2020December
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
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師走といえば、毎年大掃除の話をしています。最近よくクライアントさんが持ってきてくださる課題から、今年は「想念の大掃除」についてお伝えしようと思います。
想念とは「心の中に浮かぶ考え、おもい」のことです。たとえば、「雑念」というおなじみの想念があります。心は、マインドと呼ぶことも多いですね。
肉体が車の車体で、魂がどこに行こうかと決める運転手の意志だとすれば、心やマインドは運転そのものに関わる部分です。実際に車を動かし、操作するところです。この心やマインドに、想念が入りこんでもそれほど大きな影響はないだろう、と思うかもしれません。安全な車と、運転手の意志があれば、そこそこの運転で目的地に着くだろうと。
ところが、心やマインドにあたる運転次第で、良くもわるくもかなり違いの現れるところなのです。たとえば、車の例でいえば、移動中の状態の概ねになります。事故に遭遇する可能性があるとして、そこでどんな体験になるかを左右します。実際に車の運転をしているときだけでなく、ふだんの状態が、車の運転に反映されるかもしれません。
この運転とは、文字通り人生を生きる「運転」です。魂はこの世に生まれてくる意志を持ち(それを自覚していなく構わないのですが)身体に入り、どう生きるか「運転」していきます。人生と呼ぶ長いスパンの運転です。
あなたは、人生の運転は、なかなか上手なほうでしょうか?
事故に巻き込まれたり、自分が車を壊してしまったり、車との相性がわるいと感じたり、あるいはドライブするのが好きだ、という人生を生きていらっしゃるかもしれません。
さて、想念の話に戻りますが、想念は体や車のように物理的な実体はありません。しかし、強い想念は物体を動かしたり、人の感情や意志に影響する力を持っています。想念には、所有格がなく、自分の想念、誰それの想念というくくりはありません。想念はそこにエネルギーを注ぎ、関心を強く向けるほどリアルな力を持ちます。
想念を消すには、そこにエネルギーや関心を注がないか、自分の意志を目覚めさせて(覚醒)それが想念だと気づくことです。気づくと想念はすっと消えていくでしょう。
想念を大掃除すると、きっとみなさまならクリアでスッキリし、明晰になるでしょう。
大掃除をすることで、4つの違いをご紹介します。
① 想念の掃除を始めると「気付き」が起こりやすくなります。気付きが起こりはじめると、相乗作用で想念の掃除もはかどります。お部屋のそうじと同じで、不要なものを捨てたら空間がうまれたり、インテリアや物の配置を思いついたりしますね。それは気付きです。
② 想念に振り回されなくなります。誰それからとか、仕事とか、世の中のニュースとか、自分の気を散らされるという感覚が減ります。最近ではスピリチュアル情報とか地震余地の情報を聞いて心配される方もいますが、知ることと振り回されることの違いがわかるでしょう。
③ 自分が発して創造するビジョンやイマジネーションがしっかりします。想念とイマジネーションは似ていますが、大きな違いは、想念には感情や価値観の影響が強く現れます。イマジネーションは、むしろ感情や価値観から解き放たれて自由な状態です。想念が軽くなると、自分のビジョンやイマジネーションを拡張し、具現化することができます。
④ 魂を感じるようになります。自分自身の魂を実感したり、ほかの人や物のなかに、魂を感じるようになるかもしれません。魂とは本質とも呼びますが、余計な想念を掃除すると本質が明らかになるわけです。もっとも魂は、筆舌を超えたものですから、ご自分なりの「魂」というところを感じると言えそうです。
想念が散らかり、ネガティブな毒気のある想念に浸っていると、生きることがしんどく感じ、消耗しやすくなります。想念にエネルギー(バッテリー)を使いすぎてしまうのです。
今年は世界的に、とても稀有な1年ですが、気持ちよく「有終の美を飾る」よう、想念の大掃除をおすすめします。ぜひ心は軽やかに明るくしておきましょう。
(ちなみに、自動運転の時代に移行したなら、自分で運転しないのでマインド・心の負担が軽くなり便利になります。そもそも、人は体と魂はしっかり持ち、マインドや心の領域が少ないほうが、人生は生きやすいと言われています。)
今月から恒例の「イヤー・リーディング2021」が始まりました。
2021年のビジョンやイメージを愉しむセッションとしてご活用いただけたら幸いです。