「無条件の愛」という言い方は、スピリチュアル特有ですが、いわゆるホンモノの愛のことです。
ホンモノの愛にはパワーがあり、強いものだと知っている方は多いと思います。
そこに実感があるかどうかは別にして、しばしば、愛(LOVE)のパワーを表したものを見聞きしているでしょう。
たとえば、なんと30年以上前になりますが、KANさんの「愛は勝つ」の歌声を思い出す方もいらっしゃるかもしれません(笑)
無条件の・・・ということは、世俗には条件付きは訳ありな愛もあります。
今回は、後者については最後のほうで少し書きますが、メインテーマは本物の無条件の愛のほうです!
ご自身やご自分の周りに、無条件の愛を見つけたり感じてみると、それだけで、明るさや強さを象徴するパワーエネルギーを感じられるでしょう。
無条件の愛があるとき
無条件と言いながら、愛の有無を裏付けするのは微妙ですが…(笑)
無条件の愛を受け取ってきている人、受けているとき、無条件の愛のある場にいる、無条件の愛を発したり特定の人や状況に送っているとき等について、挙げてみたいと思います。
・自立している
子供さんや、今どきは大人にも当てはまりますが、むやみに甘えず自分で自立する精神が養われています。自分で決めたい、独り立ちしたい、親元や保護となるものから離れることに不安や怖さが少ないと感じる、ひとりで行動できる、などなどです。
乳幼児の大事な時期(絶対的な愛を必要とするとき)に、主には親御さんからの愛になりますが、それ以外にも特定の誰かから絶対的に愛された経験のある子供は、自立するパワーがあります。逆に甘やかしや、条件をつけた愛情を経験してしまうと、その子が成長したときに、ここぞという肝心な時の弱さになってしまうようです。
・行動力がある
活発さ、自発的で能動的な行動力になります。
愛は燃料や熱量であり、それを積極的に使いたくなります。むしろじっとしている方が苦手です。
今や性別に限定されませんが、とかく家族愛の強い男性や、パートナーから愛を受けている女性は、外でとても元気に活動する傾向にあります。この活動的な愛は、安定感や、何かを成し遂げる力になります。
Rさん「うちの奥さんはとにかくアクティブで….それで最近怪我をして困っています」
とのことですが、Rさん自身も奥様に何かあると困るだけでなく、やはりとても強く心から愛していらっしゃるのを感じました。
逆に、家庭やパートナー関係との愛が冷えてくると、おのずと行動が乱れたり、活動が低迷することがあります。
よい恋愛をしているとき、愛する対象がいる(子供、ペット、愛車などなど)ときなど、自分でも勢いや行動力を感じるのではないでしょうか。
・冒険的でチャレンジャー
愛があると、未知なるものや、恐れや怖いものに対しても勇気をもって立ち向うパワーになります。
これらはフィクションを含めて、様々な映画、アニメ、ドラマなどの物語の世界で証明されていますね。
だいたいアクションものには、男女の愛に限らず、守るための愛、正義という愛、使命を伴う愛、絆を問うような愛などが満載です。そして、最後に愛は勝つ〜♪(KANさんの歌詞)ような展開になっています。
・自信や確信になる
愛があると、ブレません!
