表にみえる言動や生き方を探るために「潜在意識」という構造システムを探ることは面白く、発見があります。現密な正解はあり得ませんが、そこがまた愉しさでもあります。
少し前から「高い意識系」という言葉が流行りました。
精神世界・スピリチュアルであるなら、意識の波動を高めたり、ハイヤーセルフやスピリッツガイドに繋がることを連想します。
一般社会では、少し揶揄した意味を含み、高い意識系の人が好むライフスタイルを表現していますね。
嗜好やモノの考え方が、広い意味で自己啓発領域か?
地に足がついていないような不安定さがあり、意識が上に上がっている様子でもあります。
いつの時代にも、高みを目指すお年頃(肉体レベルの実年齢を問わず)があるもので、やがて高い意識に沿った生き方になるか、しっくり見合うものに出逢っていくようです。
近年は、さまざまな業界や領域が、「高い系意識」(高い意識系とあえて分けていますが)でチャレンジングしており、それがおおいに許容されています。
否定する声、危うさを指摘する反論がありながらも、長年停滞や遅れを容認していたところは、意識変革が起こっています。それが、それぞれの業界や領域のサービスや表現などに現れています。
私たちの身近な生活や、利用するシステムやサービスにも、じわじわと「高い系意識」により導入されたものがあるように感じます。
おおむね、地球全体、人類全体と思われます。個人レベルの意識移行から、いわゆる「地球がアセンションしている」説が実証されているのでしょう!
意識変革、特に高い系意識など、進化する途上では、葛藤や反発などがしばらく繰り返されます。
個人レベル、世界レベルで、時代に逆行するようなこともありますが、そのプロセスも折り込み済みで、全体的な調整を図っているのでしょう。
ただ、「物事は良くなる前に悪くなる」というのも、いずれは旧い価値観になりそうです。現状はそれも的を得ているように感じます。
精神世界、近年のスピリチュアル系でも、物質/肉体レベル(3次元の密度)を土台にする生き方や観念から、意識を高めましょう、という動きが強くあります。
波動をクリアにし、意識を高める。霊的なガイドに繋がる、などという手法もだいぶ広まりました。
古えから、そのような儀式的なものはありましたが、現代の日本では社会的な風潮もあり、以前のように疑いや否定は薄らいでいます。
また、明らかなまやかしを人々が見極め、発覚しやすくもなっています。
志麻ヒプノでは、精神世界、潜在意識ベースでこの「高い系意識」について・・・
もしかしたら、意識や生き方(ライフステージなど)が思うように上がらない、不鮮明、重たい、といった方々にヒントになりそうなことを、お伝えしたいと思います。
昨今、一層「5次元瞑想」のシリーズを聴いてくださる方が増えております。ニーズがある一方で、抜けきれない壁のような、天井のようなものがあるように感じます。
また、ライフ・アクティベーションのセッションやメタライフ講座で、あらためて私たちの人生に組み込まれたような信念体系や集合意識を明らかにすると、「そりゃ、そうだわ」という発見があります。
おおむね、一般大衆の9割以上は該当しそうな3次元意識のトラップ(罠とまでは言わないが・・・・)がありそうです。
細かいものは多すぎますので、今回は2つ挙げてみます。
① 3次元の欲求を満たすため
「意識を高めたい」
「技術や研究を介してより便利で高みな生活をしたい」
「人類の往年の課題を克服する」
「高学歴、高いステイタス、評価がほしい」
スピリチュアル系ですと・・・「アカシックレコードやチャネリングができるように意識を上げたい」
などなど、それぞれのスタンスや現状のレベルで、「高い系意識」を抱いていると思います。
まとめて、「高い」という言葉に限定してしまっていますが、高さでいえば、低という位置や狭いという状況が目指す位置にとることもあるでしょう。
それら目指すものは・・・
すべて「ここ」にあるのだ、宇宙はなんでも可能だ、引き寄せることができる法則、など、さまざまな希望のもてる方法を、みなさまも耳にしていると思います。
そして、「ここ」や「宇宙」や「引き寄せの法則」にチャレンジしたことがあるかもしれません。
それで何かコツを掴める人、合点がいき何となく意識の波と3次元の状況がリンクしたならOKです。
しかし、そうならないとしたら?
