January 2025
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
※ [ 5:10 頃 ] 〈「生命力をヒーリング」〉誘導ワーク♪
昔話の時代には、長寿は尊ばれ、部族の長老も長として位置づけられていました。
しかし現代の日本では、長く生きること自体が、その状況によってはやや否定的に捉えられることがあります。
家族や大切な方々には健康で長生きをしてほしいと願う一方、長生きに伴う問題に負担や重圧を感じる方もいらっしゃるでしょう。
では、ご自分自身が長生きすることについては、どのような希望をお持ちでしょうか。
日々の気分や、もし生死に関わるような出来事が起きたら、その考え方は変わるかもしれませんね。
最近、「あまり長生きをしたいとは思っていない」という方が増えてきました。
セッションの ご相談の本題ではなくても、イヤーリーディングの中で健康・長寿の話が出た際に、ふと口にされるクライアントが多いのです。20代から60代まで、年齢や性別を問わず、です。
今の生活に充足感や喜びを得にくいことや、蓄積した疲労やストレスを理由に、死生観へと話が及ぶ場合もあります。今を生きることが大変なときや、当たり前の生活に慣れてしまったときは、生きることに刹那的になりがちです。
魂やハート(あなたの本質)とうまく繋がっていないとも考えられます。
一方、小学校中学年くらいまでの子どもたちは、「自分は長生きできますか?」といった素朴な疑問を抱くことがあります。
長生きが未来の明るい希望と結びついている印象も受けます。
現段階では、人間の意志や心の状態が寿命にどう影響するかははっきりしていません。
ある意味、長く生きたいと思うかどうかは、その問いかけ自体がナンセンスなのかもしれません。
100年前には世界の平均寿命は31歳ほど、日本人は44歳ほどでした。
私たちは、格段に長寿化した時代を生きているのです。
そうしたなかで、生きるという選択そのものに焦点をあてたとき、あるいは、生きることを無理して選ばないという考え方があったとして、みなさまはどのように感じられるでしょうか。
ここからは、私たちが無意識に影響を受けている社会思想や価値観の話になります。
経済や政治などの背景が、知らず知らずのうちに「どう生きるか」に対する思い込みにつながっている可能性もあるのです。
先日、大学院の死生学の講義でも、倫理的な問いかけが為されていました。
近年取り上げられる優生思想や、延命か反延命かといった問題、そして安楽死や尊厳死など、世界では多様な議論が行われています。
日本では高齢化社会に伴う医療や福祉の負担が強調されてきましたが、その裏では、まるで生命が誰かの所有物のように扱われる考え方が混ざっているようにも感じます。
時代や文化、民族や宗教によって価値観は変化し、多様性を認めること自体は大切なのでしょう。
ひとりの生命はあらゆる生命の一部であり、同時に全体でもあるといえます。
スケールが大きすぎて実感しにくいですが、個人や集団が何か問題を抱えるとき、全体のほんの一部だけを見て衝突していることも多いようです。
さて、一年の始まりにあたり、自分が認識する生命そのものをもう一度感じ、そこに活き活きとしたエネルギーを取り戻してみたいと思います。
ここからは感覚的な体験になります。ご自身の生命の源泉が豊かになるよう、短いヒーリング瞑想を行ってみましょう。
[ 5:10 頃 ] 〈「生命力をヒーリング」〉誘導ワーク
静かな場所で、横になるか、楽な姿勢をとりましょう。
あなたは地球の大地とつながり、安全で平和に休んでいる、そんなイメージを想像してみましょう。
穏やかな気持ちになるほど呼吸が深まっていきます。
身体の所有感や「生きている」という感覚にも自然と意識が向きます。
深刻にならず、まどろむくらいの気持ちで続けましょう。
全身に意識を巡らせ、もっともあなたの生命力を感じる源を直感的に捉えてみます。
たとえば、心臓でしょうか、呼吸をしている肺でしょうか。
血液の流れや、全身を結ぶアナトミーでしょうか。
そこに向けて呼吸を送りながら、どんな状態か、どんな生命を感じるかゆっくり味わいましょう。
頭で理解しようとせず、ただそこん意識を向けます。
普段、生命力や活力を感じる瞬間はありましたか。もし思い当たることがあったら、心の中で「ありがとう」と伝えてみましょう。
次に、パワーやモチベーションが弱っていたり、癒しが必要と思われるところを直感的に見つけます。
消耗したり、パワー不足の状態であることに、あなた自身は気がついていましたか。
先ほど感じた生命力の源から、癒しと活力のエネルギーを弱っている部分へ送り込みます。
エネルギーが全身に巡り、本来の生命力が養われていくのを感じましょう。
必要なら、地球からの自然のエネルギーも取り入れてください。
しばらく、このまま、ただ体験に委ねていきましょう。
このあとも、生命力につながるエネルギーは流れ続けます。
生命力に満たされた未来の可能性の状態をフューチャーペーシングしていきます。
そのエネルギーが今の自分と連結していることを感じます。
今感じている感覚を保ちながら、そしてゆっくりと呼吸をしながら、体の感覚に意識を戻していきます。
目を開ける用意ができたら、体験から戻ってきてください。
いかがでしたか。
体験前と比べて、ご自身の状態、生命力や活力にどんな変化を感じるでしょうか。
さて、一年のはじまりには、新しい計画や予定を立てる方が多いと思います。
はっきりした目標がない場合でも、生命力や生きる意志の中に、自然とブループリント(青写真)が組み込まれているかもしれません。
自覚がなくとも、心に留めておくだけで、思わぬ気づきやヒントを得られることがあります。
2025年のイヤーリーディングは「脱皮」がテーマです。ご自身の指針を探るうえで、ご活用いただければ幸いです。