現象につき、それを定着させるのは他の試みによるプロセスが必要になるでしょう。
エネルギーワーカーたちは、光の存在とも呼ばれますが、自身が光となる活動をする上で存在できるとも言えます。
補足
もし、「幸運の鐘」のイメージが浮かびにくいとか、好ましい鐘が見当たらないときは、鐘のシンボルを無理には用いずに、「今日が一番倖せ」をノートに書いたり、声に出して更新していく方法をお試しください。
意識が分離したり、気が散ってしまうとき、心・精神的に代表的な取り組みとして、
瞑想やマインドフルネス、身体の動きを伴うものでもゾーンや集中モードに入るもの、自分らしくあれることをやる、お互いをあるがまま尊重する関係(愛情関係、ペットなど)も、自己の存在を安定する軸になるでしょう。
(なお、薬物やアルコール、強い衝撃的な出来事による分離の場合、物理的な方法か、ご本人の意志が望む時に限りエネルギーによるアクティベーションかヒーリングなどが妥当です。)