June 2022

こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。

メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。

ボチボチ、今年の半分に差し掛かったところで、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今月は、極端な例えなんですが、でも、頭でわかりやすい「天国」と「地獄」を取り上げたいと思います。

どちらも、いわゆる子どもでもわかる「言葉」だと思います。
特定の宗教の教えに限らず、物ごとの例えや、善い生き方を教訓とするための世界観にも、天国と地獄はよく登場します。

みなさまは、天国や地獄について、どんなお考えをお持ちでしょうか？
全く架空の場所なのか、信条としてお心掛けている処なのか、あるいは使い分けて信じたり気にかけていなかったりするでしょうか。

あまり公に文字にしたり、聞き手の多い講座などではお話ししませんが、個人セッションでお伝えすると、「えっ？！」と驚かれることがあります。

それは「天国と地獄は同じ次元だ」ということです。

「いやいや、違うでしょう、どういう意味なの？」

スッと合点のゆく方もいらっしゃいますが、意外に少ないですね。

「天国」と「地獄」と聞いて、
もし皆さまの中で対称的、対比的な別世界があり、天国に相当するような、例えば、幸福、幸運、豊か、愛、ユートピアなどを行き先として願っていらっしゃるなら、ヒントになるかもしれません。

ただ注意事項があります。

ひとたび「天国」と「地獄」が同じ次元だと腑に落ちてしまうと（これは知識や情報でなくて、本当に合点がいき腑に落ちると、なのですが）、天国や地獄は、あるゲームの中で繰り広げられた興味深いドラマだとしか思えなくなるでしょう。

種がわかってしまった手品や、犯人を明かされた推理ドラマを見るようなことになります。

それでも、オチを知ってても聞きたくなるお笑いや、結末を知っていても読みたい小説のように、プロセスに惹きつける魅力やエネルギーがあれば、また愉しむことができますね。

「地獄」を仮にあなたが避けたい、逃げたい、終えてしまいたい物ごとだとしたら、それはなんでしょう。

地獄ですから、気持ちが落ちるような、重たく、暗く、辛さや苦しみが続きそうなことでしょう。

では、それが「天国」モードに切り替わると、どうでしょう。楽になり、明るく、広がり、安心し、もう何も地獄のようなものが入り込まない状況でしょうか。

多くの場合、しかもスピリチュアルや精神的な教えの中に、もっともらしく、この「天国」を目指したり、「天国」を引き寄せるためのアプローチがあります。
最初の入口としては、わかりやすくこれもきっかけかもしれません。

あいにく、こちらのかりそめの「天国」は、おそらく多くの人が潜在的に求めている方の「天国」ではないはずです。

その見極めは、もしかすると、外からの知識や情報では誰も教えられないかもしれません。外からの学びを、何かのきっかけや方法で、ご自身によって「気づいた」ときに、求めていた「天国」がわかるようです。

この気づきのプロセスは、面白くも、ちょっと厄介です。

例えば、あなたが落とし物をしたとき、誰かが「落としましたよ」と教えてくれたとします。

そこで反応すれば、最初の気づきはクリアです。さらに気づきの精度が上がるなら、そもそも落とし物をしなくなるかもしれません。

少し話が脇にそれましたが…

自分の本意が望んでいるホンモノの「天国」のような状態は、「地獄」と「天国」を顕著に認識している世界には機能していません。

それは、リアルなホンモノの「天国」と呼ぶより、「大宇宙」の方が意味としては合っているかもしれません。

俗世の描く「天国」を目指すとき、ふっと、あれ？この「天国」は「大宇宙」ではない、ことに気づくきっかけがあったら、その直感はビンゴです。

「天国」と「地獄」、それぞれからお互いの世界を見たら、まるで雲泥の差ですが、「大宇宙」から眺めると「天国」と「地獄」の違いはありますが、あまり変わりません（←日本語的に変ですが、そういうニュアンスです）。

「戦争」と「平和のための戦争」は違いますが、あまり変わりません・・・

「大宇宙」においては、天国や地獄、それに属性を持つ世界は、人類が、この地球という少し厳しい惑星の法則のなかで、個々の生命エネルギーをよしなに全うすることを目的とした観念の一つと言えそうです。

ある程度の縛り（制約的な磁場）がないと、この惑星（地球）の生命エネルギーを温存することは難しいようですね。

今月は、決して、これはこうです、というメッセージではありません。
ご自身なりの見方、感じ方、認識、ご存じの知識や情報をどう昇華するのか、などを示唆するものになれば幸いです。さて、

そうこうするうちに、2022年下半期リーディングのシーズンになりました。

今年は、例年よりもみなさま自身のエネルギーセンター、チャクラの活性、アクティベーションを促す趣向です。

１３のチャクラを扱っています。

ハートセンターにフォーカスするものと、宇宙意識の拡張にフォーカスするものの2つのパターンをご用意しています。

「愛と生命力・ハートチャクラ」編と「宇宙意識を磨く・スペースコンシャス」編です。

みなさまの下半期の過ごし方や目的によって、お好みのパターンをお選びください。