今、どこか「痛み」を感じるところはありますか?
幸いなければ、ここ一年で痛みを感じることはありましたか?特定の身体の部分でも、心や感覚的な痛みでも構いません。
比喩的に、「痛々しい」思いや、気づかずうちにズレた言動をして「痛い」思いをする・・・などが思い当たるかもしれませんね。
あなた自身が痛みに無縁なら、身近によく「痛い」と言っている人を思い出してみましょう。
今回は、痛みについて、特に身体の「胸」を取り上げてみたいと思います。
胸は、ハート(心臓)や、胸部周辺です。チャクラやエネルギーレベルで観察すると、概ね第4チャクラになります。
ひと口に「痛み」といっても、言葉に置き換えて表現するのが難しいときもあるでしょう。息もできないくらいの痛み、鈍痛、圧痛、チクチク刺すような痛み、自分で「どこか身体が悪いんじゃないか」と感じる病的な痛み、自分で「身体の病気ではなさそうだけど、気になる」痛み、などさまざま。
胸に限らず、どこかに痛みがあるときは、その「痛みの感じ方」を感じるゆとりや余裕があれば、それはあなた自身のあり方に鍵があるかもしれません。
痛みの種類だけでなく頻度も注目してみましょう。長期化する痛み。何気ないときに痛みを感じ、消えたり現れたりする。寝起きや寝入り端だけに感じる痛み、など。
胸周辺で感じる痛みは、概ね、
・自分の自分に対する接し方や扱い
・自分に対して直接的に関わりのある人物との関係
・自己評価や、身近な人の自分に対する認識評価
などに関係するテーマがあるようです。
胸周辺といっても、たとえばよくあるのが、ちょうど胸の背面あたりにある肩甲骨や肩から広がっている広背筋のあたりの凝りや痛みも上記のテーマを引っ張っている可能性があります。
文字通り「責任を肩に担っている」状態が続くと、その重みや圧は慢性的な痛みや、ハリ、肺への呼吸の深さや息苦しさに通じることはしばしばあります。
文字通り「なんだか人生が生き難い」、仕事や環境や対人関係について「あぁ、息が詰まる」と感じるときは、その状況に慣れようと努力する以前に、見直すことがある可能性もありそうです。
すでに、肉体レベルに症状と対処的な原因が現れているときには、物質レベルでの治療や処置が必要な時期にあるものです。
そこでは精神論や、エネルギーレベルのヒーリングはサポートにはなりますが、すでに現象の波動が異なるため、併用するのが妥当と思われます。
また、胸まわりの症状を持っている方、ご当人は「わかりません」とおっしゃっても、無意識に「胸」は感じているもので、心の持ち方に起因していると感じるときは、その方面に原因や解決する方法を探るようです。
ひとつだけの原因で症状や痛みが起こるわけではないので、アプローチも幾つか段階的に解決に導くものがあります。
胸まわりは心臓や肺があり、一般的に、臓器としては強靭なそうです。この世に誕生して去る日までノンストップで稼働しなければなりませんから。それらの周辺の神経網がストレスや警戒を認識すると、間接的な症状や痛み(他にもしびれ、不自然な反応など)を伝えることが多いそうです。
たとえば、身体で感じるけれど、病気のような悪い痛みとは違う・・・とご本人が感じる場合や、一応は病院で検査し医師から「身体的に問題はない。原因はわからない」と言われ余計にわからなくなる場合があります。
Sさん「この2.3週間程、胸の真ん中、骨なのかどこなのかもいまいち分からないのですが、痛みを感じる時があります。痛みのニュアンスを説明するのも難しいのですが、ズキズキと痛むような病的な感じとはまた違うのです」
そして、最近転倒したりぶつけたこともない、とのことです。
どんどん痛みがひどくならないのであれば、初期段階でしょうから、身体の本来もっている自然回復力を起動するとよいでしょう。Sさんの場合は、仕事や日常が忙しい影響も考えられ、身体の回復力を高めてあげることと、根底にある心の持ち方、生き方の工夫で緩和しそうです。
強烈にショックなことがあり、それが胸の痛みの起点なるケースがあります。ご本人が自覚する場合が多く、痛みの発生する少し前に、事件やショッキングなことを体験しています。
特に小さいときに、このパターンを持っていると、大人になっても、似たような驚き、衝撃、ショッキングなことがあると、「あぁ、胸が痛い」と認識します。
Mさん「よく胸が痛くなりますよ。若い頃なんか、振られる(失恋)たびに胸がヅキヅキして。呼吸だって苦しくなるのがわかりました」
感受性のレセプターが特に胸にあるようです。痛みではなくても、胸騒ぎのようなザワザワ感などのバリエーションがあるそうです。
