バレンタインシーズンですが「ハートの仮面」についてご紹介しようと思います。
ここでいう「ハート」は、さまざまな次元における生命力を象徴しており、身体をもって生きる次元では「愛」「愛情」のシンボルに象られているでしょう。
さまざま・・・と申し上げましたが、たとえば、肉体圏外では、ハートは復活や再生、不死などの威力を発揮します。
次元の違いは認識しにくいものですが、奇跡の復活や再生、ダイハードな現象は、多次元のハートが作用している可能性があります。そして、それを私たちは「愛だ」と表現することが多いものです。
次元の話はさておき、もしも、あなたの大切なハートに仮面をつけているとしたら?
何かと不自由な気がしますね。
いや、むしろハートを守ったり、偽る必要があるのかもしれません。
仮面をつけることの良し悪しはさておき、「ハートの仮面を外す」というアクティベーションがあります。
概ね、ご自身のハートが「仮面を外す時期である」「仮面による不都合に気がついていない」といった状態の方々に働きかける傾向にあります。
肉眼視できないエネルギー領域は、感覚的、主観によるものと思われがちですが、一般の方でも「胸周りの圧迫感がある」「呼吸が思い切り吸えない感覚はある」「そういえば灰色な何かに覆われている」と認識できるセンサーをお持ちです。
もちろん、顕在意識では無自覚な方も多いでしょう。
「ハートの仮面を外す」用途は、すべての恐怖にまつわるエネルギーを取り除くことです。
念の為、怖いことや恐怖現象と遭遇しなくなるかどうかはわかりませんが、絶対的な実体を持たない恐怖から解放される、というものです。
そして、恐怖の素は人工的なものです。
素というと、ロングセラーの味の素さんを思い出しますが、まさに合成うまみ調味料のようなところは似ているかもしれません。
たとえば、恐怖は、オカルト映画が好きな人には溜まりませんし、レベルはともかく、多少の恐れは刺激や意欲という働きが、心理的にあります。
また、特に「ハートの仮面を外す」用意のある方々は、恐れによって隠されがちな、もう少し深いところ、本当のところ…などに繋がるほうが、実は遥かに生きやすいようなのです。
思うように前進できない、行き詰まる、変わりたいのに変われない(いずれも、それらが必要かどうかは別にして)という方々の多くは、恐れシリーズのドラマに影響されている可能性があります。
今年のイヤーリーディングでも「ハートの仮面を外す」を流す方々は多めでした。
Mさんにこのアクティベーションが流れてゆくと、分かりやすくハートが黒い鎧のようなものに包まれているように視えました。
恐れに包まれていて、かといって恐れを解放することも怖がっているハートのようです。
なぜこんな状態なのか?を問うてみると「身から出たサビ」という言葉が出てきました。
Mさん「えぇー、自分のせいなんですか?!」
確かに、身から出たサビにはそのような意味があります。
もう少し丁寧に分析してみると、どうやら身から出たサビの元は、「自分のことを大切にしてこなかったから」というものでした。
つまり、ご自身を大切にされていくなら、すぐにサビは落ちてハートは楽になりそうです。
Mさん「これって、むしろ私が周りに話していることなんです。もっと自分を大事にしたら…って。私の場合、自分を大切にするという意味がわからないです、どうしたらよいのでしょう…」
確かに、昨今は、社会でも「自分を大切にする」という考えがかなり浸透してきています。
ひと昔前、かれこれ昭和の時代でも、自分を大切にすることなんて、わがままは自分中心だ、という一般的な意識が強かったように思われます。
「自分を大切にする」は、ケースバイケースであり、言外のニュアンスは人それぞれなものでしょう。
先のMさんの場合は、今年はとても行動的に遠出をする機会が増えるようですので、リアルな体験をご自身に増やしてあげることが、生命力や活力をご自身に注ぐにことになり、「自分を大切にする」大きな作用になると拝察しました。
何より、咄嗟に「自分を大切にするにはどうしたらよいのでしょう」と、外に答えを探さなければならないことも、ご自身を大切にする方向性を正すことを示唆しているようです。
もっともセッションですから、質問していただいてOKなのですが!笑
なお、これまではご自分を大切にしてこれなかった事情や背景があり、それはそれでご経験の一部として糧になるようでした。
「ハートの仮面を外す」を流しているときに、ふっと他のテーマがあることを感じるとるときがあります。
少々時期が遅れてイヤーリーディングを受けられたYさんは、「自死の意識と繋がる」をディアクティベート(非活性化)する必要がありそうでした。
これはご自身が自死の考えをもっているというより、そのあたりに浮遊しているかもしれない(wifi電波のように?)刹那的で、生きるのが辛い、今日も生きる(生活)ことがしんどい、などという想念や集合意識に反応していらっしゃる意識のようでした。
Yさん「結構、人の辛い話やそういうことをもらいやすい、聞いてほしい、と言われることが多いです。この前も、そういうことがあって…そのときは断りましたけれど」
ある種の感性、情緒とも言えます。
ふだんは、私の感情や考え、あなたの感情や考え、と人ごとに分離されているのですが、私もあなたもみんなも…日本人だから…女性だから…◯◯世代…といった共有や接続可能な意識があります。
そこで繋がってしまうことにより、自分でもほぼ気づかないまま、影響を受けているということになるでしょう。
関連のあるテーマと一緒に、ハートの仮面らしき制限も抜けていくようでした。
なお、共感意識が強い方には、周りにグリッドをはるようなことを行います。
しかし、それは物理的な網や塀とは異なり、ご自身のエネルギーや意識がハッキリとお元気になることで、健全な境界が整うというものです。
過度に防御するとか、変なものはこちらへ来るな!という目的や働きではありません。これらを目的にしてしまうと、なにげに恐れを同伴してしまうでしょう。
ご自分には「ハートの仮面があるのか?」「ハートの仮面を外したい(ある気がする)」という方は、こんな方法もお試しいただけるでしょう。
・部屋を暗くするか、夜寝る前にベッドやお布団に入り、上向き寝る。
・ゆったり胸式呼吸をして、胸周りを広げる。右手の平をハート(胸)の上に置く。
・ハートに仮面があるか?感覚的に感じるか、言葉で「仮面をつけている?」と尋ねる。
・尋ね終えたら、右手を外し、左手の平をハート(胸)の上に置く。ハートからの反応や、内なる言葉を聴く。
・ハートの状態を知りたい、仮面を外したいときは右手の平をハートの上に置き、ハートからの反応や返答をもらうときは左手の平をハートの上に置く。質問と返答のやりとりは、ひとつずつ行うのがポイントです。
ご自身でハートに繋がる、自分で“わかる”という感覚を高める働きにもなるでしょう。
なお、これをやっていて途中で寝てしまう方も少なくありません。その方は、睡眠中にこそ、ハートの仮面らしきものが外れていくのかもしれません。
実際、ハートが仮面を必要とするのは起きている間のことでしょうから・・・