最近は、例年より早めに先の支度を始めている方が多いように感じます。来年のカレンダーや手帳を揃えたり、来年を見据えた予定やプランを立てているという話をちらほら聞くようになりました。
もちろん、人それぞれです!
いつも来年になってから、今年の片付けや反省をする、という方だっていらっしゃいます(笑)特に年末が忙しいパターンでしたら、我流でOKと思います。
気候的に動きやすいことから、片付けや整理整頓を始めている話もしばしば聞きます。内面的な整理をしたいとき、「実は家の中が散らかっていて、自分の中を映していますよね」と理解する方が多いかもしれません。
Kさん「片付けは適当にできますが、どうしても思い出のある物には手がつかず、もう絶対使わないよね、とわかっていても踏ん切りがつきません。最近は、迷いながらも捨てられるようになったんですが。そもそもなぜ古い物や思い出をサッと手放せないんでしょうか」
だいぶ世の中に(物質的に豊かな社会において)片付けや、物を溜め込まないという思想が精神的に認識されていますので、物質と心の関係については、思うところがある方が多いと思います。
そして、内面・心の観点からモノ・片付けを捉えると、けっしてKさんは物質や思い出のあるモノに執着したり、こだわっているとは限らないようなのです。
大切な物や思い出は持っていて良いですし、ようは自由意志が働かず葛藤が起こっているのがキモです。
物質、思い出(特定のエピソード)の内容が何であれ、それら全般に引っ張られてしまうのは、自分自身がトラウマや心の憤りや引っ掛かりのようなものに引き留められているから、という傾向にあります。
自覚しているトラウマなどもあれば、まったく度外視していて気づいていない隠れた傷や闇のような憤りの場合もあります。
いわゆる「トラウマを癒す」ことができるタイミングで、Kさんのように「なぜ自分は○○○なんだろう」と不可解に考えさせることが起こるのは珍しくありません。
この段階に至ると、トラウマの内容や、これまでの経過を癒すことよりも、「それがトラウマだったのか!」「自分では気づかなかったことがあるんだ」などと発見し気付くだけで、あらかたの癒しや回復が起こります。
Kさん「瞑想とかヒーリングが好きで、今、ココにある意識の心地よさがわかってきているんですが。でも、過去に目をむけるべき課題があったんですね。もう今は影響してないと思ってるんですが、過去にはいろいろ辛いことがありましたよ〜」
ここで、3次元的な時系列で、Kさんの過去を紐解いてしまうなら、次元を活かしたセラピーになりません。
「5次元ライフコーチング」では、今のKさんの考えや思うところ全ての次元を上げていきました。
Kさん「3次元では、片付ける物や、過去のその辛かった経験を、どう吹っ切るか、捨てるか、という作業のようなハードさがあります
・・・・4次元では、それらはすべて宙に浮遊していて、見えるし手にとることもできるけれど、関わらなくてもいいです。
4次元では、自分だけの物、経験ではなくて、いろいろなところと繋がっているのがわかって、自分だけが背負うような圧迫感がないです
・・・5次元に入ると、、、なぜだろう涙が出てくるときの感動が湧きあがってきて。
物や思い出と繋がらないんですが、ありがたいとか感謝が湧いてきます。あぁ、どうなったのか、わからないです」
そこで、このテーマについて、今のKさんの適正な次元に移行してもらいました。
Kさん「産業革命や人類の神秘みたいなドキュメント番組が見えてきて。。。いろいろなものが織りなすこと、歴史、延々と引き継がれるような場面が見えます」
(それらが象徴することは?)
Kさん「自分の、ふだん、物とか、思い出とか、片付けることなんかについて考えている意識がとてもチープですね…. 物や思い出はもともととても大事な自分の一部にもなっていて、その物も思い出も自分の中にあるんですもんね。それがしっくりわかったら、片付けも捨てることも、ありがとうと思いで自然にできそうです。…何か、言葉ではうまく言えませんが、背中のほうが熱くなって明かるく照らされている感じがします」
Kさんと同席していると、確かにぐわ〜んとエネルギーが変化した印象を受けました。
過去やトラウマなどを癒すプロセスは、人それぞれです。タイミングによってはじっくり時間をかけるでしょうし、あっさり風が吹くかのように解消してしまう場合もあります。
次元の構造でいえば、過去や、辛い感情などは、重量が重たく、また視野や容積を狭める性質があるようです。
過去や辛い感情を共なった出来事は、果たして実体があるのかないのか?かなり主観的な存在感と影響力を持っており、それをずっぽりと被っているなら、かなりスペース的にも動き的にも制約を受けるでしょう。
まさに、片付けのテーマともリンクしていそうですね。
使わない物や思い出に囲まれているのはわるいことではありません。ただ、なかなかバルキー*です。
*バルキー:かさばる、重さのわりに大きい、扱いにくい。