May 2026
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
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※ [ 6:40頃 ] 〈コンプレックスの感情エネルギーを抜く〉誘導ワーク♪
今月は、「複雑系の感情」について整理してみたいと思います。
さまざまな感情のなかでも、思考と結びつきやすいものに、コンプレックスや劣等感があります。
怒り、悲しみ、喜びなどは、どちらかといえば咄嗟に現れることが多い感情です。
そのあとから思考がついてきて、さらに悔しくなったり、悲しみや喜びを何度も反芻したりします。
一方、日本語でよく使われる「コンプレックス」という言葉は、単純な感情というよりも、いくつもの感情が複雑に絡み合った“感情の塊”を指しています。
心理学では、これを「心理的複合体」と呼びます。
夢分析でも知られるカール・ユングは、コンプレックスを、無意識のなかにある感情の塊のようなものとして捉えました。
そこには、記憶、欲求、衝動、そして感情が絡み合っていると考えられます。
私たちが日常で使う「劣等感=コンプレックス」は、人と比べて引け目を感じたり、自分は劣っているのではないかと思ったりする状態です。
ただ、本来のコンプレックスは、それよりももう少し深いものです。
無意識のなかに、複雑に根づいている感情の構造、といえるかもしれません。
一説では、アドラーが「劣等コンプレックス」を強調したことから、その後、「コンプレックス」という言葉が、劣等感の意味で広く使われるようになったともいわれています。
さて、私たちは、他人と比べられやすい環境や立場にいると、ストレスとして感じやすくなります。
すると、コンプレックスのスイッチが入りやすくなります。
最初は、ただモヤモヤするだけかもしれません。
何か嫌な気持ちがある。
でも、それが何なのかは、はっきりわからない。
そうした状態を感じ始めるクライアントさんのなかには、自分を肯定できない、自信が持てない、と感じる方がいらっしゃいます。
具体的には、仕事や役割に対して、
「自分は評価されていないのではないか」
「仕事を十分にやっていはないのではないか」
と感じ始めることがあります。
このような環境は、職場に限りません。
たとえば、子どもたちの学校に関わるママ友同士の関係性。
あるいは、比較材料がそろっているような仲間の集まり。
そうした場でも、コンプレックスは刺激されやすくなります。
実際のところ、この複雑系の感情は、その環境や価値観に出会う前から、ご自身の内側に根づいていることが多いようです。
子どもの頃や、育ってきた環境が関係していることはあります。
とはいえ、成人後の出来事や、数年前の経験がスイッチになっていることもあります。
また、春は気温や気圧の変化が大きい季節です。
そのため、複雑な感情にも、少なからず影響を及ぼすように感じます。
つまり、心身が落ち着かなくなりやすいのです。
最近の「春のディープクリアリング」でも、複雑系の感情が明らかになるケースがありました。
あるZoomセラピーでは、将来のお仕事への不安のなかに、ご自身が抱えている複雑な心境、そしてコンプレックスの整理が必要なテーマが含まれていました。
セッションの時間に限りがあるときには、コンプレックスの根本となるエピソードまで、深く追求しないこともあります。
その代わりに、一般的な集合意識のなかにあるコンプレックスに働きかけることがあります。
たとえば、次のようなテーマです。
経済やお金
能力や評価
外見や振る舞い
名声や評判
そして、優越感と劣等感の二極性。
また、人生のタイムラインを、ひとつの可能性にだけ制限してしまう思考。
こうしたものも、コンプレックスの枠に引き込まれる要因になることがあります。
さて、皆さまは、複雑系の感情としてのコンプレックスを抱えていらっしゃるでしょうか。
普段は感じないけれど、条件がそろうとコンプレックスが出てくる。
特定の相手や状況に対して、コンプレックスを感じる。
あるいは、漠然とした理想の自分と、今の自分を比べている。
