「手抜き」というと、サボりや不良工事など、必要な手間を省いて大事なことをやらないイメージがあります。 「手を抜くな」と言われたら叱られたような気になります。 「手抜き」の語源は囲碁にあるようです。 対戦相手に応戦するように自分の手を打つ(盤の上に石を置く)のではなく、相手の手に惑わ…
日本の一般的な暮らしのなかでは「飢餓」という言葉や感覚はあまり実感はなさそうです。飢餓は「おなかが空く」一線を越えて、生活苦や生命の存続が危ぶまれます。 飢餓状態といえば、歴史に残る飢饉、日本でも第二次世界大戦後の復興初期に子供たちが栄養失調であり、飢餓状態であったこと、また世界の後進発展途上…
「想像力を使って、自分を怖がらせるようなものを思いつく」というシュールなテーマを挙げてみたいと思います。 「怖い」といっても、オカルト映画、地震、戦争、犯罪など、広く浸透する「怖い」ものは、時の社会構造や人類の歴史とともに連動しており、大衆の認識や知性が変容することで「怖れ」のニュアンスやステ…
June 2023 こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。 メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。 [audio mp3="https://hypno-solution.com/wp-c…
歴史を遡ると、処刑を一般の目に晒すという風習が遺されています。 日本の時代劇に登場する罪人、戦国時代の敵国の首晒し、中世のヨーロッパや革命期の混沌とした社会、 君主の力を示す意味でも生身の人間の処罰が群衆に公開されていたようです。 宗教や信念における力により、規範に反したり罰に匹敵…
「不平等」「差別」といえば、社会や集団における人権の問題を連想することが多いと思います。社会人類学や社会学のなかで、不平等や差別の変遷を辿るなら際限なく事例に溢れているでしょう。さまざまな物、システム、技術が進化するなかで、このテーマに関しては発展途上のようです。 人権に関する社会問題だけでは…