コマーシャル業界でも、癒しやリラックスの意味合いで「ヒーリング」という言葉がすっかり普及するようになりました。
空間や雰囲気だけでなく、モノのデザイン、食品、住居などなど、広く該当します。
エネルギー(量子)の領域から本質に働きかけるエネルギーワークを、実際に受けたことがある方も増えてきていますね。
歳月とともに、レイキ(霊氣)ヒーリング、シータヒーリング、クォンタムタッチヒーリングなどは、諸国浸透しています。
ご自身で効果や作用を感じたことがあるとか、周りで当たり前のようにヒーリングに馴染んでいる方がいれば、特に抵抗や疑いなく、ほかのレメディ(治療、療法、矯正など全般)の一環のように受け取りやすいでしょう。
一般的なレメディと違い感覚的な作用のせいか、ヒーリングを受ける側、ヒーリングをする側(ヒーラー)とも、「そういうものだ」という認識でゆったりと広まっています。
わかるような、感じるような、気のせいのような(ある意味、氣=エネルギーなので、それで合っています)・・・
よほど、エネルギーが堅く滞りの強い状態でないければ、一般的には、「気持ちよい」「リラックスする」「ぼーっと寛いだ」「眠くなった」「コリや痛みが緩んだようだ」などという作用に感じるでしょう。
ヒーリングと治療 アプローチの違い
ヒーリングは、西洋医療などの「治療」に限定しない、広い意味での治療・療法です。
ただし、一般的な価値観の治療法、治療家(ヒーラー)が「わるいところを治す」、「痛みや症状を取る」という起点では、エネルギーが動きません。
エゴ(強い自我)による「治る」「改善する」「痛みをとる」「早く回復して元気になる!」という目的は、ヒーリングという超自然由来には通用しません。
それでは、ヒーリングの意味が無いのではないか?と思われてしまうかもしれませんね(笑)
エゴは頑張り屋さんで、無理を強いたり、多くの選択肢や可能性を狭める性質があります。
また、結果に固執しすぎてしまい、結構、ガサツに扱います(エゴはそんなつもりはないのでしょうが)。
エゴ自体が良い、悪いというものではありません。エゴは、自己を正当に主張したいし、物事や、この場合は治療や症状を理解し明確にする働きがあります。
しかし、エゴは限られた状況のなかで論理的なプロセスや根拠を優先するため、もっと複雑で創造的な諸症状には、通用しないことが多いものです。
エゴをもとにすると、治療家(医師、施術者、治療法、薬など)も、症状を抱えた人たちも、限られた資質で頑張らなければならず、葛藤や症状との闘いを招きやすいようです。
回復や治療のための闘いです。
ヒーリング(本質に作用する治療)では、ヒーラー(治療家)はもとより、受け手側に、症状に対するエゴがあると作用しないようです。
極端な例ですが、
ヒーラー・治療家「癒さなければならない」(責任、義務)
受け手側「ヒーリングで波動を整えて◯◯を完璧に治すために、ヒーリングを続けよう」
「◯◯の治療で、完全にこの症状をやっつけよう!」
などです。
もっとも、このように力んでしまうプロセスも、ヒーリングの一環であると言えるのかもしれませんが。
ヒーリング、リーディング(エネルギー領域を読む)、アクティベーションなどは、「頭でやっているものではない」です。ただ意識(氣)を向ける、というシンプルで精妙な感覚です。
マインドが考える「目的意識」と、エネルギー領域における「意図」は、かけ離れることがあります。後者は「自然にそうなる」「うまくゆく」、と意図しておけばOKというスケール感において自由に調和をはかります。
ヒーリングのエネルギーは、おのずと必要な“仕事”をオートマチックに行います。
何もしないよ・・・という計らいを取ることもあります(笑)
タイミングや兼ね合いも自動的です。
早く、早く、とマインドはじれったがるかもしれませんが。
ヒーリングのエネルギーは、受け取る側が「受け入れる」状態であるかどうかで、作用します。
もう殆ど無意識の領域です。
ときには、自分では一生懸命「受け入れるわ!」と思っていても、
全体のあなたは、
「ちょっとムリ」
「もう少し苦しいけど頑張るわ!」
「エネルギーを受け入れると諸々の都合とバランスが崩れるから、少し後でお願いしまーす」
という事態なのかもしれません。
一旦、ヒーリングの領域の特徴、流儀に慣れてゆくと、見た目では同じ空間にある第三密度の物質界においてもすぐに適応されます。
人との関わり、ものごとのやりとり、時間の流れ・・・など、通常は相手ありき、状況ありき、1日24時間のルールであっても・・・
昨今、徐々に人それぞれの自由度が増し、多様な生活スタイルが広まるにつれ、私たちの意識のほうがおのずとヒーリングモードのあり方に適応していくものと予見しています。
いろいろなアプローチを試しながらやってみたら愉しいですね。
現在、メタライフ講座は2つのグループが曜日違いで回っていますが、
エネルギーが動き始めると(ヒーリングや瞑想の癒し系と、アクティベーションなどの活性化)、同じご自分の身体や関わる出来事の性質も動き始めるという確認が取れているようです。