「良くないこと」=「悪いこと」とも断定しきれないため、まどろこしいタイトルですが、
「良くないことが起こったら?」としました(そういう思考回路のクライアントさんが多いようです)。
つまり、それだけ、良いこと、悪いことの区分けは漠然としており、状況により流動的な解釈なのです。
そのような不安や危惧をうっすら抱える方が多いなか、今年もイヤーリーディングが起動しております。
けして、運勢を占うような、運勢任せに依存するようなものではない運びのセッションですが、とはいえ、やはり日々、何か先々を危惧している方はとても多いです。
もちろん、晴れやかで望ましい方向へコミットする意気込みとして、イヤーリーディングを参考にしよう、という意欲主導のクライアントさんもよくいらっしゃいます。
どちらも可否はなく、そのクライアントさんの現時点の感じ方によります。
年末に限らず、この時期において、お仕事(職場)や身近なところで「問題」らしきものが浮上し、このままで「来年はどうなるか?」「ポジティブに考えようと思っても、仕事に関わると不安」という正直なクライアントさんもおられます。
「問題」らしきものを抱えて解決しようと前向きな方々や、「ポジティブに考えよう」という傾向の方々は、概ね、情報としてのノウハウはご存じです。
それらによって、問題から抜けだせたなら、その対応で適しているレベルです。
しかし、どうにも解決しない、同じようなモヤっとした問題を繰り返している・・・としたら、次のステージにいらっしゃる頃なのかもしれません。
今世、最初から、次のステージにいる方もいますが、多くの方々は現在進行形で「問題」や「もっと望ましい状況へ」というスタンスにいらっしゃるようです。
それは、そのプロセスが、妥当であり、自然界や知性を持つ地球人の理に適った、進化の段取りなのでしょう。
「問題」に直面していたり、わるい方向へ向かわないよう頑張っている思考パターンの方々がチャレンジする次のスタンスは?
そもそも・・・
「よいこと」も「わるいこと」も、無いっちゃ無い
です。
逆に、あると思えば、良し悪しはあります。
また同じ事でも、次第や状況が異なれば、逆転しますよね。
「よいこと」「わるいこと」という分類は便利であり、かつ、とても雑です。ガサツです(笑)
その雑味加減は、あいにく、問題と解決という、もっともらしい法則を信頼させてきました。
それは、嘘ではありませんが、解決することにより、新しい問題が登場します。
文字どおり受け止めるなら、「問題」は問いかけです。
ひとつの答えや正解を導きだすという思考や行動パターンを、ある教育や情報文化の影響を受けすぎてしまうと、「問題」の問いかけをちゃんと見聞き・知覚して、反応したり考えることが鈍くなっていきます。
周りの期待や反応にこたえるための「問題」は、概ね、殆どのものごとを、大雑把に良いこと、悪いこと、大雑把な特定の意味をつけることが重要だと思わせます。
そして、もともと意味など存在しなかったり、意味を見出す手間に消耗するようなことについて、頑張らなくてはいけなくなります。
周りの期待や反応にこたえるために「問題」と思っていることの大半は、あなた自身やあなたの大切な人たちにとって、真の「問題」ではありません。
一方、「よいこと」「わるいこと」その他、特定の意味づけを一旦自由に解放すると、「問題」は苦しめるものではなくなり、より自然な方向や、本来は望んでいた流れに向かっていきます。
その自然な方向や、本来は望んでいた流れは、よいわるいを越えた、安堵感や平和、楽しさや嬉しさ、なんかいい感じ!、これこそ豊かだ・・・などといった、認識や理解に通じるでしょう。
ときには、「問題」が大きなチャンスや、新しい発想や発見、慢性的に抱えていた不始末などを終えるものに化します。
「よいこと」「わるいこと」は、一つ意識の次元をあげてみると(全容がわかりやすくなる)、ひとつの循環を切り取ったシーンに過ぎません。
その他のラベリング(意味づけや解釈)は、それらのピースやディテールであり、見る人、感じる人によって、千差万別です。観念というより、リアルに見える現実のホログラムが多様である、いうことです。
年末になると、急に今年のうちに問題を片付けたくなる方々もいらっしゃますが、
もし、今、どうしようかな・・・という「問題」「トラブル」ある程度の「緊急事態」に直面しておられたら・・・
「良くないことが起こるんじゃないか」
「最悪なことになったらどうしよう!」
「辛い、苦しい状況から早く抜け出したい」
「何もやる気がなくて、このままではまずいんじゃないか」
などという心境であれば、そのように認識するマインド(思考・感情)の領域に、意識がとどこっている可能性があります。※問題だ!という考えに意識が向かっている。
そのような感じ方や、明らかに現実に思えているであろう状況について、
そこに絶対的な良い、悪いわけで、「無いちゃ、無い」という達観した意識に上げてみましょう。
そうするために、外に出て散歩したり、空気を吸ったり、音楽が好きなら音楽聴いたり♪ 、気分を切り替えるプチ努力はおすすめします。
思いのほか、そこから楽に進展していくでしょう。
良いも悪いも、実態はなく、無いっちゃ無いものであり、多くの想念や価値観のバランスで創られています。