May 2024
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
※ [ 5:10頃 ] 〈「こうでなければならない?」〉誘導ワーク♪
最近のご相談内容の傾向は、以前よりもご自身の生き方やあり方に、自由を得ている方が多いように感じます。
絶対的な制約や制限、恐れや厳しさを伴う関係、環境などから解放されています。
過去や未来の時間軸をたどれば、これらは過去には当たり前の価値観や風習、規律として存在し、インパクトを与えていた可能性があります。
たとえば、お子さんの将来の進路を心配する親御さん、定年後の雇用延長やシニアライフを考える壮年世代の方々、いずれも選択肢が増えて、人それぞれという理解が広がっているように感じます。
病気や事故、人生におこるさまざまなトラブルについても、多様な意見や対処方法を認める動きがあります。
一方、外的なものより、自分自身の観念や思考パターンのなかに、「こうでなければならない」という内的な圧を抱えている方は少なくありません。
しばしば、心理療法やセラピーでは、「こうでなければ」「こうしなければ」という強い義務や完璧主義を緩めるように計らいます。
みなさまのなかには、こうしなければ、という完璧主義や強迫的なこだわりを、手放したという方もいらっしゃるかもしれません。
「こうでなければならない」という態度や実践は、重要な役割を果たしているものも多々あります。
一方、「こうしなければ」罰せられる、「こうしろ」という支配やコントロールは、行き詰まりにも繋がります。
たとえば、極度な苦痛を与えるレベルのパーソナル障害では、過度にこうでなければ・・・と自分自身や身近な状況を追い込んでいきます。行き詰まりは外側の世界にも伝播します。
組織や体制のなかに「こうしなければ」「こうしろ」という方針が強すぎると、さらにマンネリと掛け合わせれば、流動性や風通し を阻みます。そして、停滞や行き詰まりにつながるものです。
「こうでなければならない」というマインドセットや集合意識には、時と場合によって、異なる働きをみせます。もしかしたら、10年くらいまえの「こうでなければならない」を更新せずに、ずっと活用しているかもしれません。
新たなやり方としての「こうでなければ」を採用してみたら、快適な暮らしに変わるかもしれません。
後者はマイ・ルール、家族やチームなどでの円滑な活動、プロジェクトなどで有効に働きそうですね。
前説が長くなりましたが、今月は、ご自身の中で働いている「こうでなければならない」を見直してみようと思います。
後半でおこなう、今月のワークでは、日常のなかで「こうでなければならない」という態度や状況について、その働きを有効的に書き換えていきます。
自覚のある義務や必然かもしれませんし、自覚がなく、自動運転されている観念や習慣かもしれません。
「こうでなければならない」という態度や状況は、時として陰にも陽にも転じます。
今のあなたのなかで、調整の必要な「こうでなければならない」状況やマンネリを内包し、行き詰まりや停滞を解放していきましょう。
では、ご準備はよいでしょうか。
瞑想やヒーリングワーク、軽いヒプノセラピーの体験に入っていきましょう。
[5:10頃]
目を閉じて、ゆったり深呼吸をしながら、全身をリラックスしていきましょう。
気が散っていると感じたら、おへそのあたりに手のひらをやさしく置いて、呼吸に集中します。
体のある、今、ここにいてください。
だんだん心のなかが静かになっていくでしょう。
手をおへそのあたりに置いていた方は、楽なところに戻していいですよ。
これから、あなたの「こうでなければならない」状況や言動について、2つのことを扱っていきます。
最初に、利き手とは反対のほうの手の平を、丹田のあたりに置いてください。
丹田はおへそから数センチ下のあたりです。
すると、あなたにネガティブに働いている「こうでなければならない」態度や状況に繋がっていきます。苦痛やマンネリ、不本意なものかもしれません。
実際の経験や、自分以外の誰かや、何かとの関わりかもしれません。感覚や言葉などのこともあります。
手のひらを通じて、呼吸を丹田に送っていきましょう。
どんな状況や感覚、エピソードなどが現れているでしょうか。
具体的に何が、どのようにネガティブに働いているようですか。
では、今度は手を置き換えます。
利き手のほうの手の平を丹田のあたりに置いてみてください。
あなたにはポジティブに働いている「こうでなければならない」態度や状況に繋がっていきます。
手のひらを通じて、呼吸を丹田に送っていきましょう。
どんなイメージや経験、感覚などが現れているでしょうか。
具体的に何が、どのようにポジティブに働いているようですか。
「こうでなければならない」は、意外なことであったり、曖昧な場合もあります。
では、手は楽なところに戻しましょう。
そして、3回、ご自分のペースでゆったり深呼吸をしたら、今度は、両方の手を重ねて丹田に置いてください。
左右どちらの手が上でも構いません。
すると、今のあなたにとって、調整のとれた状態や価値などに繋がっていきます。
「ねばならない」をうまく活用したり、あるいは自由に解放されている体験です。
どうぞ。
いかがですか。
「こうでなければならない」という態度や状況とは、結びつかなそうな体験や気づきの場合もあるでしょう。
納得のゆくものであれば、しばらく丁寧に体験を深めましょう。
手は楽なところに戻して、体験を統合していきます。
今、ここ。体のあるところに、ご自身の意識があるのを感じたら…
スッキリ気持ちよく目をあけて、戻ってきてください。
体験はいかがでしたか。
この短い体験の後、あなたの潜在意識と実際の行動を通して、変容のプロセスが起こしていくでしょう。
しばらくして気づいたら、観念や言動に変化が起こっているかもしれません。
また、あなた自身ではなく、関わりのある他人の態度や状況から、「こうでなければならない」ものが解放されていく可能性もあります。
さて、今月も期間限定メニューは、直感医療・メディカルイントゥイティブの、タイムトラベルセラピー版をご用意しております。
オーディオセラピーでは「体の臓器と対話する」というセラピー風のコンテンツがリリースされます。
自分の 体の声を聴く、体調の変化を感じ取り、対処しやすくなる、といったホリスティックな作用が期待できるものです。
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。