本物の愛や信頼を求めて精査するつもりが、どんどん疑いのラビリンス(迷宮)に入っていく現象です。
何か小作のタイトルみたいですが(笑)
迷宮は謎に入り解決のない事件など、未解決なままの「迷宮入りの事件」などと言いますね。発見や学びや収穫が薄く、秘密めいており、不本意でモヤモヤが残ったままのものです。
解決という成果や結果がなくても、納得するようなエッセンスがあれば、迷宮は時代や歴史を経て引き継がれます。
今回は、愛、疑い、迷宮の3つのワードによる、愛や信頼に関係する紐解きをしてみたいと思います。
パートナーシップ、家族、人間関係など、感情や心情の通う仲での愛・信頼関係のテーマにしますが、愛のエネルギーでつながる天職や活動にも共通するエッセンスがあるかもしれません。
スピリチュアルやふだんの日常生活の関わりのなかでも、愛(恋愛、愛情、パートナーシップなど)について悩み、悶々と堂々巡りをし、疲れておられる方は多くいらっしゃいます。
その愛に関わる相手、対象がいる。
愛ある関係を探し続けている。
物理的には愛のカタチをとった関係はあるが、ホンモノではないので、本物の愛が欲しい。
ザ・ソウルメイト
などなど、シチュエーションは違えど、愛を巡って迷宮入りのときがあるものです。
また、日頃は愛を感じ、愛に素直で自然体でありながら、情を惹かれるような相手や状況になって、迷宮に入り始める、などというケースがあります。
そこを経て、新たな愛のフェーズを経験するきっかけなのかもしれません。
さて、愛や愛情関係、信頼など、ハートに繋がりのあることが迷宮している状況は、とかく自分のほうが疑いや不信を抱いているものです。
ご本人としては、疑いや不信につながるようなエピソードや経験があるか、「疑いや不信に通じるようなことが起こりそうだ」と認識しているでしょう。
後者のような、想定や想像豊かな予測は、ご本人の過去の体験と、周りに溢れている情報や価値観によるところが大きいようです。
この段階で、純粋な愛や信頼のエネルギーは、どんどん重たくなっていきます。重たくなるにつれて、愛や信頼のエネルギーが視えず感じにくくなります。
そのため、同じ相手や状況において、愛の繋がりを自らのほうから遮ってしまう流れが強くなります。
もちろん、そこから挽回の可能性はありますが。
ディテールはいろいろありますが、「疑う」に通じるような思考、態度などを洗い出して、それらをやめてみると、ゆったりと自然な状況を回復していきます。
「疑う」を態度や状況に表すなら、個々人さまざまです。
よくあるある・・・は、相手や状況について、他人を介して知りたがる行動です。
精神世界やスピリチュアルでは、本質やホンモノの愛を求めている段階では肯定的に働きますが、いつの間にか、恐れのスイッチが入りよい関係や結果のために、相手との魂レベルでの繋がり(例えば、ソウルメイトの誤解された認識)を知りたがる、などです。
疑いは、恐れと同様に、信じたものを具現化する力が強いエネルギーです。
現場において、疑いも恐れも、愛も信頼もソコにありますが、選択している波動エネルギーの起動するホログラムによって、たとえば相手とのコミュニケーションや聞こえてくる情報が変わってきます。
何より、自分自身の思考や解釈も、ホログラムによって切り替わります。
が、ここは普通は無意識の領域で起こりますので、気が付くことは難しいでしょう。
関係性や付き合い方に悩んでいて、それが仕事やさまざまな状況に影響を与えていると自覚のあるKさん。
Kさん「同じ職場の方(お相手)なので、仕事中の態度との違いがあるのはわかっていますが、二人だけのときに、本心なのかわからないんですよね。似た者どうしだな、と感じていて、ソウルメイトかな、と思うこともあります。本当のところは私のことをどう思っているんでしょうか?」
