December 2024
こんにちは。志麻の 今月のメッセージ です。
メッセージは、文字と音声でお届けしています。音声でお聞きくださるときは、音声バーの再生ボタンをクリックなさってください。
※ [ 3:21 頃 ] 〈「脱皮」〉誘導ワーク♪
いよいよ辰年の師走に入り、次の干支である巳年が近づいてきました。
ひと月前倒しになりますが、巳年に象徴される「脱皮」についてお話したいと思います。
後半には、このテーマに関連した誘導体験ワークを行いますので、ぜひリラックスして、ご自身の脱皮の要素に取り組んでみてください。
哲学者、ニーチェは「脱皮しない蛇は死ぬ」あるいは滅びる、という言葉を残しています。
蛇が成長のたびに古い皮を脱ぐように、人間も変化と成長を繰り返し、新たな自分に生まれ変わる必要を促しています。「古い殻を脱ぎ捨てこと」の大切さを説いているのでしょう。
蛇は古来より神聖視され、その抜け殻は生命力や成長の象徴とされています。
特に、きれいに形を保った抜け殻は縁起が良いとされるのも、こうした背景があるのかもしれませんね。
ちなみに、若い蛇は2週間に1回ほど脱皮し、大型の成蛇では年に1回程度だそうです。人間がペットで飼うような蛇が、脱皮しにくい場合には、ぬるま湯に浸して助けてあげることもあるそうです。
この話は、人間社会における「自力の脱皮」の難しさを象徴しているようにも思えます。
では、人間にとって「脱皮」にあたるものは何でしょう?
私たちの身体では、皮膚細胞、爪、髪などが新しく生まれ変わるプロセスを想像するかもしれません。
また、価値観や生き方を見直し、成長させるような活動や変化も「脱皮」と言えるでしょう。
一見すると快適で慣れ親しんだ状況や、自信を持つ成功体験でさえ、時に「古い殻」となることがあります。
古い殻のままでは、生きる気力のようなものが徐々に衰退していきそうですね。
さて、皆さんには「脱皮待ち」の殻があるでしょうか?
最近、殻を脱ぎ捨てたような出来事はありましたか?
これからの時間、ご自身の内側にある変化や成長を見つめ直し、「次の脱皮」に向けた準備を整えていきましょう。
[ 3:21 頃 ] 〈「脱皮」〉誘導ワーク
それでは、静かな場所で心を落ち着けて、軽いヒプノセラピー体験を始めましょう。
できれば、全身を伸ばして横になるか、短い時間ですので、目を閉じて立ったまま、楽な姿勢をとりましょう。
ゆっくりと深呼吸を繰り返します。
頭のてっぺんから、手足の先まで、呼吸を全身に広げるようにイメージします。
イメージするのが難しければ、呼吸という透明なエネルギーを全身くまなく広げる感覚でやっていきましょう。
よくできています。
さらに、全身を覆う皮膚や毛髪、爪にまで、丁寧に呼吸を届けていきましょう。
軽く眠気を感じているなら、とてもよくできているサインです。
さて、あなたは、以前にも脱皮をしたことがありました。自覚はなかったかもしれません。
そのときの脱皮の殻が、あなたの体の周りに幻影となって視えてきます。覆われているような感覚かもしれません。
それはどのような殻の幻影でしょうか。
心のなかで、殻の幻影に、その脱皮は、どのような成長や変化に繋がったのかを尋ねてみましょう。脱皮の前のことを思い出すようにイメージが浮かんだり、気づきが起こっていきます。
もし、わからなくても、古い殻に思い残すことはありません。安心してください。
続いて、近い未来に訪れる「脱皮予定の殻」を探してみましょう。
呼吸を全身にくまなく広げていくと、殻の働きをしているイメージや感覚に気がついていきます。
どのような殻でしょうか。
心のなかで、この脱皮は、どのような成長や変化になるものかを尋ねてみましょう。
あなたは、この脱皮の予定について、気がついていましたか?
呼吸を深めながら、どのような脱皮の準備が必要なのか、どのような変化が待っているのかを感じてみてください。
もし、脱皮の予定がなければ、ないということがわかります。また、今後の脱皮について、感度が上がります。
では、深呼吸をしながら、体のほうに意識を向けていきましょう。手足を軽く動かし、首をまわしたりしながら、体を 徐々に目覚めさせていきます。
用意ができたら、スッキリと気持ちよく目を開けて、体験から戻ってきてください。
いかがでしたか?
このような体験は、たとえ鮮明なイメージが湧かなくても、潜在意識に働きかけることで、成長や変化のきっかけになるでしょう。
具体的に脱皮の準備に気づかれた方は、ぜひその心づもりを大切にしてください。
最後にお知らせです。
今月からは恒例の「イヤーリーディング」がスタートします。
このセッションは、12年前の巳年からスタートして、ちょうど干支を一回りいたしました。
巳年のメインテーマは、「2025年の脱皮による成長」です。
毎年、多くの方が1年の方向性を見つけるためのヒントとして活用されています。
2025年もぜひ、自分らしい1年を体現する一助として、ご利用いただければ幸いです。