頭の調子はいかがでしょうか?(^^)
愚かやおバカとまでは思わないが、「頭が冴えない」「思考や判断が鈍る」「しっかり考えをまとめられない」等といった状況が頻発すると、「頭が悪いなぁ」と感じることでしょう。
頭の機能がうまく働いていない状態です。
勘違いやバグのようなもの、誰かに騙されたり後悔するような経験などから、自分の思考や判断が正しく機能していないと思えるでしょう。
急に頭の働きがわるくなるなら自覚しやすいですが、機能していない頭の状態がデフォルトになると、そのことに気が付く部分も機能していないので、「いつも頭がスッキリしない」「悶々とする」「問題を抱え込む」といった状態が日常化します。
さらに厄介なことは、たとえば、「このことのせいで悶々とする」「これは問題であり、なんとかしなければもっと問題になる」などと、根拠のない因果関係を勝手に作りはじめ、さらに、頭の機能に余計な負荷をかけ、エネルギーを消耗する点です。
「頭が(考えこんで)ぐるぐるする」「いつも頭が重たい」「ヘルメットをかぶっている感じ(閉塞感)」「頭がぐらぐらして不安定」「ぐっすり寝られない」などの症状に繋がり、悪循環になるほど、不安や心配を引きずるような問題視をする情報にも煽られやすくなります。
世の中のニュースが不安を煽るように感じて、情報をシャットアウトする手段がありますが、これは、余計な負荷や消耗をしないという意味で有効かもしれません。
そもそも、頭の機能が正常に働いていくと、不本意なジャッジをしなくなります。
不安やネガティブな解釈をせずに、周りの世界との関わりに自由であることを思い出します。
むしろ、学びや知性に通じる局面から観察したり、ユーモアやクリエイティブなアイディアを思いつくかもしれません。
メディカル・イントゥイティブ(直感医療)では、あえて、身体の調子や諸症状から、ご本人の自覚する課題の本質に向けてアプローチをしていきます。
現代人は身体機能のなかでも、知性の管轄である脳を集中的に使うためか、十分に機能させるためのエネルギーが枯渇したり、流れがとどこっている傾向を感じます。
エネルギーの枯渇や流れとは、気、血流や栄養の巡りとして認識してよいでしょう。
身体全体の機能をも司る脳・頭の働きがうまくゆかず、代謝やホルモンバランス、神経系に課題が現れているケースも多いようです。
また、頭や脳は正常な働きをする状態にあるものの、「頭の使い方がよくないですねぇ」というシュールな“情報”を拝見するケースも少なからずです。
頭・脳の働きに問題はなく、ちゃんと“仕事”をしているのは有り難いことです。
しかし、所有者ご自身が、その頭・脳の扱いがわるいというわけです(笑)
もっとも、頭の使い方も、頭が司っているのかも?しれませんが、ここでは、クライアントさんの意思や心がけのような領域を示唆します。
一般的に、頭や脳が認識し判断しているであろう多くの能力は、肉体レベルでは全身のあらゆる部位、機能との連携に起因しています。
肉体領域のほかに、ご自身の存在としての活動領域にも繋がっています。
個のエネルギー領域であるオーラや、集合意識などの広域領域、さらに超越意識である精神宇宙領域にも、脳の機能はアクセスしていることでしょう。(この推論には論理的な根拠はありません)
直感医療の個人セッションで、脳のバランス、ゴッドヘッド など、脳の領域に関係するアクティベーションを流すことがよくあります。
特にご自分でご自身を把握できない、という主訴からはいるクライアントさんには、百会を中心とする四神叢にエネルギーのポイントを打ってみると、健全なはずの脳を活用していないケースがあります。
Aさん「どうしたら頭の使い方がよくなりますか?」
と、使い方を改めたいとお考えのようです。ごもっともなのですが、妙にそのご質問もマトを得ていない感覚があります。
回答を得るよりも、いわゆる「どんな質問をするかのほうが重要だ」*という具合です。
質問の具合も含めて、Aさんの頭の使い方を改善するポイントには「ルーティン」というワードが出てきました。
ルーティンをやめるのか、ルーティン化するのか、二者択一というわけでもなく、そのどちらについても、Aさん自身が丁寧に意識して、自覚することが、頭の使い方をよくしていくことのヒント、と言えそうです。
Sさんの主訴は、「最近、体調も心の状態も今ひとつで、実際に心療内科で(ある症状名)診断も受けました。そういう気質は若い頃にもあったので、納得するのですが、今のうちに何か注意しておくことを知りたいと思いまして」とのことです。
症状が出ることは、今の状態を知らせる機能が働いているという意味でおおいに健全な状態です。
いくつか透視でポイントを整理したあとに、頭や脳で司っている領域を拝見しました。
Sさんの脳の領域のなかで、本能的な爬虫類脳の部分があり、独特の感性や能力を司る働きをしているようです。そこは健全ながらも、実際は機能し活用する機会がほとんどなく、近年は未使用な状態で温存されています。
進化した人類が活用している新皮質領域は正常モードですが、Sさんの核を担っている能力を圧迫し、使わない状態(使う必要がないように)を助長している様子です。
そこで、ポイントを打っていくと、徐々に、神秘的な感性や、少し周りとはズレる可能性のある感覚が稼働し始めるように視えてきました。
爬虫類脳と通称をつけてしまいましたが、一般の人とは感覚や反応は異なるものの、型にハマらない独創性や行動に繋がりそうな印象です。
たまたまその前のリーディングのなかで、Sさんは「人工知能(AI)の精度が上がり、人の関与が減るような未来の時代のほうが、精神的に適応しやすいかも・・・」という情報が出ていました。
爬虫類というと退化のイメージかもしれませんが、そうとは限りません。
考古学的に人類の進化をみると、昔の人類のほうが現代人より活用していたものは頑健であり、むしろ近代・現代人のほうが衰退する部分があります。風習、習慣、テクノロジーによって変化していきます。
例えば、縄文人は歯が大きくしっかりしているが、江戸時代から歯並びがわるくなるように・・・人類の進化に於いて「脳の働き」「頭の使い方」は衰える部分(退化)なのでしょうか?
昨年から今年のかけてのイヤーリーディングのセッションのなかでも、脳・頭の領域に関係するエネルギーを流す機会が多かったように感じます。
クライアントさんの感度によっては、「頭が軽くなった」「鼻からの空気の通りがよくなった」「眠くなった」と、反応の違いを受け取る方もいらっしゃいました。
ともあれ、セッションでは、エネルギーを流していますから、思考レベルでの理解を越える原因に働きかけているものです。
知性の部分で考え、理解することは、自己を知る機会や行動に対してプラスの作用が見込まれるでしょう。
*質問力が大事だ、という説はさまざまなところで聞かれるようになりました。近年では、時代の寵児、イーロン・マスク氏へのインタビューをまとめた半生の伝記のなかでマスク氏が告げています。
アシュリー・バンズ『イーロン・マスク』、講談社、2015。