108の煩悩といえば、除夜の鐘を108(あるいはそれ以上)回つくことがよく言われます。
そもそも煩悩が108ある由来を調べてみると、
まず、仏教のさだめるところ、人のもつ6つの感覚(「眼(げん)、耳(に)、鼻(び)、舌(ぜつ)、身(しん)、意(い)」
それらの感覚について、3つの受け取られ方「好(良)、悪、平」があり、さらに、2つの分類「浄(きれい)、染(きたない)」があります。
さらに、これらの営みには「前世、今世、来世」という3つの時間軸があります。
6×3×2×3=108
また、1年の月の数(12)+24節気の数+72候の数=108
となることから、1年を表すという説もあるそうです。
今年、どんな煩悩があったか?クライアントさんや周りの方々に書き出していただきました。煩悩なのか文句なのかビミョーなものもありますが(笑)以下、108個からあなたにも当てはまるものがありますか?
最近は「煩悩」というワードは、だいぶカジュアルに使われるようになりましたので、気軽に読んでみてくださいね。
・先行きが不安だった
・周りのいろいろな情報を聞きすぎて、自分でよくわからなくなった
・ネガティブな発言を聞くことが多かった
・わかっていながらネガティブなまま過ごしていた
・イライラした
・自分でもわかる言い訳ばかりしていた
・自分の欠点、人の欠点が気に障った
・ありがたいのはわかっているのに、感謝したくなかった
・協力できることに協力するのが面倒だった
・怠けていた
・家族がリモートで家にいて圧迫感があった
・イライラして子供につい当たってしまった
・子育てに自信が持てなくなった
・大事な子供たちのことが、そう思えないようなことを言ってしまった
・自粛でうつうつとした
・自粛で太った!
・ダイエットしてもすぐリバウンドする
・ふだん気をつけているのに、急にドカ食いすることが多かった
・食べ物を買いすぎて腐らせ、捨てるはめになった
・体にわるそうなものストレスで食べてしまった
・いつもストレスがある
・自分は運がわるい
・わかっているが、人のせいにしてしまう
・人と比べて落ち込むことが多かった
・人と自分の格差を感じた
・人からわる口を言われた
・人のわる口を言ってしまった
・人を信用できなかった
・相手が嘘をついていないか、警戒していた
・人の嫌なところばかり目についた
・聞こえないふりをした(無視)
・笑顔でいたが、心の中ではよく文句を言っていた
・くだらないと思いながら仕事をしていた
・上司や同僚は馬鹿だと思った(心の中で)
・会社が無くなればいいと思った(仕事が無くなるのは困るが)
・(不謹慎ですが)嫌いな奴はコロナに感染しろと思った
・自分の仕事は正当に評価されなかった
・減給した
・自分より仕事ができない、ろくに仕事をしていない人に腹がたった
・自分に向いていない仕事ばかりやらされた
・疲れていた
・なんとなく体調がよくない日が多かった
・気が滅入った
・健康診断で異常が見つかった
・薬を飲む事が多かった
・おっちょこちょいでよく怪我をした
・病後にすぐ働かなければならなかった
・夜寝られない
・夜更かしで生活が乱れた
・昼間ぼーっとしていた
・食べ物が美味しく感じなかった(食欲がない)
・不味いと思いながら自動的に食べてしまい、後悔する
・外食の機会が減って、つまらなかった(外食に依存していたようです)
・糖分の多いドリンクばかり飲んでしまった
・お酒を飲みすぎた
・嗜好品、お菓子、スナックを食事がわりにした
・家の中がいつも散らかっている
・片付けができない
・片付けても、すぐ家の中が散らかる
・デスクの周りがいつも書類などで山積みに
・あとになって後悔することがよくあった
・他人の目が気になる
・人が自分をどう思っているか気にしていた
・自己嫌悪
・つい自虐的なことをしてしまう
・被害者意識が強いと思う
・人からわかってもらえない、理解されないことが多い
・誤解を受ける
・よりよって機嫌のわるい人に遭遇する
・つい感情を人にぶつけてしまった
・物に八つ当たりする
・猫に八つ当たりする(たぶん怒っていると思う)
・事故に遭った
・いやなことをやりたくないと思っていたら、事故に遭った
・物が無くなった
・水漏れにあった
・これ以上言ったら相手は怒るだろうと思いながら、怒らせた
・相手に良かれと思ってやったのに、反感をかってしまった
・自分の気持ちを逆なでばかりする人がいて辟易する
・かまってちゃんが煩わしい
・これだけ頑張っているんだからと評価を期待していた
・におわせをして、後味がわるかった
・心にもないことを言ってしまった
・優越感をもって、相手を褒めた
・知っているのに、知らないふりをした
・時間を無駄にした
・お金を使って後悔した
・どうでもいいものを衝動買いし、お金の無駄遣いをした
・心が貧しかった
・損得勘定で決めてしまった。結果損をした。
・もっとお金があれば、と思うことが多い
・世の中が二極化すると聞いて不安だった
・古い時代に取り残されている
・不公平だと思うことが多い
・もっと若ければ、と年齢のせいにしている
・自分の願いは叶わないと思う
・いつもセカセカして落ち着かない
・なんでも自分で背負い込んでしまう
・意味もなく悲しくなる
・世の中は腹が立つことが多い
・周りや世の中に対して文句を言いたい
・家族や肉親の中で仲の悪い関係がある
・自分を偽ることが多い
・自分のことが好きではない
・愛を感じない
・死というものがなければ良いと思う
・人生は失うものが多いと感じている
・人生は煩悩ばかりだとつくづく思う
煩悩が少ないほとシャバ(この世)では生き易いとされます。ただ、まったく煩悩がなければ味気のない人生になるかもしれませんね?(笑)
来る年は、少し軽量化していきたいものですが。