2021 September
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
そろそろ日の傾きや日の入りの時刻が変わるなど、ゆっくり季節の変化を感じる頃かと思います。
人によっては、少し情緖的になったり、抑えてきた感情が浮上しやすくなるでしょう。
少なからず、それは気温や自然環境による影響かもしれません。
9月といえば、昔から新学期や生活サイクルが変わるものと、どこか意識づけされている人が多いと思います。
前向きな予定やお考えがある方は、自然に過ごされるでしょうが、不安を感じる兆しがあるとか、無機質に月日がすぎていく感覚の方は、ご自分自身のことや過去のことから否定的なものを引っ張ってくることがしばしばあります。
一年をとおして、そういうことはありますが、周囲に変化の区切りがあるときには、自分だけが取り残されているような、本来のあるべきところから何か遅れを取っていると思ってしまうようですね。
落ち込みとしては地味ですが、このような傾向にある場合は、本質を押さえておかないと、定期的にリピートする心境です。
現在や過去に対し否定的に考えたり、未来に対してむやみに思いを巡らせると、思うように身動きが取れません。ふつうに考えているようで、かなり批判的に厳しい考えをご自分に向けてしまっているようです。
後悔や嘆き、「もしもあのとき・・・」という想像、「もっと何かがあれば満たされるのに・・・」という言い訳などなど、なにげにこういう考え方のときは、罪悪感や罰するという概念を自分や周りに向けてしまっています。
本来ならあるべきものや、失ったと思っているものを取り戻して、自分のエネルギーを得ようとしてします。でも、かえってこれは消耗します。
実際に気力や体力、活動する意欲、お金や資産にもロスを与えかねません。
たとえばこんなケースがあります。
「親戚とのもめごとから、本来受け取るべき遺産を取られてしまった」
「引継ぐはずの会社をきょうだいに奪われた」
そのような確執がある失い方もあります。
過去の実績や評価、貯めてあった十分なお金などが失われていく思いに焦るクライアントさんもいらっしゃいます。
当たり前であったはずの健康や若さの衰えを実感して、「あぁ、どんどん失われていく」と感じるかもしれません。
また、本来は人の意志により得る、失うという次元ではないのですが、家族や大切な人との死別はまさに「失った」と感じるでしょう。
さて、あなたが失ってしまったなぁ、と思うこと、失った関係、人などはありますか?
もちろん、あなたの感じ方や解釈は、そのときどきにもよるものだと思います。
失ってしまったとマイナスな思いのこともあれば、意外にそれはそれでよかったと肯定できることもあるでしょう。
あなたが「失ったものごと」「失った人」などと思い浮かんだことがテーマです。
このようなお話の流れで浮かんできたあなたの失った何かとは・・・実は失ってはいないものです。
正確には、そもそも失いようがないものだからです。
よく皆様から伺うものを挙げてみましょう。
「子供の教育や、保険料や何やら、出費がかさんで貯金がどんどん減っていくので心配です」と先行きの不安をおっしゃる方、結構いらっしゃいました。
そもそも貯金は、必要な子供さんの教育や生活費に変換しているわけで、何も失っていませんよね。
不本意に物や大切なものを奪われ、失ったと感じると、とても穏やかではいられないでしょう。
ケースバイケースですが、ご本人の深いところでは通ずるような大事なものとトレードをしている可能性があります。トレードをした物や経験の奥に、失ったと思うものが見合っている可能性があります。
過去の実績や能力、健康などについて、現在と比較をすると、失ったようなわびしい考えになるかもしれません。
当時と優劣をつけるよりも、「よくやっていた」「健康だった」と十分に認めてみると、不思議なことに、それを失ってしまったような錯覚から目を醒ませるものです。
十分に自分の心で感じて認めるゆとりがあるなら、けして失ったわけではないことに気がつくでしょう。
人間関係を失ったり、死別というお別れで失った人を思うときは、自然な癒しの時間とともに、感じ方はうつろいでいくようです。ただ、ずっと「失ってしったのだ」という思い込みが長く続いてしまうのは、幻想の中に生き続けているようなものです。
その人との繋がりは、失いようがないところにあるものだという感覚が澄んでいくとよいですね。
なかには、「失って楽になってよかったのに、失っていないなんて!」と思うか方がいらっしゃるかもしれませんが、「楽になってよかった」と思う部分は、その失ったものが消えたり無くなったからではなくて、手放したり、昇華したということです。
すこしややこしいかもしれませんね。結果的に、今すっきり楽であればOKです!
今回は、「失う」という話でしたが、逆の意味で、何かを得る、所有するということも、ある種の幻想の中で起こる現象です。
なぜかとても損得が気になるような時は、ほかならぬ、あなた自身がゆとりを必要としており、自分の中のプラスやマイナスなどを調整するよう促すサインかもしれません。
あなた自身のエネルギーが豊かなときには、表面的な定義の損得や、何かを失うという考えには囚われないはずですね。
今月の月末まで「7チャクラをアップデートする」セッションが続きます。
チャクラベースでの健康診断をし、イニシエーション(波動をあげる、アップデート)やヒーリングをしながら、エネルギーや心身のコンディションを整えていくものです。
このところご自分の思うように動けない、エネルギーを強くしたいという方におすすめいたします。