「サステナブル=持続可能な」の意識が、地球上の世界に広がり久しくなりました。
サステナブルな人生というと、個人の肉体を以って生きる人生と、人類、民族、家系から受け継がれるような大きく長い人生を共に含むように感じられます。
後者は、受け継いで、持続し繁栄するサステナブル・ライフでしょうね。
どちらも密接で相互に作用しています。
ひと昔の日本では、家系や血が絶えるようなことは、個々の人生が途切れる孤独さや生命力が果てるような観念が強かったようです。
個々人の生命力や人生も、人類全体に起こる事象の影響を受け続けています。地球、自然、社会、地域、家(家族)諸々による影響・恩恵があります。
可能な限り、個としての自分をちゃんと生きることは、やはり人類・社会のおける人間の努めを果たしていることになるでしょう。もちろん、魂全体のアップグレードにも関係します。
時期的に八月は、日本にとって、終戦記念日、歴史的な原爆投下などがあり、伝統的なお盆(東京は七月なので)、夏祭りや花火大会といった潜在的に先祖や魂(スピリッツ)と関連のあるイベントが目白推しです。
これらの出来事の語り継ぎ、代々の行事は、今後も多少の変化や進化は繰り返し、受け継がれてゆくでしょう。
すべてそのままそっくり持続し、受け継がれてゆくのは、自然の法則としては難しく、持続するための必然的な変化や変容はあるものです。
人類史上の出来事でも、個々人の人生でも共通する、進化進展のためのサステナブルなポイントをひとつ挙げてみたいと思います。
わたしたちは苦しく、問題らしきものを認識すると、つい、「良いことか」「わるいことか」の基準を掲げがちです。
さらに関係することは、その良い・悪いに、罪があるのか、責任があるのかと問います(ことの大小を問わず)。
そのような問いかけ、議論、批判、攻撃的な態度も一連のプロセスではあります。
でも、このプロセスや、徹底して「良い」「わるい」の態度に固執してしまうと、「サステナブル」に対しての障壁になります。
個人的な心のなかのこと、身近な出来事や仕事、人との繋がりや愛情関係、社会や経済、災害や戦争、スピリチュアルや生死の問題、などなど。
実際に、「良い」「わるい」の論点で結論や判定を出すような場合でも、それらをいったんは俯瞰した態度、調査、行動、取り組みによって、そのプロセスは次へ進むことができます。
誰もが結論、結果、判定、終わり、などと認めるものごとも、結局は、サステナブルな流れの一点や、次への橋渡しです。
規模は違えど、本質は同じですが、長年さまざまなクライアントさんやご相談事の悩みや苦しみの盲点は、「わるいこと」が起こってしまった、「よくないこと」のせいで苦しい、「どうにかしないとわるいことになる」に繋がっているようです。
この盲点に留まると、船の碇のように人生が長らく停留する傾向にあります。
たとえ、良い点、わるい点に焦点をあてて議論をするような事態であっても、時間や場所を限定し、そこそこでこの絞り込みから解放されないと、サステナブルに進展しにくいでしょう。
そこで、具体的にこのトラップ(ワナ、仕掛け)から楽になるにはですが、「ただ、意識や関心を向ける」態度に変更することです。
すると、「良いの?」「わるいの?」「どうするのよ!」という絶対的なシナリオや見立てにハマっていたときには感じなかったような、不思議な展開を以って、とりあえず次のステップへサステナブルに繋がります。
あるいは、一気に展開が楽に広がり、厳しく結論を決めなくて宜しいような状態が見えてきます。
ときには、まったく予想外のところから、新たなことが介入したり、新たな人、道、情報など未知数の可能性が現れ始めるでしょう。
わたしたちのまわりで、誰かが、何かが、達観して働いているおかげさまで、あるいはあなた自身もその役割を果たしながら、相互にサステナブルに、生命が繋がっている模様です。
今月末(8/22)には、潜在意識や観念の領域から「サステナブルな人生のための瞑想」というコンテンツが配信スタートいたします。
4つのテーマ
①「心身の生命力と健康」
②「よい暮らし・社会性・生活を支える経済」
③「人間関係・愛情」
④「生きがい・人生の目的・情熱・好奇心・その他」
について、ご自身の人生と、周りの世界、社会、人々と絡めた瞑想を通して、“無意識レベル”からサステナブルな人生が備わっていくでしょう。
そのうちの2つのテーマは、オンラインでの無料体験会を開催いたしますので、ご一緒にやってみたい方はぜひご参加ください。実際の音声誘導体験の前に、ミニワークもアレンジします。
番外:
今年2023年は日本の終戦から87年。
体験を語り継がれてきた方々の中に「戦争が起こしたことに意識を向けてもらいたいだけです」とおっしゃる声を伺いました。
ちなみに、肉体や物質領域のことは、持続するか否かは大事ですが、精神(スピリッツ・魂)は繋がる意図があれば繋がり、永遠という概念さえないところに在るようです。語り継ぎとは、後者の計らいなのでしょうか…