志麻ヒプノのタイムトラベルセラピー®では、人生のタイムラインを一つに限定していません。「今世の人生」に課題(問題や悩み)があるとしても、ほかのタイムラインを潜在意識下で旅したり、感覚的に認識したりすることで、問題や悩みに囚われ続ける状態から解放されていきます。
一人の人生は、一つのタイムラインに沿って生きるものだと、私たちは日常生活のなかで当たり前のように考えていることが多いでしょう。
また、ワイス博士の前世療法や「並行人生(パラレルライフ)」といった概念は、頭ではわかっていても、その概念と、自分が肉体を持って生きる人生とは別の話だと感じている方も多いと思います。
いわゆる「別次元」というわけです。
日本では、歴史上の人物が現代の人々にも比較的強い影響を与える傾向があります。
歴史物語や歴史ドラマでは、場合によっては現代の様式に合わせて、歴史上の人物のスタイルやシナリオが変えられることも、自然に受け止められています。アニメ化やゲーム化されたり、別の商品として登場したりすることもよくあります。
これも、その歴史上の人物の別次元の人生と言えるのかもしれません。
理性的な私たちは、その歴史上の人物が何年に何歳で亡くなったかというところで「死」をみなしつつも、一方で「別次元」の存在感が後世で活躍している、と解釈することもできます。その歴史的人物のスピリットやキャラクター性が強ければ、まさに魂は生き続けていると言っても差し支えないかもしれません。
肉体の生死と、観念的な存命をごちゃ混ぜにしているように感じるかもしれません。しかし、観念的な生命は、肉体の生死以上に存在感を増したり、よりパワフルな存在になったりすることがよくあります。
西洋医療が科学として台頭した近代以降、私たちは肉体における生死(医療的な診断による死の認定)によって、人生観を強く限定しているようにも思われます。肉体を持って生きる「この人生」の生き方も、たった一つの選択肢しかない、あるいは二つ以上の選択肢があったとしても、一つしか選ぶことはできない、という人生観を選ぶことになりやすいのです。
昨今は、スピリチュアルな考え方や量子力学に基づく人生の処世術もかなり広まりつつあります。たとえば、この宇宙には可能性が無限にあり、望む現実を引き寄せたり、具現化したりできるという考え方です。
それでも、その発想を感覚的に理解し、日常や人生観にすぐ活かせるようになる人は決して多くありません。
あるいは、ときどきうまくいくけれど、慣れ親しんだ「うまくいかないやり方」に戻ってしまう方も少なくないでしょう。
多次元世界(マルチバース)であるなら、都合のよい次元のタイムラインで生きたいと思うかもしれません。
まず、人生(今世)は一度きりという、身体ベースの人生に沿ったタイムラインには、その概念にしっかりとどまるための、たくさんのルールや信念体系があります。それは、ちゃんと人生を生きるように設計された重要なものだと考えます。途中で自発的に「人生やーめた」となりにくいわけです。
たとえ苦しい状況に追い込まれてそうした気持ちを抱いたとしても、概ね、その設計された構造によって、無意識のレベルで踏みとどまるでしょう。ここでいう無意識とは、個人の意識に限らず、さまざまなタイミングや意識のネットワークも含みます。
身体を持つ人生のタイムラインのほかに、ほとんどの人は、身体のある「現実」に生きながらも、複数のタイムラインを使っています。ほかのタイムラインでは、たとえば時間の観念が異なりますし、そもそも時間というものが働かない構造もあります。身体のあるタイムラインに対して影響力の強い、別のタイムラインをもつ宇宙とつながっている人たちもいます。
「現実」を確認するためには、時間がもっとも測りやすいものさしです。ですから時間を基準にすると、いくつもの宇宙が同期しながら存在している、とも言えるでしょう。たくさんの宇宙を多次元(マルチバース)と捉えつつ、それをユニバース(ひとつの宇宙)と考えるのか、あるいはユニバースという概念に対比できないものとしてのマルチバースと考えるのかは、文脈にもよるところでしょう。
少し話が膨らみ、複雑に感じたかもしれませんね。
あなたの人生のタイムラインが明晰(クリア)になり、あなたを「一つだけのタイムラインで生きているのだ」と強く思わせているものをクリアリングし、解放したりデタッチしたりすると、「現実」ではあらかじめ認識も想像もしていなかったようなことが、多次元の領域から起こりはじめます。
それは単に、物事が起こる、経験する、行動するといったベースだけではありません。ひらめきが起こる、感覚が変わる、冴える、過ごし方を変えるような思いつきが生まれる、今までできなかったことが急にできるようになる、わからなかったことがわかるようになる、といった変容も含まれます。
タイムラインを多次元(マルチバース)につなげていくプロセスには、いくつかの方法があります。
「現実」に強く固定させているものから自由になるには、受け継がれたタイムラインに固執せず、手放してもいいのだという気づきが役立ちます。
春のディープクリアリングで、タイムラインを見直す体験をしていたときのことです。
Mさん
「自分のアイデンティティや存在感のようなものが幾つかあって、その間でエネルギーが漏れているというか、散らばっているのが視えます。チューブ(タイムライン)が歪んでねじれていて、おかしいです……」
Mさん自身の役割や、「自分はこうあるべき」というアイデンティティ、そして周囲からの期待に応えなければならないという意識が、タイムラインに影響していたようです。
実際のところ、「現実」においても、自分のアイデンティティが分散して歪みが生じていると、どう生きたらよいのかわからなくなることがあります。そして、本意ではない生き方を選ばされてしまうことにもつながるでしょう。
カルマの法則に従うタイムラインとつながっているケースもあります。
Sさん
「前世にたくさんカルマがある、と言われたことがあります。自覚はないですが、うまくいかないときは、カルマのせいだと思っています」
タイムラインからカルマを見つけて解消する、という流れそのものに、生きる力を奪われてしまうこともあります。
そこで、「カルマに囚われたタイムライン」をクリアリングし、ご自分らしい力や能力を発揮しても、再び「カルマのタイムライン」につながらないよう変容していきました。
ちなみに、カルマのタイムラインは、人によっては、貧困のタイムラインや宗教的抑圧のタイムラインから離れることも伴うでしょう。
これらのタイムラインは、一人の人に固有のものではなく、いわゆる集合意識や強い感情的な想念によって紡がれているようです。
また、タイムラインといっても直線とは限らず、ループしていたり、磁気のように引き寄せたりするものでもあるようです。
このあたりの手法は、少々マニアックです。
コーチングや心理療法、あるいはスポーツや体調を整えること、コミュニケーションや豊かな愛情によって、変化が起こることもあります。
しかし、どうやらこれは「現実」では変わらない……というときには、多次元構造のタイムラインから、自身の領域に関わってみることが、有効な働きかけになる可能性があります。
ただし、変容するプロセスに今度は自分の気持ちがついていけず、変化が多すぎる、という場合には、よく言われる「心技体」のバランスが大切になります。
とくに、定期的にZoomセラピーを受けるクライアントさんのなかには、「以前の問題は楽になりました!でも、今度は……」というパターンがみられます。
エネルギーを拝見すると、変化に対する感度や順応性はとてもよい方なのですが、「その変化の質やスピードに、身体がついていけていない」ようでした。
ここは、体力をつけたり、体質を整える習慣を身につけていただくことが肝要です。体に関しては、継続と習慣の力がとても強いからです。





















