ライフコーチングや、豊かに人生を生きる目的での自己啓発では、人間に共通する特性を定義づけることがあります。そのひとつに、The Six Human Needs(直訳すると「6つの人間のニーズ」)という分類があります。
さて、今のあなたは、次のどれに人生の軸・重きを置いていると感じますか?
いずれかに優劣があるわけではありません。より物質的な社会に根をおろしている生き方のときであれば、精神的世界に関心の高い時期であれ、包括しています。
ちなみに、人生にひとつだけのニーズに価値を置くことはないと思います。その時期、状況により重んじるモノは変わります。そして、そのニーズの価値は、ポジティブな面、ネガティブな面、中立的な面、それぞれあります。
このことは、あのことは、と分類せずに、今のご自分の生き方、人生の目的として敢えてひとつ、直感でお選びください。
どうぞ!
① 確実性
安定、安心、安全、保証、確信に当たることです。次の②とはパラドックス(逆説)であり、可能性にかけるよりも、確実なものがニーズを満たします。
② 可能性
①とはパラドックス(逆説)になり、不安定、不確実です。しかし、チャレンジや夢、選択肢があります。成功や実現もここに含まれます。可能性にニーズが高いのです。
③ 意義
自分の存在する意義、仕事や実績の残す意義。親であることの意義、など人生における役割や活動に重要な意味や価値があることのニーズを重んじます。利得、利益が優先になるでしょう。次の④と葛藤する部分もあります。
④ 愛・人との繋がり(人間関係)
コミュニケーション、愛や愛情が大切になります。③と葛藤する部分もあります。愛や人との繋がりがあってこそ、人生にニーズを満たされると感じます。
⑤ 成長
成長、発展、向上など、より良くなっていくことに欲求があります。より愛のある、より豊かな意義のある、より確実な、より冒険的な、など上記のいずれも含む成長意識というニーズです。
⑥ 貢献
他者への貢献であったり、業界、社会、世界、人類など対象のスケールはさまざま。無償で何かしらを貢献し役立つことに人生のニーズがあります。
では、過去のあなたはどうだったでしょうか?
同じ人生の軸に重きを置いていたでしょうか?10年前は違ったな、という方もいらっしゃるでしょう。
優劣はないのですが、ストレスが強いのは①②③⑤ですね。そのストレスがポジティブに働いているときはOKです。
④の「愛」や⑥の「貢献」には、純粋なものであれば、ストレスという概念はありません。
そして、同じニーズの分類や世界観の人たちと関わっていることが多いでしょう。違う特性が強いとしても、一緒の空間にいるとすれば、多少の被りはあるのでしょうね。
人生の節目、価値観が変わるとき、生き方が大きく動くようなときは、この6つのニーズも移行しているはずです。