May 2023
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
今月のメッセージは、地味なようで、すぐ役に立つかもしれない、人生観のトリックを紐解くテーマを選びました。
それは、私たちの無意識で起こっている可能性が高いですから、ニーズがないかもしれませんが、頑張りすぎやストレスから楽になると思います。人それぞれ感じ方は違いますが、大きな問題から、日々の些細な悩みにも役に立ちそうです。
後半で実際にミニワークを一緒にやってみましょう。[5:00頃]
今回のテーマは「時間」とも関係しています。過去から未来に進む代表的な時間の概念や、自分が感覚や感情で決めている時間も関係します。
時間、時の流れは、あたかも物事やあなた自身を前に進めるレールのような、物差しのような役割です。確かに、物差しと言うように、物質的な領域での時間の流れを担っています。
何か物事が始まれば終わりがあります。また、終わることで新しく始まります。
終点やゴールをめざして進む、ゴールにつくまでは進み続けなければいけません!実際には曖昧なゴールはたくさんありますが、それでも何かの終点、目的地に向かって生きていると思います。
なんらかの到達点があることで、そこまで行こうとするモチベーションにはなります。
終わり、ゴール、到達点があることで、パワーや達成感、たとえば、仲間などとの一体感や楽しさなどを得ることもありますので、そのときはポジティブに活用しましょう。
しかし、この決められた到達点や終点があることで、思考が固まってしまい、つまり固定観念が強くなってしまうときが、今回のテーマです。
終わり、終点やゴール、到達点とは、たとえば、理想がかなう、問題やトラブルが解決する、自分の期待するような結果になる、など、いろいろな形として現れます。
思ったとおりになってほしい、こうなるはずだ、という思考が固まってしまうほど、自動的に価値観、行動パターンは、その「ゴール」「目的地」「到達点」「終わり」を目指しています。
これは、意外にも、人間関係、相手の態度や関係性に苦しむときにも当てはまります。
好きなことを突き詰めて頑張っているのに達成できない、という葛藤にも繋がるでしょう。
今、ご自身が少しお困りに感じていることは、少なからず、あるいは部分的に、この構造に関連しているかもしれません。
そもそも、終わり、ゴール、到達点などがあるかに見えることでも、それは絶対的な終点であることは、殆どないからです。一区切りや、限られた基準において「はい、ここまで」という目印のようなものです。
この目印だけに、あまりにとわれているとき、きっと苦しくなったり、必要以上に頑張らなければならない、というトラップにハマっている可能性があります。
たとえば、何かのレース試合でゴールすることを終わりだとすれば、ゴールテープはその試合における重要なポイントではありますが、また次のレースや、レースに関連する続きがあるでしょう。
たとえば、対人関係がこじれて、関係が終わるのではないか、と嘆いているとき、そうはいっても、相手も自分も存在しているわけで、致命的な終わりではありませんね。
連続の漫画やドラマで「続く」とか To be continued という表示が出ますが、日々、人生の殆どのことは、流れのなかで続いています。
むしろ流れていないと、息がつまり、苦しく、辛くなるものです。
[5:00]頃
さて、これから、ご自身が先行きを案じていたり、これはどうかな、と思える問題、悩みをひとつ挙げてみてください。ふっと浮かぶことは、きっとこのことに関連がありそうです。
目を閉じて、呼吸に意識を向けてください。
少し浅い呼吸になっているでしょうから、だんだんと深い呼吸をしながら、ゆったり、胸やお腹を膨らますように息を吸って・・・吐いていきます。
背中側も、内側から呼吸で膨らますように。だんだんリラックスしていきます。
やがて、あなたが、問題や悩んでいることに繋がっている1本の道が、目の前に伸びていることに気が付きます。
あるいは、そのように自然にイメージしてみましょう。
目の前に道が伸びており、きっとこの道の終点は、あなたの問題や悩みが終わりや解決しているか、あなたの目標や目的が達成したり、ゴールに到達しているはずです。
イメージの世界は自由です。
さっそく、この道が終わるところまで、進んでいきましょう。
すぐかもしれないし、とても長い道かもしれません。ただ、終点では、あなたの願いや問題はちゃんとうまくいっている、という想定ですので安心してください。
終わり、ゴール、到達点につきましたね。
期待したとおりの状況になっていますか。少し状況は違っていても、問題ありません。
さて、これから「どうぞ」といったら、そのイメージのなかで、進んできた道を振り返ってください。
すると、あなたが本当に「終わり」にしたかったことが何なのかがわかります。
あるいは「終わり」にしたほうが、問題や目標から自由になり、あなたらしくあることが、わかります。
では、「どうぞ」きた道を振り返ってください。
いかがでしたか?
これは、セッション中にやったことがあるワークですが、
たとえば、何年も記録を出すためにあるスポーツをやってきた方は、そのことが自分の記録の壁を作っていた、と気づかれていました。
別の方は、願ったようにいかないところで、何かを得ている、という理解をされていらっしゃいました。
だいたい、苦しいとか辛いときは、エネルギーがかたまっていて、柔軟ではない考えや行動などにとらわれている可能性があります。
また、ご自身のエネルギー、気の流れも、通りがよろしくない場合が多いですね。
それは身体としては、代謝が落ちているとき、うまく栄養や休息が取れていないことにもつながっているようです。
今月は、そんな気、エネルギーの流れを、高いスペックであげていくセイクリッドアクティベーションのトレーニングコースを開催します。
まったく自覚のない信念体系により、人生の多くのことが停滞していることがあります。そのような領域にも精妙に働きかけるトレーニングです。
エネルギーレベルで感じる流れ、フローをよくして、終わりや始まりにとらわれず、流れをよくすることにも役立ちます。ぜひチェックしてみてください!
【番外】
先日、ある方と、飛び降りによる事故物件の話をしておりました。「自分で終わりにしたかったんですかね」という話でしたが。
そのとき、強烈に首の周りや肩、息が詰まるような感覚が起こりました。
ふだんから首、肩が凝りやすい方々は多いと思います。
血流の流れの問題だけでなく、日常的に、何かに追われ続けていたり、終えることのために仕事や生活を過ごしていることと、何かしら関係があるように感じました。