迷宮に入りかけておられますので、ご自身がグラウンディングしていないときに占いなどに出会うと、ジプシーになるかもしれません。
Kさん自身がそう思いたいことを言ってくれる人やメッセージを彷徨うパターンになりやすいのです。
迷宮に入ると、調子がよいときは暫く気持ちが安定しますが、愛か疑い(恐れ)かを往来する道は残っていると、何かのきっかけで戻る可能性があります。
もちろん、調子があがれば相手とハートとつながり進展していけます。
あるリーディングのなかで、今年の干支の恩恵で「愛情や恋愛」を視ていくと、Yさんはコミュニケーションや行動が広がり、愛をもった繋がりが増える可能性が高いようです。
ただし「疑うことを燃やせば・・・・」という、おまけの情報が出てきました。
Yさん「それ、わかります。信じきれない、というか。だいぶ過去のことが関係していまして・・・」
とのこと。
疑いや恐れは燃やすことで、消したり消滅させるわけではなく、昇華していきます。
あるいは、浄化や、解放や流すようなイメージのものを、払拭できます。
たとえば、涙を流す(泣く)、汗をかく(運動、サウナ、etc)も、肉体の密度に残っている疑いや恐れを燃焼します(ついでに過度な脂肪も?)。
なお、疑いや恐れを抱く方の多くは、イマジネーションや創造能力も強く、メタ(多次元)的な要素を持っておられます。
疑いや恐れを消そうとしたら余計恐れが大きくなった、という経験の方もいらっしゃるでしょう。
疑いのラビリンス〜♪にハマっていることに、まずは気がつけることが、最初の一歩かと思われます。
このときは、早く相手の愛や答えや結果を知りたい、と焦っていることが多く、それが疑いからきていることに気づきにくかもしれませんが。
愛・信頼の対象に向き合いちゃんと関わるよりも相手や自分自身などではなく、部外者、外側の情報などに向いているときは、疑っていないか確認してみるとよさそうです。
そして、疑い系の行動や思考は、大変疲れ、徒労します。
非常に気を回しすぎて、混みいったことをしているものです。
ただ人それぞれでして、ときには、それが飽くなき探求になるなら、それも自然なプロセスです。愛の迷宮のような長編ドラマと思ってハマっていくのも、人生ドラマやシナリオの色濃いものかもしれません。
そのあたりの加減は、やはりご自身の直感や周りからの反応などを取り入れつつの移行になるでしょう。
次元の話に腑に落ちてくるようであれば、
愛を求める疑いの迷路は、5次元のグリッドの愛にはありません。
5次元=無条件の愛を象徴するグリッドだからです。
「フラワー・オブ・ライフ」という神聖幾何学は、疑いや恐れが働きやすい3次元の愛・愛情(愛に関連する条件付けが多い)の集合意識を解除していくでしょう。この次元では愛・愛情・信頼の裏付け、条件、証拠がいろいろ必要です。
顕在意識(意識全体の10%前後)だけでどうにもならないときは、深層意識構造による影響が強いものです。
ちなみに、「フラワー・オブ・ライフ」のアクティベーションを流すと愛のエネルギーを注ぐ対象が、意外なものだったりするようです。
「最近、ゆとりがもてるようになりました」
「周りが親切にやってくれます」
「飾っているお花がよくもちます」
などなど、思考が狙っていないところからエネルギーは呼応するようです。笑
・・・疑や恐れも、愛のフェーズなのかもしれません。
ところで、「愛を語る者は多いが、愛を見た者は誰もいない」という名言があります。
最初聞いたときは、ご尤もだ!と思います。
次元をいろいろ動かしてみると、誰しもが愛の存在なので、愛たる存在としての自己は見えないのかな・・・と最近は解釈してみたりします。
愛には、どうやら実態や正体の概念はなさそうですから、以上は単なる読み物です(笑)
ただ、この地球で暮らすなかで、何度か遭遇するかもしれない、愛を求めて迷宮入りした際のご参考になれば幸いです。