今年のバレンタインデー♡ワークショップは、恋愛・愛情・パートナーシップのテーマについて、ハート(心)エネルギーに働きかける内容でした。
基本的に、自分の心の状態や、パートナーに対する思いと自然に向き合えるひと時を持つことが癒しであり、ハートに活力をもたらすようです。
ワークショップでは4つのワークをやりました。今回は、自分でできるメンテナンスや興味深いフィードバックをご紹介したいと思います。
ハートのコンディションについては、「メンタルが強い、弱い」「マインドが下がっている」などと、さまざまな言い方があります。エネルギーワークやヒーリングでは「ハートセンター」「ハートエネルギー」と呼ぶことが多く、心理や精神面の観点からは「マインド」、さらに身体運動や肉体に対峙して「メンタル」という表現が多いようです。
あるいは、自分自身の中で整理すると、「マインド」「メンタル」いうことが多く、対人関係、恋愛コミュニケーションの切り口では「ハートセンター」ということが多いようです。
さて、このハートのメンテナンスが疎かになり、エネルギーが弱ってくると、次のような状態に現れやすくなります。
ハートメンテナンスが必要なサイン
① 愛情、感性、感覚全般が鈍くなる
たとえば、愛情、友情、人の情全般に対して懐疑的になる、信じれらない、深読みをするといったストレスが現れます。センサーが鈍り、ピンとこないので確かめたくなるわけです。
相手の言葉や態度が本当か確信がもてず、つい被害者意識になります。それはごもっともで、これ以上ダメージを受けたくないほど、ハートがお疲れだからです。自分がこれ以上傷つきたくありません。守ろうとして保守的に、閉鎖的になるとか、逆に相手に対して煩わしいのでバリケードを張ったり攻撃的になる場合もあります。
② 知らぬ間に自己中心的な考えになる
ハートが元気だとのびのび大らかですが、元気がないと閉鎖的になります。それなりに愛情をもって考え、太刀振舞っているつもりでも、自分の考えや思い込みの中で、相手や相手とのことを想像しています。これが無意識のコントロールです。相手をコントロールをしようとすると、自分が振り回されてしまいます。そして、さらにハートが疲れてしまいますね。
③ 直感、思考、行動が連動しない
感性が鈍くなりつつも、直感が働かないのはわかる、という状態。一生懸命考えますが、堂々巡りをし、行動に移せないのが特徴です。ピンときていないために、行動に移せません。ある意味、ちゃんとブレーキが働いてくれています。生来真面目な方がこの状態にハマると、内部葛藤でさらに疲れるでしょう。
④ パートナーや身近な人に自己投影する
縁あってパートナーになった相手は、それだけ自己投影(鏡)にしやすい人でもあるようです。相手と自分との問題として映すこともあれば、相手に対してだけ問題があるように映すこともあります。そして、ハートのメンテ不足のため、投影していることに気付かないでしょう。先の、自己中心的な思い込み、の状況ですね。
ワークショップ中にOさんは、面白い自己投影に気付かれました。
Oさん「いつも夫が私に対して人のせいにする!と思っていました。そういう口ぶりに聞こえていたんです。でも、ワークをやってみると、自分が夫から非難されているように受け取っていたのかもしれない!と少しギョッとしました。
逆も真なりなのか?」
正解はわかりませんが、おそらく、誰かのせい、何かのせい、という因果関係の構図を離れることがベターと言えそうです。ハートが元気になり、余裕があると、何かのせいという因果関係にこだわらず、「こうするほうが心地よい」といった感覚に変わるでしょうから。
⑤ 健康を蔑ろにする
体の健康、心や精神の健康ともにありえますが、自分の生存に必須な健康や自分の人生そのものを蔑ろ(ないがしろ)にしてしまったり、そんなつもりはなくても無意識に自分を痛めつけるようなことをしてしまうようです。ハートは愛のエネルギーセンターですから、そもそも愛(生命)のよりどころが何処にあるのか、わからなくなっているのかもしれません。
Kさんは自分の体が重たく、疲れがたまりすぎて、軽い運動をしたり食事をコントロールするのが難しくなっていました。それでも、少しずつ毎日エクササイズをはじめていますが、首まわりが懲りすぎて堅く、すぐには体がほぐれてくれません。
これまで長年の心労、家族などの負担もあってのことですから、少しずつ荷物をおろして、焦らずに体調を整えていく段階のようですが。
Kさん「ゆっくり毎日できることをやっていきます。自分の身体を大事にすることに慣れていなくて焦ってしまいました」
身体を大事にすることに慣れていない・・・と、自分のことがよくわからなくなってしまいますね。でも、ハートは正直に反応しますので、少しずつ労ってケアをしていくと徐々に改善していくものです。
⑥ 愛より恐れが先行する
言葉で説明すると蛇足になりそうなのですが(笑)
たとえば、愛を以って為すことは気持ちよく(魂が喜ぶ、などと言われます)、恐れが先行して為すことは、気持ちよくない(もやもやする、嘘がある、etc)でしょう。
ハートメンテナンス・日常編
❶ ハートが喜ぶこと、愉しいこと
個々人さまざまです。自分が“正直に”晴れやかに感じることを心がけることです。
