師走はせわしないながらも、時期的にそわそわと2021年を振り返り、来る年2022年に向けて何かしらの意向や目標を明らかにしている様子が伺えます。
志麻ヒプノでご縁のあるクライアントの皆様は、例年に増して先行型の構えの傾向が強いように感じます。ご自分の傾向やタイプを理解しておられ、早めに準備にかかり来年に備えている印象です。
人生の年齢(身体レベルの)を重ね、ご自身でも要領を掴んでいらっしゃるのでしょう。
恒例のイヤーリーディングにしても、12月に入る前から来年に向かってベクトルが伸びている方が、例年により非常に多いです。
さて、今月のイヤーリーディングのセッションの傾向も参考にしながら、2021年から2022年にかけての意識変化の特徴をいくか挙げてみたいと思います。
人生は相対的なものととらえるのは、社会や世間の傾向ですが、個の意識レベルでは主観かつ絶対的なものであり(比べようがない)、また精神宇宙やワンネスの観点からすれば、相対的も絶対的も越えるような捉え方です。
ですから、この意識変化の特徴は、優位性や優劣を問うものでなく、ご自身の意識を観察する参考にお役立ていただければ幸いです。
2021年から2022年にかけての意識変化
近年の動向を含みます。
① 虚栄や薄っぺらい関係・ものが終わっていく
必要がなくなっていく、というほうが自然な運びかもしれません。かつては薄々認識しながらも、非常に〜/ある程度は、役に立っていた虚栄や薄っぺらい関係が、必要無くなっていくからでしょう。そのような関係を必要としていた人間関係の構造や組織が脆弱化しそうです。
人間関係に限らず、そのようなものの上に成り立っていた物質的なもの、価値観、情緒なども維持されなくなるでしょう。
一昨年くらいから、自らの意思で、というより、「無駄な関係や付き合いに無理する必要性がなくなった」「人間関係が楽になった」というお声をよく聞くようになりました。
② 不足感、欠乏感を感じなくなる
「以前と収入も生活費も変わらないのですが、以前のほうがいつもお金のことを心配したり、将来のためにはもっと必要だと思ってしんどかったです」とおっしゃるHさん。今年は意を決して退職をし、心にゆとりのある生活を過ごされているそうです。
日常生活や心があくせくしていると、それがとかくお金や豊かさに関する欠乏感や不足感にリンクするものです。
あくせくすることで、人間関係や自分自身に対して希薄になり、心情を満たせないがゆえ、「お金のために頑張らなければ」などと、無意識に話をすり替えるのかもしれません。
内面が充実するほど、以前より「不足感、欠乏感がない」感覚や行動が増えていくようです。
①の薄っぺらい実体のない関係も、不足感や貧しいこころにリンクしています。先のHさんはそんなパートナーとの関係も解消されたそうです。
③ 「自分にとっての本当」を発見していく
人間関係や物質的な領域の充実感は、なにより自分自身に対しても同じように感じていくことになります。
まわりに対する自己主張や自己表現するための自分磨きや自己肯定から抜け出し始めている人たちが少しずつ増えており、いわゆる「自分らしくいる」「自分はこうだから」を自然に出せる風潮になってきています。
これは日本特有の文化、和を重んずる風習にある日本人に限らず、所属するコミュニティや民族において、風の時代全体にいえることのようです。
たとえば、人類として世界をみるなら、ジェンダー、人種、年齢、生き方、思想など、全般に「本当のとこり」が広がっています(今も旧い時代構造の地域・国は存在します)。
④ 多様性が進化していく
近年、先急ぐように二元論の分離した思想や言動が改革され、多様性に向かっています。
たとえば2021年は、差別や分類を是正する風潮が強まりました。しかし、この是正や修正が二元論や分離の土台の上にあり、あらたな差別や分離が生まれてしまったり、複雑化してしまう傾向にあります。
このプロセスは2022年以降にも続行していくでしょうし、ある意味、地球という惑星重力の構造上、不可避な意識なのかもしれません。
社会や世界のスケールはともかく、個人のレベルではご自身に対して多様性を活かした生き方は、時代に合っていくでしょう。
⑤ 想念が現実を創っていく
エネルギー的にみればごもっともなのですが、年々、思ったことが現実化するリアリティが増していきます。
どのような想念を持つのかを留意したほうがベターです。個人レベルでも、組織や社会規模でも、おもいのほかひとりの想念が創造する現実の構築力が強いのです。
さらに2022年にかけて、この速度が増しますから、短期間で想念が現実を動かすでしょう。もっとも、現実は想念なのですから、「リアルな現実」だと思えていることは、さらなる想念でアレンジ可能です。
つまり、現実は、現実として絶対的でも確実なものでもない、ということに気づく意識が、徐々に増えてしていくかもしれません。
2022年にはいり、セッションなどから気づくことがありましたらまたご紹介させていただこうと思います。