July 2022
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
今月は下半期リーディングの中から、「知りたがり」のエネルギーについてお伝えしようと思います。
「知りたがり」のエネルギー(気質)や、知識や情報は多いほど良いという「知りたがり」のプログラムというものがあります。
知識欲、向上心として学習意欲や教育の面でも、良さそうに聞こえますが、実はそうでもない面があるかもしれません。
この「知りたがり」は、自分の信念や思考能力はむしろ希薄です。
あなたや、直接関わる身近な人たちより、情報や知識の方が力を握っていて、そのため、情報などに従うことを優先し、時には振り回されるのも珍しくありません。
リアルな人付き合いが多い時代には、人からの直接的な話題や情報を「知りたがり」ましたが、今は圧倒的にネット経由が多いですね。
この「知りたがり」エネルギーは、いつの間にか感化されていることに気づかない、しかも、感染力ならぬ、感化力が強力なのも特徴です。
人伝てや、実際にどこかに出かけて情報や知識を得るプロセスが圧倒的に減り、一層感化力を増しています。
皮肉なことに「知りたがり」エネルギーにより、直接困り、悩む、ということが少ないのが、ポイントです。ゆくゆくは気づくことがあるかもしれませんが。
困ったり悩むことがあるなら、むしろ「知りたがり」に拍車をかけてしまうでしょう。
もっと、「知りたがり」ます。
これは、いわゆる普通に真面目なタイプ、普通以上に真面目で、それこそより良く生きたい、何かに困らずに幸せに生きたいなぁ、という方に対して広がります。
もし、本当に気づきを促すような悩み方があるとしたら、
たとえば、
「大きな悩みや問題はないけれど、小さな不満はあるかな。まぁまぁ普通かも。でも、このままで良いのかな?んー、何か違う気がする。もっと理想や夢がある。そういえば、それなりに努力しているけれど、変わり映えしていないような気がするな。でも、もっとよい情報や知識があれば、いずれ良くなるかもしれない!」
と、意外に前向きです。
正確には、知りたがりは、知りたがるように促されているために、前向きでいられるのかもしれません。
皆が皆、そうではないでしょうから、もし、この辺りで身に覚えがあれば、この続きがご参考になるかもしれません。
ちなみに、この「知りたがり」エネルギーの影響を受けていたあるクライアントさんは、とても健康やダイエット情報に長けていらっしゃいました。
そして、体調や体重などがリバウンドすると、「知りたがり」エネルギーが起動しておられました。
この「知りたがり」エネルギーは、入れ子のようなプログラム構造です。
入れ子とは、重箱やロシア人形のマトリョーシカをイメージするとわかると思います。
コンピュータ言語やプログラムをする方は、ネスト構造の中で再帰的にプログラムが繰り返されるような形を連想するかもしれません。
この入れ子構造の中に、たとえば、あなたがあることについて「知りたがり」が起動すると、あなたという内部の中核を覆うように、どんどん外からの知識や情報によって囲われていくでしょう。
それによって、内側の大切なあなたは強く守られたような構造にも見えます。
でも、あなたの核に周りの人たちからはもちろん、あなた自身も遠のいてしまいます。
つまり、自分でよくわからなくなり、気がつきにくくなり、またそのことにも疎くなります。
そこで、さらに大きな重箱やマトリョーシカになっていくかもしれません。
ここでは、その情報や知識そのものが正しいか、間違いか、どういう内容や意義であるのか、などは、ほとんど関係ありません。むしろ、それぞれの情報や知識は、とある事実としての価値は十分にあります。
「知りたがり」によって、そのような情報や知識に先に飲まれてしまい、対等かつ中立に関われていない可能性があります。
すると、それが有益な知識や情報であっても、自分自身に落とし込んだもの(適応する、当てはめる、反映する、など)になっておらず、また必要でない知識や情報に、自分の思考や信念を寄せるようなことが起こります。
そのような状態が続くと、知りたがりが増し、情報・知識ジプシーになっていくようです。
実はこれが本題でもなかったのですが、この「知りたがり」スタンスが、自分自身のスピリチュアルな姿勢に重なると、自分探しや、逆に問題探しが続くことになります。
元々はそうでもなかったのに…課題や問題や、スピリチュアルな情報に「知りたがり」が起動し、自分自身に向き合っているようで、実はそうでもない?!ことになっているかもしれません。
本当に必要があるのは、「あなた」自身について向き合い、知ることなはずです。
それは、一般的な知識であれ自己探求であれ、仕事や人間関係についても同じと思います。
あなた自身が、結局は一番よく知っている、わかっている何かがあって、それを時々ご自身で確認すると、外部の情報・知識との兼ね合いがうまく行きます。
この確認は、まさにご自身でしかできない営みです。
その一つの方法として、たとえば、ご自身の本質的な情報であるチャクラを通して、感じ、知り、整理することができるでしょう。
先ほどのクライアントさんの場合は、健康情報やダイエットの数値が優先し、むしろ食欲や満腹感や体調について、ご自身で管理し分かるはずのことに、すっかり疎くなっていらっしゃいました。
チャクラを通してご自身のエネルギーを感じとっていただくと、何が不摂生の要因で、どこの調子がすぐれないのかも感じ取れていらっしゃいました。いわゆる、体の声を聴けるご自身で聴ける段階だったようです。
他にも自然の中で過ごすなど、ご自身に向き合い、感じる状況を意識的に持てると、さまざまな外部の出来事や情報に対して、ご自分と絡めて経験することができるようになります。
また、ネガティブな情報でも客観的に観察したり、健全に共感することもできます。
少し分かりにくいテーマだったかもしれませんが、何かしら情報・知識との関わり方についてご参考になれば幸いです!
最後にオーディオセラピーのお知らせをさせていただきます。
6月末に「7つのチャクラのヒーリング瞑想」がリリースされました。
2時間ほどの長編で。7つのチャクラそれぞれを丁寧にご自身でヒーリングいただけます。(英語版は7月末予定)
(※ audibleおよびaudiobookの会員様は聴き放題サービスのタイトルに含まれます!)
今の自分のための、唯一の感覚情報と、気づきという賢明な知恵に繋がることができるでしょう。
内観によるアプローチが得意な方、ヒーリングの感度がある、瞑想をやったことがある皆様は、ご自分の内側の情報とつながる感度を上げる一つに、ぜひお役立てください!