NLP(神経言語プログラミング)には、習慣や行動の改善、本質を見極めるためのさまざまなスキルがあります。コミュニケーション能力を高めるために、コーチングのなかでもNLPはよく登場します。
このコミュニケーションは、ビジネスや対人関係にフォーカスされがちですが、とどのつまりは、自分自身とのコミュニケーションがレベルアップすることで、他者やさまざまなシーンで成果を発揮するわけです。
コミュニケーションのなかでも、自分自身の症状や体調が対象となるのは、面白い切り口です。名のつく病気や慢性症状に対して、あたかま対・人物と向き合うかのように対峙すると、関係性が変化していきます。
この場合、諸症状との関係性とは症状そのものや、症状に付随する諸々、取り巻く環境などです。
そもそも、とある症状にまで至るには、そのサインに気づかなかったり、気づいていても無視せざるを得ないとか、すっかり後手になってしまった可能性があります。
我が身に起こっている症状であり、もっとも身近な相手でありながら、その症状や症状を伴う苦痛(痛み、痒み、花粉症の場合はそれらの症状など)とスムーズにやりとりができません。
花粉症のようなアレルギーは、人の性格に置き換えると、寂しがり屋やまるでかまってほしいような性質があります。症状を持っているご本人の性格や価値観、考え方とは別の部分です。むしろご本人が全く自覚がないような、ほったらかしにしていても気にしないようなところでもあります。
心情的なケースもありますが、情緒的なものだけとは限りません。
大人になると人付き合いや、まわりの空気を気にかけるようになり、当たり前になっているような態度や行動です。自分は大丈夫な範疇で、むしろ体力や気力もあり、なんともないと思っていながら、無意識に消耗していたり頑張りすぎがあると、心身のバランスがくずれたときに免疫力が作動(または誤作動で過剰反応)するとも言えます。
花粉症の場合、直接的な作用は花粉や大気の状況が引き金になるでしょう。そのパターンを作ってしまった身体の抗体プログラムもあります。
NLPには、ご本人ならではの本質、原因などを探るのに適した方法が多々あります。花粉症なら、みんなこれをやったら効く、この薬は万能だ、というわけではありません。NLPをつかって、ご自分自身で原因や本質、はたまた緩和する方法を探ってみよう、というものです。
多少なりとも、「病いは気から」という言葉の意味を実感したことがある方なら、花粉症という症状も、ご自分のどんなマインド、気(気持ち、性質、エネルギー)が原型にあるか、関心を持つかもしれませんね。
なお、セラピーやヒーリングなどに共通しますが、心理療法やこのNLPでも、これをやったことで治る、緩和するとは限りません!
ぼんやりした気付きや、「どうなのかなぁ、良くなるのかなぁ」と曖昧のまま体験が終わることもあるでしょう。しかし、瞑想や内観、自分自身の症状と対話することで、日常に戻ってからあなたの感度が上がります。つまり、たとえば、自分にとって花粉症対策や緩和になるような情報、人やモノとの巡り合わせがよくなります。関心を深くもったので、アンテナ感度がよくなります。
もちろん、一発で症状がおさまる方も少なくありません。が、ここは代替医療の領域ですから断定は控えるのが妥当です。
先日の「花粉症シリーズ・オーディオセラピー体験会」では、花粉症以外のほかのアレルギーや慢性症状をお持ちの方も参加されました(オンライン)。
花粉症をターゲットにした誘導ではありますが、ご自分で「花粉症」を別の症状に置き換えてやっていただく要領で進めてもらいました。
それ相応の気付きがあったようです。
体験会の後日、夢の中で二晩にわたり、アレルギーに関する夢をご覧になったというYさん。
「私は猫アレルギーがあるのですが、夢の中で、猫を触っていて、触りながら、ダメじゃん!!!!って慌てていたり、ハウスダウトアレルギーによくない絨毯が敷いている家に住むことになっていたり、避けているものがドンドン出てくる夢でした・・・(略)」
これまで、猫アレルギーなどに対する慢性的なストレスが、焦りのように夢の中で出てきたのかもしれません。
「私は卵と小麦アレルギーがあるのですが、冷やし中華を食べましょうというシーンで好きな具材を自分で取ってねと言われ、取るのですが、取ってから、あ!卵!ダメじゃん、これも卵入ってる、そもそも麺が小麦じゃん!!食べられない!で目覚めました」
Yさんは、夜の夢を見る意識のなかで、より深い潜在意識から感情やストレスが浮上したのかもしれません。
アレルギーは、焦り、ストレス、緊張感とも関連があります。
日頃からリラックスする、のんびり癒すといった暮らしも症状緩和にプラスになるでしょう。
人によってはアウトドアが大好きで花粉の多いシーズンでも外で自然に触れ合いたいかもしれません。私の知人にもいます。
すると、症状にはあがなえず大変なことになるでしょう。好きなアウトドア以外の生活や仕事、日頃の体調などに、実はご本人が自覚していないストレスフルなもの、緊張感などがある可能性はあります。
今回の体験会は少し長めです。前半のNLPでの考え方、リフレーミングについて少し学んでいただき、後半オーディオセラピー「花粉症の原型を見つけて、77%緩和するためのNLP瞑想」を体験なさってみてください。
Youtube動画はこちらから 【花粉症】根本改善にNLP瞑想
長年の諸症状は、ひとつだけのことで改善、完治するのは難しいものです。体質改善、体力をつける、休息、栄養などの実質的なアプローチも大切です。体質は気質にリンクしており、ご自身の当たり前の性分やパターンのようなものが、症状を引き受けている根本にあるかもしれません。
ただし、原因を追求しすぎるのもストレスになり、むしろ「症状そのものを否定する」という対峙になります。気楽にやってみるのがポイントです!
花粉症・・・なんらかの症状改善、緩和になりますように!