今年のゴールデンウィークはオンラインでタイムトラベルツアーを開催させていただきました。のべ20人の皆さまと潜在意識下の旅へ。6つの行き先では思い思いの体験があったようです。思わぬ感情が出たり、気づきやエネルギーの動きも多々あったご様子です。今頃は、リアルな旅行と同じように、旅のお疲れでマッタリされているかもしれませんね。
ちなみに、このときの疲れやマッタリは、意識と行動の調整が行われている場合と、ボーッとした状況からの切り替えが為されていない場合があります。後者の場合は、基本的に水や必要な栄養を摂り、具体的な行動に切り替えましょう。
この場でご質問のお応えをまとめてアップいたします。実際の体験はご本人唯一のものですから、推測からのお返事です。ヒントや参考としてお受け取りください。無記名アンケートのため文中は「あなた」呼びです(笑)
「私が体験したように乗り物に乗って向かった先が良い場面でない場所だったとしても、私が勇気を感じたようにその映像から得られるものがあれば問題ないのでしょうか?また、リトルMEが黄金の鍵をくれたのですが、それは自分を開ける、次の扉を開けるといった自分の解釈のままで良いのでしょうか?」
“良い場面”かどうかは、普段の価値観や常識が決めがちです。潜在意識には、善悪の基準はなく、ただその場面があなたに必要であり、今のあなたの資質に関連があるから体験に現れました。トラブルとしての問題はありませんよ。課題としての問題ですね。そして体験中、体験後にかなり昇華されたと思います。
鍵は、お感じのとおりの解釈で宜しいと感じます。この黄金の鍵を使っていくなら、自分が感じたままでいいのだと、自然に思えていくでしょう。
「最初の一本の道。と言うのが 目を閉じた後よりも、目を閉じる前の方が イメージが出来ていた。目を閉じたら見えなくなった。長い前後に伸びる道が見えなかったのは、見えなくても良いのかな。と。完全に一人になれてる部屋でもないからそこに原因が有るのかな。と思うのですが(家族の出す物音に少し気が向いてしまいました)」
ちょっとした影響でイメージが変化したり、見えたり見えなくなることはよくあります。目を閉じたら見えなくなることも珍しくありません。体験中の環境、ご家族の物音などが影響したのかもしれませんね。ただ、この事に気づかれたあなたの場合、ふだんから〈気にしすぎ〉の部分を潜在意識が示しているような思えます。それが普段は当たり前であなたらしい気遣いなのかもしれません。しかし、自分に集中することを妨げてもきた可能性がありますね。普段の何気ない癖や習慣を、このような体験を通じて知ることがあります。この事もあまり気にせず〈そうかもね〜〉くらいの感覚でよろしいと思います(笑)
「最初ガイドかどうか確認するとき、私は何か疑いの気持ちがありましたが、そのままワークを進めてしまいました。違うかな、と感じる場合はどうすればいいのでしょうか」
〈聞いてみたらいいよ(ご自分自身に)〉と出てきます。ガイドがまさかの偽物か?が問題なのではなく、ご自分の感覚を確認することが大切なように感じます。違うかな、と感じたら、〈じゃぁ、どうする私?〉とまた尋ねて・・・様子を見て判断しても良さそうですね。疑いの気持ちはわるくありませんが、それよりご自分の感覚や認識に注力すると、ブレません。
世俗でも、騙されまい、疑ってかかる人ほど引っかかるとも言いますね(笑)抵抗が起こるからです。
「高層ビルに入る時と、出た時のかたちが全く違かった。エレベーターも上がる時と下がる時で形が違かった。全く違う形になるのは良く有りますか?」
はい、しばしばあります!体験のBefore-Afterであなたの意識が動いたため、それをビジョンとしてご覧になったのでしょう。エレベーターが上がる・下がることで、異なる質の体験をしましたから、それを形状として示したものと思われます。かなり内観の目、ビジョン優位の方ですね。普段からビジョンで計画をたてると具現化しやすいでしょう。
「何度か涙が溢れた時の自分の状態が何だったのか 」
「リトルMEは小さい頃の自分でいつも出てくるが今回涙が止まらなかったのは初めての経験で不思議だった」
「泣くような場面ではないところで、感情が湧き上がり涙が出ました。いやな感じではないのですが泣かずにいようとコントロールできなかったです」