3次元の欲求を満たすために、意識を高めたり、探究や開発を続けているのかもしれません。
起点は3次元の欲求から出発したとしても、早い段階で、その欲求に対する頑張りを緩めていくことが肝のようです。
欲求は持っていて良いのですが、その欲求に重りをつけるような観念です。
観念とは、思い込み、価値観、感情、常識と呼ばれる甘噛みな制約、集合的な意識、人間の形成した時間軸などなど・・・・
いくかは簡単に解除できるのですが、隠れて裏で動いている観念(コンピュータのようにプログラムと呼びます)によって、自分の存在意義や人生の軌道を、3次元において満たそうとする欲求です。
「願っているのに、なかなか叶わない」
「一時的にうまくいっても、本意でないところに戻る」
「いつも明らかな/または漠然とした問題や悩みがある」
「豊かに幸せに生きたいが、、、なかなか」
という思いがマインドにあるとしたら、概ね「3次元では多くの人たちがソコを目指しているかもしれない欲求のレール」に乗っているのかもしれません。
なかには、そのような社会的な、集団的な基準から卒業し(上にアガリ?)、高い意識で活きたいというクライアントさんもいらっしゃいます。
個人セッションではなく、体験会やワークショップで、意識やライフスタイルを変容したいという意欲的な方も多いものです。
ここで、前出のような、結局はその意欲が3次元のやり残しや課題を払拭しきれていないと、意識や観念だけを変えようとしても、身体(肉体レベル)が引き止めてしまう傾向にあります。
「セイクリッド・ライフ・アクティベーション」で、長年の苦しみや停滞感から一気に脱却したい!と意欲的なNさん。
リーディングをしながら、アクティベーションを流していきますが、Nさん自身の意欲や、エネルギーレベルの認識が活発になっている一方、身体の細胞には古い観念や集合意識があり、時間を引き止めているのが視てとれました。
Nさん「そこも一緒にアクティベーションで流したいです!!」
と明るく笑いながらもキツいご様子。ここも段階的な発酵期間、調整期間として問題ではなく、折り込みな印象です。
早く変わりたい、こうなりたい、という前提が、3次元でのやり残しや、いたわりや愛を注ぐものからの反応なのでしょう。
メタライフ講座の2週目に入ったところで、参加者の方々のなかに、
「急に片付けたり、掃除をするようになったんです」
「冷蔵庫の中の古い食品を処分しました」
「億劫な気持ちがなくなりました」
という反応が起こりました。その方々の身辺のエネルギーを変えていきながら、またご自身の意識も呼応していくサイクルです。
私たちは、ひとつの次元に生存しているわけではなく、多次元の生物です!
一般的に(じゃない人も多い)肉体が目立つので、ここ3次元が主張しています。が、精神世界やスピリチュアルの外側の知識に関心ない人、知らない人たちも、多次元で暮らしています。
自動的にギアを切り替えています。
概ね、高いギア波動のほうが、強めに作用しますので、こちらが高い意識で寄ると、相手側もその周波数で呼応してくれます。
多次元なので、宇宙人な人間も、地上の言動をとりながら住んでいますし、、、
3次元の領域より、2次元派が暮らしやすい人間も多いですね。そして、もはやマルチバース化ですね。
② 生きることは大変だ!
人間は多次元の生物ですが、3次元(第3密度)だけをメインに生存していると信じていると、なかなか人生というものがハードボイルドになります。
「生きることは大変だ」というルールがあるからです。
そこでは、不可解な「生と死」がゲームの大前提です。
クライアントさん方で「生きるのが辛いです」「もっと楽に生きたいです」とおっしゃる方々よりも、寡黙に、当たり前に、ハードボイルドな人生に従って「生きることは大変」をサバイバルしている方々のほうが深層にプログラムがあります(笑)
言葉で辛さを伝えたり、言わずとも心で思っていたり、まったく無意識で生きる大変さと前向きに意欲的に向かっている方々が、抱えているプログラムが、そもそも「生きるって大変」です。
大変だからこそ、生き甲斐がある!
大変だからこそ、闘って生きていこう!
大変だからこそ、守るべき存在や、愛がわかる!
・・・などなど、派生するわけですが、後者は、3次元を経て、やがて次元上昇をしていく意識の方々のようです。
ただ、人類意識における地球全体の意識が上昇しているのは、だんだん、生きることが大変だった惑星を、もっと楽な地球にしよう、というムーブメントがあるからです。
最近、ちらりと見たニュースによれば、某家電メーカーが「イヤでたまらない家事はなんですか?」といった内容のアンケートを取ったところ大反響があったとか。
そんな家事から解放される家電を創造する流れなのかもしれません。
まだしばらくは「生きること」の葛藤や闘いゾーンもあるでしょう。
しかし、追々、人類意識は上昇するようです。
今回は、敢えて意識に高さを設けて、ツラツラと書いてみました。
超、平易に、精神・メンタル系にまとめれば、「自分らしく」を軸にもつと、意識の純度と強度が高く、調和を取っていく方向になります(仮説)
何かしらご自身の意識領域の参考になれば幸いです。