多少の頑固さ、融通のきかなさ、無鉄砲さ、危うさはあるにせよ、自分を信じる力や、直感を含める確信になります。
また、結局は自信や確信を証明するために、先に挙げたような行動や冒険をいといません。自立しているため、他者から認められるより自分で信じることが優位になるようです。
自信や確信を養うような愛も、やはり幼少〜子供時代に受け取ることが多いようです。
ただ、ときどき、その自信は「前世から引き継いでいるだろう!」と思わせるような強者もいます。もしかすると、遠い先代のどなかのDNAを引き継いでいる可能性もありますし、誰かしら反面教師がいるのかもしれません。
・運がよいし、運を切り拓く
運は愛があるところに集まってくるようですね。運気とも言いますが、気の運びがよろしいのです。気(エネルギー)の流通網は、さながらインターネットや目に見えない通信号のように電波が飛んでいます。愛のエネルギーによってその通信状態が良好になります。
ということは、どうも「最近運がわるいぞ」「マがわるい気がする」ときは、落ち着いて、無条件の愛を感じ発していきましょう。
これは、運をよくするために愛を感じる、、、という条件付けをしているのではなく、意識を集中することで、運気のアライメント(調和、調整といった意味)が整うです。
・霊的なサポートがある
好みの分かれる見解ですが(笑)いわゆる、良質な霊界のサポート*、良心的な守護する存在とつながる領域には、無条件の愛があります。
たとえば、使命感という愛をもって取り組んだり、魂を注ぐような活動をしたり、愛を意識していなかったが結果的に愛を届けるような生き方をしているとき、などなどは霊的なサポートにより、物事がスムーズに運び、協調的なエネルギーに満たさるようなことが起こります。
霊的なサポートは、良いエネルギーを発しますので、周りの人たちも無意識にそれらを感じ取り、非常に良心的に協力したがるものです。霊的な存在に動かされてるのかな?と感じるほどです。
霊的な存在も、愛がある場や愛のある人たちのなかでは、波動的に活動しやすいようです。
肉体のある私たちだって、お天気がよい日はつい活動的になるのと、同じです。
*(霊界には良質ではないゾーンもありまして、そちらは魔界などど呼ばれるようです。魔界は愛と巡り合う機会が無かったり、愛とタイミングが合わなかったなどの残念な結果と言えるでしょう…念の為)
・周りに元気やパワーが広がる(もたらす)
たまにシニアの方々が、赤ちゃんたちを見かけて積極的に声をかけたり、立ち話に近づいてゆく姿を見たことがあると思います。
そして、赤ちゃんや若い人たちから「元気をもらえる」とおっしゃったりしますが、赤ちゃんは地球に来て間がなく、大人たちより強い愛の存在ですから、文字通り、元気を感じ取っておられる模様です。
愛=生命力です。
赤ちゃんたちは、概ね愛がありますが、特に愛のパワーをたくさん持っているなら、話しかけられる機会が増えるようです。
ときどきママさんで、「お祖母ちゃん(姑さん)にうちの子のパワーが吸われちゃう」とおっしゃる方がいますが….
まぁまぁ、愛は潤沢にあると思いますよ(^^;
・笑顔や明るさになる
笑顔については、人相や表現の部分もあり微妙ですが、笑顔であるとか、自然に笑顔になる空気感というのは、愛における反応です。条件つきの愛のために、笑顔が固まるとか、顔がこわばるのは、逆の反応と言えるでしょう。
明るさは、概ね実際の調光や光の具合ですが、視覚的な明るさよりも感覚的に感じる強い明るさです。クリアさや広がりを伴う明るさです。
あまり愛を感じにくいときは、明るく感じるところに身をおいたり、明るく見える装いに身をつつむのも一案です。
・悪や闇が暴かれる
悪いもの、疑いや騙すようなものに対して、それを明るみに出すパワーがあります。
冒頭の愛は勝つといった具合ですが、それは勝ち負けというより、実態が明らかになる、本来の収まるべきところに収まる、といったニュアンスです。
良かれてと思って、または、条件や駆け引きによる愛情を装い悪さを働いてしまうと、やはり無条件の愛の本質により、暴かれるようです。
悪や闇があばかれることで、楽や安堵が訪れるとしたら、それは愛のパワーによるかもしれません。
ニセモノの愛になるとき
はなから本物を装った偽物の愛はありますし、勘違い、誤解、理解不足などにより、ニセモノ愛になることもあるでしょう。
さて、ご自分自身の体験やあなたの周りで、偽物の愛を目撃したり感じたことはあるでしょうか?
・自我による愛情
自分の都合で愛したり、自分の自我が偽物の愛を受け付けてしまうことは、人生の日常にはよくあるようです。
ときには、愛に対する経験や認識不足で、「これこそ愛だ!」と、力んで頑張ってしまうことは珍しくありません。概ね、愛というより、情(感情、情けなど)が前面に出てしまっているようです。
更に、なんらかの過去のエピソードや、執着を伴っているのも、自我による愛の特徴です。
・苦しみや痛みを伴う
偽物の愛は、痛みや苦しみが伴いがちです。
痛みや苦しみは、人が感知しやすいサインです。
ハートが警告サインを出しているのかもしれません。
最初は純粋な無条件の愛であったものが、いつの間にやら偽物の愛(情)にすり替わり、だんだん苦しさや辛さが出てきます。
それは、愛が違う方向に向かっていることを知らせているのかもしれません。
ほかにも、偽物や勘違いの愛を表すような事例ケースは多々ありますが、根底にはこれら2つのポイントが大いに関わっているようです。
もっとも、偽物の愛も、無条件の愛(ワンネス)への途中プロセスであるのかもしれませんが。