ときには、過去の自分や、多次元的な経験のなかの自己意識と比べていることもあるかもしれません。
潜在意識のテーマは、不可思議です。
ふだんは気づかないものが、潜在意識のなかに残っていることがあります。
一方で、自分にはコンプレックスがあると思い込んでいたけれど、潜在意識では、すでにそれが過去のこととして昇華されていることもあります。
今月のミニワークでは、ご自身のコンプレックスを見つけていきます。
そして、それをタイムラインから引き抜きます。
そのかわりに、あなたが本当に受け入れたいものを、そこに補填していきましょう。
とくに、奥底に潜んでいるコンプレックスに焦点を当てていきます。
それでは、しばらくリラックスできる場所で、目を閉じて体験に入ります。
※ [ 6:40頃 ] 〈コンプレックスの感情エネルギーを抜く〉誘導ワーク♪
誘導体験
胸のあたりや上半身が丸まらないようにして、楽な姿勢をとりましょう。
緊張感や不安を感じていたら、呼吸のペースを少し落としていきます。
ゆったりと、深呼吸をしましょう。
息を吸って。
そして、吐いて。
もう一度、ゆっくり息を吸って。
そして、吐いて。
呼吸が深まり、心身が落ち着いてくると、あなたの人生のタイムラインが見えてきます。
それは、線や道のように見えるかもしれません。
あるいは、長い、明るい、広がっている、といった感覚として捉えるかもしれません。
あなたのタイムラインには、感情の層があります。
そのなかから、複雑系の感情を見つけていきましょう。
コンプレックスを象徴する、感情の塊。
モヤモヤとしたもの。
複雑に絡み合っているもの。
あなたは直感的に、それがタイムラインのどこにあるのかを探ることができます。
それは、どのようなコンプレックスでしょうか。
経済やお金・・・
能力や評価・・・
外見や振る舞い・・・
名声や評判に関するものでしょうか。
あるいは、あなた独自のエピソードが出てくるかもしれません。
そのコンプレックスや複雑な感情を、内なる知性で観察していきます。
普段、あなたはこのコンプレックスから、どのような影響を受けていたでしょうか。
このコンプレックスは、これまであなたの役に立っていたでしょうか。
役に立っていた部分があるなら、それを認めます。
もう必要がないなら、手放していきましょう。
では、あなたのタイムラインから、このコンプレックスの感情エネルギーを抜いていきます。
関係するドラマや混乱した思考も解放します。
タイムラインの上から、自然に引き抜かれていくように。
重たいものが、徐々にほどけていくように。
複雑に絡み合っていたものが、すっと抜けていくように。
その変化を、体感していきます。
そして、そこに、受け入れたいものを補っていきましょう。
たとえば、
安心感。
信頼。
自由。
豊かさ。
あなたらしさ。
自然な自信。
光やエネルギー、愛
ふっと感じるもので構いません。
あなたのタイムラインに、あなたが受け入れたい質を満たしていきます。
複雑になっていた優越感と劣等感の葛藤が、統合されていきます。
ネガティブに比較するマインドは、本質を見ようとします。
あなたは、自分のタイムラインを進んでいくことができます。
そろそろ呼吸を整えていきましょう。
今いる場所の感覚を、少しずつ思い出していきます。
手足の感覚。
背中や腰の感覚。
呼吸のリズム。
そして、準備ができたら、すっきりと気持ちよく目を開けてください。
いかがでしたか。
タイムラインの変化や、複雑な感情の統合には、少し時間がかかることがあります。
このあと、経験に伴う感情を限定していたことに気づきやすくなるかもしれません。
「これは自分の感情だ」と思っていたものが、実は過去の比較や、誰かの価値観から来ていたとわかることもあるでしょう。
さて、今月、こどもの日のワークショップでは、インナーチャイルドとソウルチャイルドについて扱います。
健やかなインナーチャイルドは、光のような存在です。
普段の大人の私たちの感覚よりも、もっと軽やかで、光の速さを持っているように感じられます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。






