無理や我慢や不自然なことでも、うわべで得策と思えることを選ぼうとするのは、アンチです。必要な鍛錬や、頑張ることで成長や磨きがかかるようなことは、大変でもハートにとっては愉しいプロセスです。
❷ 癒しや休息
❸ ちょっとした冒険、好奇心を満たす
❹ 笑う、心からの笑顔
❺ 好きな何かがある
人でも、生き物でも、活動でも…純粋に好きな何か。
❻ 体を動かす
運動、エクササイズは呼吸を肺に送り、血流の循環を良くします。物理的に心臓の働きを活発にします。
❼ 生き甲斐、やりがい
ミッションや使命とまで大きなことでなくても、意義を感じること、事の大小を問わず自分が信念をもてるものがあるのは元気の源です。一日のスタートから違うでしょう。
❽ 恩恵や恵に気づくこと
感謝や恩恵に気づくことはとても感覚的で、感性が現実的に定着していくとおのずと「ありがたい」「恵まれている」と認識するようになります。ハートが豊かであるバロメータでもあります。
❾ 心地よい、質のよい下着
肌に直接触れる下着類は、無意識に長時間あなたの感覚に作用します。素材、肌触り、質感の心地よいものなどを選び身につけるとよいでしょう。寝具などの心地も、癒しや休息と合間って、ハートをメンテナンスするでしょう。
➓ 自然・アウトドア
人工的な暮らしぶりが増えがちな現代です。自然の中に身をおくと、ずれたエネルギーを調整してくれます。特に愛やパートナーへの不信感、関わり方がわからない、他者に打算的になる、などのときは豊かな自然に触れると毒だしになりっます。
ハートメンテナンス・イメージ誘導
内観や誘導瞑想のように体験します。
ワークショップのワークを簡潔にしましたので、手順を覚えてからワークをするか、ご自分でスマホのボイスメモに誘導を録音してやってみてもよいでしょう。
① 目を閉じて、左手の平を優しくハートのあたりに置きます(やや左胸)。
② 左手を通して、ゆったり呼吸をハートに送ります。
③ 十分に呼吸を送ると、あなたのハートの扉が開きます。ハートの状態を感じて、観察します。ハートの疲れやストレス、愛や愛情についてネガティブなものがあれば、静かに受け取りましょう。
④ 具体的にそれが何かわかるときは、関連するエピソードや言葉などが思い浮かぶかもしれません。
⑤ 左手を胸からはずし、今度は右手の平を優しくハートのあたりに置きます。
⑥ 右手を通して。ゆったり呼吸をハートに送ります。
⑦ 呼吸にあわせて、柔らかいピンク色(春のような心地よい暖色でもOK)のエネルギーやイメージを一緒にハートに送りましょう。だんだん、先ほど左手で感じたネガティブなものが消えていくか、軽くなっていくでしょう。
⑧ 完全に、または、ほぼほぼネガティブなものが消えたら右手をハートからはずします。
⑨ あなたのハートだけに、ただ、意識を向けて何回か深く深呼吸をします。とても、静かな感覚を感じたり、目を閉じているのに、瞼ごしに外が明るいような感覚になるかもしれません。
⑩ スッキリ目を開けてください。
体験後の違いを感じてみてくださいね。
Mさん「左手を置いたときは、群青色の闇の奥に何か光っているものがありました。群青色はハートを重たくしていて、なんとなく過去を象徴しているように感じました。右手に変えてみると、光っていたものはダイヤモンドがついたきれいな鍵だとわかり、まるで海中から浮いてくるように右手の平にスポッとおさまりました。これからこの鍵を使えるのだと思います。たぶんこの鍵は自信とか、愛を信じられるとか、そんな感覚でした」
Oさん「赤いドロドロしたものが見えました。彼に対する「わだかまり」という言葉が浮かびました。右手をおいてピンクのエネルギーを送るとスーッと消えて、蝶が飛んでいるような春の柔らかさを感じました。ハートからざわざわするものが右手を伝ってきて涙が出てきました。春になったら何か明るく変われているような気がします」
Sさん「ハートに城壁のような岩がありました!右手から呼吸を送るとあっさり岩は消えたのですが、これが何だかわかりません。ただ目をあけたらすごくスッキリして後頭部までぐわっと広がりを感じました。何か取れたのでしょうか??ありがとうございました」
Hさん「ワークを始めるというときから、黒いベタベタした原油のイメージがみえて、ハートにおいた左手が引き込まれそうでした。だいぶ長い間あったみたいで。自分のものというより頭に思い浮かんだ人物が。ヒーリングはすぐにできました。自分はふだんからもっと自己主張していい、自信をもってやっていけばいいと感じました。弱気なところがこの人物に引っ張られたのかもしれません」
言葉によるコミュニケーションがあるように、他者とハートによるコミュニケーションの通信網があります。いわゆる「心が通じる」「気心が知れる」「感覚的にわかる」「ツーカーの仲)というインターネットのようなシステムがあります(あると感じる人には感じる、というものですが)。それは、お互いをよく知っているかは関係なく、初対面やあまり関わりのない人同士でも通じるコミュニケーションの経路です。
あなたのハートがよくメンテナンスできていると、このハートのコミュニケーションがとてもよく機能し働くようになるでしょう。