毎年秋に恒例のコーチングメニュー。
今年2020年は「ビッグドリーム」がテーマです。
イケイケな感じの夢実現というよりも、その夢とともにあることで希望を持ちエネルギー豊かに活きることができる、というものです。つまり、心身がすこやかで魂(本質・精神)が元氣な常態でいられます。
今月からスタートした期間限定ものですが、パラパラと「突然思いたったように」いらっしゃるクライアントさんが多いようです。それはちょうどご自身のこのタイミングでコミットした、スイッチが入った!という具合です。天職(やりがいやミッションを感じる仕事)ベースの方、「ふっと立ち止まったときの人生」ベースの方と、潔く何かしらブレイクスルー するテーマをお持ちです。
さて、ここまでのセッションより、ここでは「ビッグドリームが叶う5つの特徴」をご紹介させていただこうと思います。そういう傾向があるとか、それらの傾向に反駁するものがあれば顧みてみると、ヒントやきっかけになるかもしれません。
① 人がどう評価するかは、殆ど重要ではない。
人の目が気にならない。どう思われるかさして気にしていない。それよりもダントツで集中することがある。人の評価はコメントか自分を鼓舞する刺激。
ビッグドリームに向かって叶えるプロセスでは、そんなふうに受け止めるようです。
このセッションでは、Before – After さながら、現状のご自身のドリームに対する状況や思いと、ドリームの中で活きている自分の状況や思いを体験していきます。クライアントさん自身も、「あれ、ついさっきと全然違う感覚だし、違うこと言っちゃってますよね」という具合。誘導尋問にかかったのか、催眠状態なのか、何か摘まれたように変わってしまいます。
チームで社会的なプロジェクトを興しはじめているMさん。
Beforeでは、明らかな社会貢献や、具体的なプランやミッションを言葉で語っていらっしゃいました。公のプレゼンで立派に説得できそうなほどです。
ところが、Afterになると、
Mさん「プロジェクトのメンバーと愛で繋がってますね・・・」
ご自分でも「愛」という言葉が事業のシーンで出てきたのは、驚いていらっしゃいました。
Mさん「聞こえのいい言葉や説得するようなスローガンじゃないんですよね。ただ、わかりあえていて、よいメンバーがどんどん集まって活動が広がっているのがわかります」
Mさん自身の表情やお声のトーンが明らかに変わりました。それ以上に、ご自身が実感する大きな違いのようでした。
このセッションに限りませんが、どんなカウンセリングやセラピーのときでも、自分や自分のコミットすること以外のほうに、エネルギー、時間、関心、気が取られているとき・・・に悩んでいらっしゃる方が多いものです。ただ、人生長い目で見たら、気を取られることで物事のタイミングを測ったり、何かしらと調整していることもあります。
② 友好的。より身近な人や近親者が喜んだり、ハッピーになる。
同じようにドリームを掲げて、目標や目的を果たすべく勤しんでいるときに、身近な人(家族、友人、他人でも身近な人など)が反対したり、不愉快になったり、邪魔してくることがあります。
一方、このビッグドリーム(本質的な夢)に勤しんでいると、まだそのプロセスにおいて果実が実っていなくても、周囲と仲良くなり始めます。応援したり、協力的であったり、特に手をかさなくても見守っていたり、自由にやらせてくれる、という具合。そして、その周りの人たちがニコニコ、ハッピーそうに、その人たちのことをやり充実しています。
それは、人間や動植物が持っている共振のセンサーです。あなたが本意で取り組んでいる喜びや楽しい(試練やチャレンジを伴っても)エネルギー波動が広がっていて、少なからず感化を与えています。
Sさん「とりあえず、誰も反対していませんね。足も引っ張っていないし。勝手にやっていい、みたいな空気を感じます」
そのとき、周りの環境についてどんなものか?
Sさん「新しい作業場なのか、近未来的なカプセルのような仕切りがあって、他の人も黙々と愉しそうに作業しているみたいです。でもあまり物が散らかっていない・・・ふつうは道具などいっぱい埋もれていて」
環境からの調和も取れているのでしょう。
③ 終わりなき道の始まり
とかく、夢や目標に向かってスタートすると、ゴールがあります。だいたいはそれが叶ったり、ひと区切りついた着地点です。
技術的開発に関わる、
Nさん「これは、終わりがないですよね。というか、終われないです。よくいえば、どんどん発展して、高性能に進化して、バグを修正していくたびに、新しくなっていくし・・・」
ストレスになるのか、やりがいになっているのか?
Nさん「それが楽しんですよねー。一応、ひと区切りついても、また続けられる。線路は続くよ、という昔の歌の感覚が今、わかるような、どこまで行くのかな、と期待もあり。いやじゃないです」
なるほど、ある意味、終わりなき道に入ったことに気づいた時、あらためて、ビッグドリームであることを実感なさったのかもしれません。
④ 個別対応
まるで子供の学習塾のCMのようですが(笑)。これはビッグドリームが叶うことを満たす条件のひとつとして、個を尊重することが挙げられます。それが、大衆、マスが対象であっても、その中の個を尊重し、個別に扱い関わるようなあり方です。
おそらくかつては、そこまで個別対応する余裕や精度にかなう方法がなかったのでしょう。
先のNさんは、一般に向けて広く提供するようなサービスを構築していらっしゃいますが、
Nさん「個が満足するために、個に向き合う対応ができる(AI)を教育する」というプロセスを見出していました。
自分の個への扱いや思いが満たされることと、他者の個を尊重することが繋がっていくようです。
⑤ 夢を描いたときに、叶っている
セッションをAfterのプロジェクション(仮想体験、擬似体験、ビジョンを見るような体験のこと)してみると、ドリームの叶うプロセスの自分の意識や境地が感じられるものです。
Sさん「自分がこうする!と決めて夢を描いたときに、実は夢が叶っている起点があるんですね!」
言葉だけではわかりにくいでしょうが、Sさんなりにハッキリ実感して、そうおっしゃっているのが伝わってきました。つまり、夢を持っている、人生の時間やエネルギーを注ぐものにコミットできる道を見つけて、進んでいる状態が、「夢が叶っている起点」だという訳ですね。
これは、本来は、身をもって描いた夢・ドリームに向い、達成感や納得のゆく力を発揮し顧みた時点で、リアルに気づくことが多いものです。
今回のビッグドリームのセッションでは、何人かの方が、有名な言葉を同じようにおっしゃっていました。
それは、「失敗はない」「うまくいくまでやめなければ失敗じゃないし」「成功は失敗の母?」というフレーズです。
ゴールや終点についたら、ひとまず「おめでとう!」「グッジョブ!」「おつかれ様(日本語的な)」という周囲と共有する夢の実現や成功です。内なる意識の実現は、そこに関わっている常々の日々なのでしょうね。
個別対応なるぬ、ケースバイケースですが、普遍的なエッセンスがあるように感じ、コラムにシェアさせていただきました。
それこそ、今は何かの対応に追われていて、ビッグドリームどころではないという方は、ご自分のドリームの兆しがあるときは、どうぞ見過ごすに掴んでくださいね。