感情や涙が出るのは、非常に自然なことです。その経験を通して、気づかずに抑圧してきたものが浮上し、自然な方向へ“動き”を起こそうとする特徴です。コントロールする必要がないことを、ふだんはがんばって自制しており、このような意識状態に入ることでそのタガが良い意味で外れるものです。あとからスッキリしてしまう場合と、“動き”が起こったことで隠れていた感情や心情が現れる場合があります。
タイムトラベル体験中に感情、特に涙が出る方は、「もっと自由にしていい」「(本来の)自分らしくして」という傾向にあるようです。自由も、自分らしくも、言葉の意味を越えた感覚であり、それはそうなったときに“わかる”類のものです。
「人が〈待っている〉〈出迎えている〉ことに理由があるのか 。
体験の中で誰かが待っている、出迎えるには、理由も意義もあります。具体的な人物、ガイド、守護的な方であったとして、ひとつはこの方々があなたに用件がある場合と、もうひとつはあなたがあなた自身を待っている、出迎えている、といった場合です。
やや専門的な話ですが、本質的にはあなたがあなた自身を待っているのが本筋です。自己の目覚めや覚醒、はたまた開眼(悟り)のレベルまであります。あなた自身が目覚めることで、あなたを待っていた人たち(現実レベルの人物を含め)が本当のあなたに会えるわけです。あえてご説明すると・・・です。体験中は展開に任せていけば、実生活でも自然にそうなっていくでしょう。
項目によってエレベーターが下がったり上がったりすること、またその振り幅はどういった内容を表すのか 。階によって具体的な映像ではなく、色や芝生が広がっているなどのイメージが湧いたのですが、そのイメージや色がどういったことを表すのか (例:灰色は暗いなど)」
タイムトラベル体験に慣れてくると、体験中に〈なぜこんなにエレベータが下がったの?〉〈このテーマの未来に行くときはこんなに上昇した?〉などと、あなた自身で体験場面に尋ねる余裕が出てきます。これはジャッジや批判ではなく、体験を観察する意識です。すると、ふっと〈この未来は地に足がついたような安定感があるから下のほうの階なのかな〉などとわかります。
色や芝生の広がりについても、体験中に〈あれ?なんだろう〉とお気づきになったら、〈この芝生は何かな〉とゆるく尋ねることで、〈あっ、そうか〉など判明するものです。
しかし、ピンとわからないこともあります。それはそれでよいのです。抽象的なイメージや感覚ほど、より深い潜在意識下に入っています。ふだんの価値観として灰色は暗いというイメージを持っているとすれば、この場合、あなたにとって暗いという体験をしていたのかもしれませんね。一般的な色彩心理やカラー診断のカテゴリーと必ずしも同じ質の体験とは限りません。
初めてのタイムトラベルで、具体的な映像でないことについては、どういう意味なんだろう?と感じたり、項目によってエレベーターがなぜ自分の意識の中で下がったりするのだろうと根本的なところで不思議に思うこともありました。
この場で勝手にエネルギーを拝見しますと、それだけあなたはご自分のことをまだよく知らず、かなり潜在的な可能性を秘めていらっしゃるようです!タイムトラベルで体験するすべては、ご自分の日常を越えたさまざまなキャパシティを模っているものです(体験すべてがあなたの象徴の一部)。
*タイムトラベルに限らないテーマのご質問は、別コラムにアップさせていただきます。
最終日夜のタイムトラベルミーティングでは、4名の集いでアットホームにお話を伺いました。2-2のブレイクアウトタイムでは、それぞれシェアする体験があったようです。タイムトラベルは個人的な体験に入る方が多いため、各々のウェビナー体験でよかったかと感じます。一方で、直接お話することで、抜けが良くなります。
オンラインのタイムトラベルツアーは初試みでしたが、お愉しみいただきありがとうございました。再度体験したいワークは、オンデマンド動画をご覧ください。
体験の中で印象的だった感想や、各ツアーでもらった「ギフト」はバリエーションにとんでおりとても興味深いものでした。
また、通常3週間ほど潜在意識の変容にかかると言われています。まだ体験後の日が経過しておらず・・・これから日々丁寧にお過ごしになるなか、さらなる変化を味わってみてください。