Mさんの場合は、この胸の感度は、自分を擁護するための働きであり、動物的な身を守る働きがあるようでした。リーディングしてみると、これまでこのレセプターのおかげで強度なストレスを回避してきているようでした。
「痛み」は、やはり感じると嫌なものですから、悪者扱いしがちですが、「痛み」そのものは反応です。
本人が比較的早期に改善すべき点を警報として伝えています。人の力を借りてでも・・・の段階が多いです。まずは「痛い」と発する、「痛みを感じていることを人に言う」という基本があります。
あまりに痛いときは、だれでも声を出したり、泣いたりするのは、自然のことです。
痛いから病院に行く、というのは、必ずしも治療をして治るために限らず、自分の痛みのためにエネルギーを注ぐという段階にあります。時間をかけて通ったり、お金を払ったり、とエネルギーを要します。もしかすると、痛くなるくらい、これまで放置プレイしていた自分の何かがあるのかもしれません。
「痛み」は警報やサインですが、何から、なぜ、痛みが発生したのか?に繋げようとしているものです。ですから、内観になれている方は、「痛み」(ペイン)と対話をするという方法が取れるわけです。
むしろ「痛み」の警報やサインが起動しないときのほうが、身体的にも、また人生における諸々においても、深刻なことが多いですが。
「痛み」の通訳はなかなか難しいのです。
「甘えたい」とか「じっとして怠けているから」という、拍子抜けなケースもあります(笑)
以下、胸のあたりで感じる痛みの対処策として、身体的、心理的、エネルギー的な対処方法を挙げてみたいと思います。
・自分を大切にする
・無理や我慢、不自然なことをやめる
・何か、誰か、過去などに対して「犠牲」になるのをやめる
・自由でいる
・自分や誰かを責めるのをやめる
・罪悪感を持たない
・人や何かを非難、批判しない
・ワクワクすることをやる
・人に認めてもらうために働くのをやめる(特定の人であれ、世間であれ)
・自分を差し置いて、他者を優先しすぎない
・人が自分のことをどう思うだろう(批判されるだろう)という意識の導線を切る
・気持ちや気分を切り替える
・身体を動かす(運動、行動する、など)
・ふだんより良質に寝る(睡眠時間、快適な睡眠)
・衣食住で不摂生があれば、改善する
・身体によいものを摂る
(稀に「身体に良いものは値段が高い」とおっしゃる方がいますが、身体に良くないものはとかく食べすぎるため結果的にお金がかかるでしょうー笑)
・身体をさする、ほぐす、伸ばす、広げる、動かす、リラックスする
(血流、エネルギーが流れ気の巡りがよくなると、多くの症状は緩和改善します。ただし、痛すぎるときはNG)
・大胸筋、小胸筋、二の腕を優しくほぐすようにマッサージしたり(強い痛みがなければ)、肩から腕をまわす
・水を飲む
・不安や恐れの幻想を手放す(思い浮かんだら消す)
・特に好きな動物がいれば、その動物と関わる(お花、植物でもOK)
・特に痛みを感じる環境があれば、その場から離れて、痛みの和らぐ場所や屋外へ行く
・身体の姿勢を正す(姿勢を正せる程度の痛みであれば)
・パステルカラーや明るい色を着る(胸元やアッパー。下着でもOK)
・深呼吸をしながら、嬉しいこと、恵まれていることを10-30個程度書き出す
・気にしすぎない
痛みと対話すると、いろいろなメッセージを持っていることがあります。それらは的を得ていることもあれば、思い込みかもしれません。
痛みに、意識や関心を向けてあげるという態度やエネルギーを注ぐことが、特に初期段階では肝要なようです。
ただ、性分によっては、気にしすぎること、心配しすぎることで、余計な痛みの負荷になる可能性があり、そのへんの匙加減が大事ですね。
「病気・症状と対話する Talk to Me」というオーディオセラピー®では、自分で症状と対話ができるでしょう。
しかし、さっぱりメッセージらしい返事がないときは、「痛み」や不調をまずはそのまま受け入れて、という段階のようです。
明覚な反応がないと残念に思えるでしょうが、通常の意識でわからないだけで、さまざまに反応や意識疎通はなされています。検査しなければ、自分では血流の流れや血圧の具合がわからないように。
わからない、頭で理解するカタチではない方法での繋がりは、頭で理解する情報とは比較にならないほど意義深い可能性があります。そもそも、簡単に自分でわかれたら、そうそう症状や病気になっていないでしょうから・・・
もし、今、胸あたりで痛みを感じていたら、何かしら変化の参考になれば幸いです。