近年は、春分の日を「宇宙元旦」と呼ぶスピリチュアル・ムーブメントが起こっていますね。古来の暦から見て、また季節的にも理に適った呼称だと感じます。
どんな過ごし方をしたら良いのだろう?
せっかくなら、宇宙元旦ならではの氣(パワー)を有効的に活用したい!
などと考える方は少なくないようです。
もっとも、概ね、私たちの自然と繋がるセンサーの部分で、宇宙元旦に似つかわしい考えや行動を取り、生活していることが多いものです。
宇宙元日の24時間に限定せず、前後1週間〜数週間に起こった物事には、少なからず兆しがあるでしょう。
クライアントさん方からのご相談内容や近況報告にも「宇宙元旦」に起因しているものを感じました。宇宙元旦というより春分の暦にまつわる方が馴染むものもあります。
というわけで、今回は、宇宙元旦にありがちな現象と、敢えて心がけてみるのもおすすめな内容をお伝えさせていただこうと思います。
① 今まで長くやっていたことが急に終わる。または自発的に終わりにしたくなる。
受動的であれ、能動的であれ、方法はどちらでも同等と言えそうです。
この時、薄々ながら、自分でもわかっていたと気づくこともあれば、不意をつかれたもののむしろそれを好ましく受け取れるでしょう。
物事に限らず、人付き合い、ご縁などにもおおいに該当します。
Kさん「以前のカウンセリングで話に出ていたので、どこかで予感していましたが、とてもよくお仕事をして下さった方が退職されると聞いて、正直なところショックです」
職場の人事も、ちょうど年度末のタイミングですね。
このようなKさんのケースでは、敢えて、このご縁の節目を自然に好意的(肯定的)に解釈してみると、実際に職場の方が退職される日までにも、予想外の喜ばしいことが起こるかもしれません。
ちょっとチャレンジングですが、無理くりではなく、自然に受け入れるように捉えると、実際の物事はお互いに望ましい方向へ向かっていきます。
春、宇宙元旦のタイミングでは具現化しやすいのが特徴です。春は、喜びや明るい思考が優勢になりますから。
② ハマっている物事を変えやすくなる
①と比べて、どちらかというと自主的にハマっている物事、習慣、本当は望んでいないのに止められないようなこと、などを方向転換しやすくするタイミングです。
春に目覚めるが如く、あるいは元旦に意を決するが如くです。
ポイントとしては、普段と違う過ごし方をしたり、普段やらないことをやる、といったイレギュラーなサイクルに便乗することで、今までは変えられなかったことに踏み切りやすくなります。
自分自身にあくまでも正直な基準において、意志がすっと行動を決めます。
「よし!こうしよう!」という具合に。
体裁や周りの期待に応えるようなことでは、なかなか意は決まらないかもしれません。
例えば、やめたい・変えたいような習慣があるとして、それが心の底からそうする必要があるとわかった時に、宇宙元旦がサポートしてくれます。心の底=直感的 となる人もいます。
念の為、元旦の決意が三日坊主になることもあるように(笑)、シンプルで継続しやすいものをご自分なりに設けておくと、ブレずにいけそうです。
③ とても眠〜くなる
常に眠い方には、ピンとこないかもしれませんが、普段とは違う類の眠気と申しましょうか。
「春眠暁を覚えず」という言葉通り、春の陽気のせいであったり、草木の芽吹きや春の花々の開花に共鳴しているところもあるでしょう。
「いくら寝ても眠い」
「起きていられないくらい眠い」
「食べるより眠りたい」
あるいは、実際に体が疲れていて、そのことを強く自覚しやすいために、
「ゆっくり休めたい」「思い切り寝てしまった」
ということもあるでしょう。
できれば、寝ていただくほうが、宇宙元旦のエネルギーを促進することになるようです。
他のシーズンでもそうですが、心地よく眠れるとか、心地よさはないかもしれないが夢をたくさんみる、といった睡眠下の意識は、うまい具合に雑多な潜在意識の情報(脳・身体感覚からの情報諸々)の整理が捗ります。
日常のストレスはもとより、霊的な感覚、カルマや過去世がらみの情報までも、自然に健全な方向に処理を進めてくれます。
また、日本の風習である春の彼岸の時期ですから、ご先祖様や、そちらの方面の波長とも繋がりやすくなります。
④ 感謝の気持ちや行動が起こりやすい
行事的な節目にも被りますが、意志的、無意識的にも、感謝の思いや行動を示すことが多くなるでしょう。
突発的に、それらを示すことを思いたったり、良心的な行動を自然に取りたくなる、など。
そもそも心がけもありますが、宇宙元旦や春のような氣は、人をおおらかに拡げ、拡張するエネルギーです。そして、そのように自然に取ったアクションは、狙わずとも、大きくご自身の喜びに還元されるものです。
日々、いろいろネガティブな思いがよぎるかもしれませんが、宇宙元旦に至っては、望まない考え方や思いに気づいたら、敢えて喜ばしいような考え方や思いに変換してみましょう。
ちょっと知恵や捻りを導入する必要があるかもしれませんが、解釈を自由に創造する練習になります。
⑤ 疲れていたもの、消耗したものが壊れやすい
心身の健康面に現れることもあれば、愛用している物、家の中でよく働いている物などのこともあります。
そのことだけをみると、あれ?!困ったな、運が悪い、などと考えてしまうかもしれませんが、それなりに丁寧に考察してみると、納得する落としどころがわかり、うまく対処できるでしょう。
ケアをしたり、修理、買い替え、補強など、普通に思い当たる方法でなんとかなることが多いです。そのことをきっかけにして、おそらく、新しい何かがスタートする象徴的なことになるでしょう。
新しいものを新調して暮らしぶりが変わるとか、健康管理を通して習慣や価値観が一新するのかもしれません。
⑥ 新しい計画を立てる
自ずと新しい計画を立てたくなるとか、ビジョンが浮ぶという方も少なくないでしょう。
敢えて予定やプランを立てるのに良いでしょう。
お正月の元旦から行動を起こす人もいますし、お正月は一年の計を立てる日と考える人もいるように、宇宙元旦からすぐに行動に起こさなくても良いのです。
計画と呼ぶほど具体的でなくても、こんなふうにしていきたい、こうしてみようかな!と思いついたことは、書き留めておくと後々に通じる可能性があります。
春、すぐでなくても、近い将来、実行し展開するに相性の良い思いつきや、思いがけないビックチャンスに繋がるかもしれません。
⑦ 静かなひととき
ふっと静かな時間や場を持ちたくなるとか、人出や喧騒のある場でも“じぶん”で居られるような状況で過ごしたくなることがあるかもしれません。
瞑想や内観の時間、思い出の整理、片付け(断捨離)、没頭するひととき、音楽などアーツに浸る、など。
もしも休日と被り、「特に何もしないでぼーっとして一日が終わってしまった!」としても、それもひとときはアリかと思います。
「溜まっていた掃除や洗濯で終わってしまった!」としても、片づけとしてアリかもしれません。
というわけで、宇宙元旦とその前後のあるあるを挙げてみました。
正しい迎え方や、絶対的に運気のよくなるような過ごし方があるわけではありませんが、敢えて申すなら、ご自分が心地よく感じる一日を過ごされるとベターですね。
ご参考になれば幸いです!
追伸:ちなみに私の宇宙元旦といえば、計算の脳ドリルにどハマりでした(笑)