ふだん人間(人類)が中心となって生きている社会では、地球上に数多の生物が生息していることを忘れがちです。目につく大きさや動きがあれば認識していますが、視覚的に見えず、感覚的に感じない、人間の聞こえる音域で音などを発していなければ、存在はしていても無きに等しいのでしょう。
お互いに存在をうまく住み分け、お互いの生命や活動に支障を及ばさなければ、存在を知らなくてもほぼ問題ありません。
海に入る都合がなければ、それこそ数多の海洋生物が存在し、間接的には共存していても、直接的に利害はないように思ってしまいます。
さて、生物の中で未知なるものの代表として、ウィルス(さぞ数多なことでしょう)が思い当たります。
その中で、人間の生命や健康を脅かす新型コロナウィルスに対して、相手?の正体がわからないゆえの不安や恐れが、今、世界的に広がっています。
生物の歴史を振り返ると、ある生き物が急激に密集したり、活動圏を拡大すると、その工程で、これまで影響、はたまた危害のなかった現象が起こるようです。
地球全体で(人類目線からは)生き物の調整期に入っているように感じます。
地球生物の営みとして考察してみると、社会や国家間のさまざまな都合は、様子をみながら従う道が妥当なのでしょう。ただ、それがどう読んだらよいのか、今は一生懸命になっても手探りなタイミングですね。
同種で生き物の調整をするレベルであれば、戦争や紛争(軍事・経済・民族etc)が想像できますが、今回は種をまたがるもので、何十年か数百年単位で発生するものなのでしょう。周期的にあります。
あらゆるカタチで、停滞や障害を感じ、それらが深刻なところ、なんとか凌げるところ、むしろ勝機として発展するところ、などあるでしょう。
地球は、必ず(おそらく、まだ若い惑星のようですから)進化の方向へ進んでいるでしょうから、そのための難解で未知数な課題を人類に投入し、進化の道筋へと促しているのかもしれません。国、地域、習慣、教育、文化などによりますが、あんがいサイレント・マジョリティ(=静かな大衆・物言わぬ多数派)の大きな意識は、臨機応変に観察し、妥当な判断を持ち合わせていますから、その点は大いなる進化に違いありません。
やはり好転的に、落ち着いて楽観的に過ごすことは、そのエネルギー波動(人々の想念)が現実を形成します。
一方、声の大きく聞こえがちな「恐れや不安の声」は、ハーモニーとして役割があるようです。恐れや不安の声は、ときに不可解な行動に出ますが、異なる着眼点を見せます。
人類が長年、自らではmakeover(変身)できなかった様々なことが、この期に大きくシフトしそうですね。精神意識の時代からすれば、多くの価値観、常識、ルールなどが大幅に変身しそうです。様々な専門家や影響力のありそうな方々の意見や予見は、そのためのカンフル剤かもしれません。
もっとも、先行きがわからないゆえに、調整し工夫し、うまく切り抜ける鍛錬も必要となるでしょう。
皮肉なことに、先行きに視点や重心を置くと、不安や心配になります。なぜなら、今の重心が不安定になるからです。不穏なときほど、目先のスパンで、今一刻に重心を起き、為すべきを為すと、むしろ肝心な運びに乗ります。
ちなみに、makeover(変身)を経た先に、クォンタム・リープ(飛躍的進歩・Quontum Leap)がありますが、それがわかり易いカタチのものもあれば、かけ離れたカタチのものもあるでしょう。これは、国や大きな組織に限らず、個人ベーズでも当てはまるでしょう。概ね、私たちは、自分ができることを、自分や周囲にやっていくことで乗り切っていきます。
日本語の便利なところで、語尾を曖昧に表現しておりますが(笑)一人類の私見です。あしからず。
P.S. 本日、ランチタイム瞑想(疲労回復で免疫アップ)のアイスブレイクでおしゃべりさせていただきましたが。桜は「休眠打破」で開花するそうですから、厳しい冬の時期は、自然摂理として春の花の源と思われます。