March 2026
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
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※ [ 4:44頃 ] 〈引き算で整える〉誘導ワーク♪
今月は、簡単な算数を比喩的に使って、春に備えた調整をしてみましょう。
算数の基本で習った「足し算」と「引き算」。
引き算は、足し算の逆の計算方法です。足し算では数を合算し、引き算では数を減じることで結果を得ます。
この基本から、美学やセンスを問う場面、あるいはファッションやマナーの流儀として、「引き算」の考え方やアプローチが採用されることがあります。
日本的な空間表現でいう「余白」や「シンプルさ」は、新たな魅力を生み出す手法として評価されます。
もとをたどると「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」という、建築家ミース・ファン・デル・ローエのデザイン哲学──「無駄を削ぎ落とすことで美や機能が極まる」──にも通じる考え方です。
さて、よりよく生きるためのスピリチュアルな考え方や、日常の暮らしにおいても、このアプローチは親和性が高いものです。
近年で言えば、断捨離、浄化、ミニマルな暮らしなどが紹介されました。みなさまも、試されたことがあるかもしれません。
引き算の価値や機能が大切になってくるのは、過剰な足し算によって本質や原点が霞んでしまい、自分や物事の実態がよくわからなくなるときです。
私たちの身近にありがちな、わかりやすい例を挙げてみましょう。
味付けにこだわって、たくさんの隠し味を加えたり、味変を楽しんだりする。
化粧やファッション、スキンケア、ダイエット、健康グッズやサプリ、学習方法、人間関係や人脈、情報やネットワーク、スピリチュアル系のワークや成功法則などにも、「足し算をし過ぎる」傾向が出やすいものです。
すると、「何もしないほうがいい」「やり過ぎるのをやめる」といった引き算によって、いつの間にか埋もれてしまった本質的な感覚や能力が、目覚め始めます。
そのままの食べ物の味がわかるようになったり、健康状態のサインに気づけるようになったり。
あるがままの自分に向き合い、必要な課題に気づけたりもするでしょう。
現代の資本主義経済の中で暮らす私たちは、物質だけでなく、情報やつながりの面でも「足し算」になりがちです。
むしろ、自発的に「自分の意思」をもたないと、美学や機能を伴う引き算はしにくいのかもしれません。
そして前向きで真面目な方ほど、よりよく生きるために足し算をしがちになります。
では、引き算をすれば機能や美が得られるのかというと、空間的な広がりや、ゆとりを内側にも感じることになるでしょう。
さらに、自分自身や存在そのものに、存在感やエネルギーが蓄えられるような感覚も出てきます。それは、足し算で得る存在感やエネルギーとは、また別次元の印象を与えるはずです。
今月の誘導ワークでは、あなたの身近な生活や人生観の中で、どのような引き算が “Less is More” になるのか、シミュレーションしてみましょう。
ご自分では良かれと思って、「もっと多いほうがいい」と感じて続けていること。
多少犠牲を払ったり、面倒だと思いながら習慣的に続けていること。
人とのつながりの中で、義務的になっているもの。
ふっと浮かぶものは、引き算のアプローチを示唆しているのかもしれません。
[ 4:44頃 ] 〈引き算で整える〉誘導ワーク♪
(誘導体験)
それでは今回は、椅子をひとつ用意して、体験中に立ったり座ったりできる場所で行っていきましょう。
一度椅子に座り、座り心地を確認したら、そのまま立ち上がります。
リラックスした立ち姿勢が取れたら、目を閉じます。
呼吸は、いつもどおり自然に行いましょう。
あなたがここ最近、「足し算が多すぎている」と感じるテーマに意識を向けます。
それは自覚していることかもしれませんし、今、急に心に浮かぶことかもしれません。
どのようにそれを行っているのか。
どのくらいの頻度なのか。
量なのか。
足し算を行っている状況を、思い返していきましょう。
その状況や自分自身をジャッジせず、客観的に眺めます。
どのようなところが、過剰な足し算になっていますか?
いつ頃から、どのようなきっかけで、足し算が過剰になっているのでしょう?
足し算は、掛け算のように累積していますか?
あなたの目的に対して、この足し算は効果的でしたか。
それとも、副作用や負荷をかけているでしょうか?
このことから、あなた自身は “Less is More(より少ないことは、より豊かなこと)” に通じると感じますか?
直感的に「そうだ」と感じられたら、椅子に座りましょう。
椅子に座ると、そのテーマについて足し算が止まり、引き算に入っていきます。
そして、ちょうど望ましい、豊かなポイントで引き算も止まります。

あなたらしさや、本来の目的を感じられているでしょうか。
多過ぎず、望ましい適度な感覚になっているでしょうか。
しばらく、安定や心地よさ、これまでとの違いを味わってみましょう。
それでは、体験を終えたら深呼吸をして、すっきり気持ちよく目を開けてください。
いかがでしたか。
私たちの周りには、やや大雑把に「これは良い」とされる情報が広がっています。
それらは魅力的かもしれませんが、取り込みすぎるとうまく消化できず、自分に合っているか、タイミングが合っているかもわからなくなります。
そのものごとの良し悪しというより、過剰になると落ち着かなくなり、わけもなくイライラしてくる人もいらっしゃるでしょう。
取り込むものが多く、忙しくなりすぎると、違和感に気づく機能も鈍りがちです。
たまには引き算をしたり、休んだりすることで、本来のご自身の感覚や、大切なものごとの機能を調整できるでしょう。
さて、今月も多次元に関係するワークショップなどを開催してまいります。
ここでも、「多くの次元に関わるほどよい」「高い次元を拡張しましょう」という話ばかりではありません。
むしろ今回のワークのように、ご自身の状態や周りの状況について多角的に気づきを得たり、整えることが目的になります。
「悪くないはずなのに、何か行き詰まりを感じる」
「自分らしくしていられない気がする」
そんなときにおすすめです。ご興味のある方は、ぜひお集まりください。



















