先週「痛みは薬」についてコラムに書かせていただきました。当時はアメブロ・旧コラムにもアップしておりましたので、コメントやDMをいただき、ご自身の経験してきた「痛み」について心当たりがある、というお声がありました。
そのコラムの中で登場されたMさんご本人から、その後の経過のお知らせがメールで届きました。2月上旬に行なったライフコーチングですから、本質を掴まれると進展が早いものです。どの部分の、どのような種類の痛みであれ、日々、みなさま方も痛みに遭遇する機会はあるので、ご参考になるかと思います。
Mさん「・・・面白かったのでメールしました。さっそく痛みのある「かかと」に聞いてみました。
Mさん「本来は言語交換ですが急遽、英語レッスンになりました。知らないことを沢山教えてもらって、久しぶりに話しやすいネイティブの人だったので楽しくて楽しくて、時間があっという間に過ぎました。帰りは「かかと」の痛みが全く無くなっていたんですっっ!
これにはびっくりしました~会社や家にいると痛みが出るという、摩訶不思議な現象です。楽しい事をしていると、痛くなくなるのかな?とっても面白い体験だったので、思わずメールしちゃいました」
勢いのあるメールをいただき、ありがとうございます!この体験談には、実用的な摩訶不思議が事例とともに書かれておりますので、とても参考になると思います。
志麻ヒプノのクライアントさんは、英語や語学を磨いている方がとても多いですし、ご自分らしさを発揮する才能の芽や得意な活動があっても、仕事や日常で後回しにされている方もちらほらいらっしゃいます。そういう方々は、身体の痛みに限らず、故障が起こりやすかったり、心の部分で痛みに匹敵するストレスを感じていらっしゃいます。
また、「楽しいことをやる!」という、今やスピリチュアル・精神世界・自己啓発では王道なおすすめ方法ですが、とても奥が深く、上っ面では簡単でないのも事実です。「楽しいこと」「好きなこと」「本当は得意なこと」をやることに罪悪感を持ってしまったり、「今はやらなければいけないこと(仕事・育児・家事etc)を優先すべきだし、ソレは無理でしょう」と先延ばしにしている方々が多いのです。
「楽しいこと」「好きなこと」「得意なこと」をやるから痛みやストレスが無くなって、ハッピーになるかという図式よりも、それらに努めると、本来の健全な自分のエネルギーが流れ、代謝がよくなり、活発になり、本意や思いの通りに自然(ナチュラル)さが発揮される、といった具合です。
好きなこと、やりたいことをやっていても、その方法や状況が不本意であれば、前回のコラムでお伝えしたように痛みや不調が発生し、サインを出してくれるでしょう。また、好調だけでなく不調や不具合の波があるのは、上達、進化、成長、真相のプロセスです。よく、怪我、病気、不調の後に、ポーンと成果が現れることがありますね。回復力の結果の賜物と言えるのかもしれません。
そもそも「痛み」を感じる、わかる、というところが、癒しやヒーリングの源・原点です。痛みを治したり、ヒーリングや治療・療法で対処するというのは、いわゆる人間特有の自我が作り出した「癒し」や、実は本質がずれてしまいがちな「ヒーリング」でもあります。
「治そうとする」「痛みを取ってあげなければ」「痛みの元を取り除いて健康になろう」というのは、表面的には良心的で健全な治療や癒しに思われがちです。そのように考える以前に、痛みを感じる、わかるという原点に繋がっているなら、治療や癒しは進んでいきます。しかし、表層的な癒しや治療の考えだけで、それらをやろうとすると、いつまでも治らなかったり、ハードボイルドな痛みや症状の場合は、痛みの追い討ちや症状の反撃をくらってしまうでしょう。
自分自身のことだけでなく、身近な人、あるいは立場や医療・治療などの役割を通して、「痛み」を感じ、わかるのは、なかなか人間(人類という生物)には一般的に難しい波動だと聞いたことがあります。
たとえば、痛み(ほかにも悲しみ、苦しみなど)を自然にわかり、感じることに共感の意識が高い動物として、イルカや、(飼い主との関係にも寄るのか?)猫、犬などがあげられます。その共感が、癒しを引き起こし、実際に痛みや症状に動きを起こすこともあります。
そのままの状態、あるがままの状態をわかる、感じてくれる存在なのでしょう。
どなたも少なからずご経験があると思いますが、実際に痛みや症状があるときは、痛みや症状をわかってくれる意識の人、生き物、場であるか、そうではないかを敏感に感じられると思います。それは同情や巻き込まれる型の共感とは異なることも、微妙に感じられます。
私たち人間の場合は、自分の個体を守るのを優先するがゆえに、自分の痛みであれば他者の痛みであれば、自動的にヒーリングを起こすのは難しいのかもしれません(先々、地球人の意識が進化するかもしれませんが)。
強いていうなら、あなた自身が健やかで、痛みや苦痛がない日頃から、自他に対する痛みに対して寛容で優しいエネルギーを持っていると、その常態が、いざ痛みと遭遇したときに自他を癒し、本質から回復・治療する作用になるでしょう。まずは自らが元気(自分の本質な氣)でエネルギーに柔軟対応であれば、他者の事態に対しても善き運びになります。
痛みを発する患部が具体的であったとしても、そのメカニズムは非物理的なプロセスを介しており、痛いと思えば痛くなったり、痛いのが飛んでいく、など感覚的な領域とも親しいのです。
氣の持ち用、エネルギーの常態はおおいに関連ありそうですね。
今回は、Mさんの体験談をご紹介させていただくことで、Mさん自身のエネルギーも動きますし、「ちょうど参考になったよ」という痛みにご縁の方々にも、エネルギー循環し相乗作用が起こるでしょう。
ありがとうございました。