今現在、すべての個人セッションのメニューは「オンライン・対面どちらも可」です。
今年1年を通して、このスタイルはすっかり定着しました。もともと、遠方や海外の方、家から出るのが難しい方は、かなり以前からお電話やスカイプをご活用されていました。
社会に広くリモート・モードに浸透し、ZOOMやスカイプを初めて駆使した方も多いでしょう。つないでみれば、意外に便利とばかり、すっかり対面から切り替えていらっしゃるようです。
一方、「やはりセッションは対面のほうが受けている感じがする」「オンラインは苦手で」とおっしゃる方はとても多いです。昨今は感染防止対策の要領をつかみ、サクサクと進めています。特に先月までの「ビッグドリーム・コーチング」では、椅子や道具を用いるため、対面ならではの意識と行動変容が期待できます。
難点といえば、マスクでしゃべると喉が乾く、大きめの声でハッキリしゃべる必要がある、などです。
新たにセッションにご予約される方から「対面でも受けられますか?」とお問い合わせがちらほらとあります。基本は、ご自身の受けやすい方でお願いします。私のほうは、どちらでも質的に違いはありません。ご自身のネット環境や、家での受け心地が大事です。家族や、家の中にペットちゃんがいて、気が散るという場合もありますし、日常と切り換えたいということで、お越しいただいてもOKです。
【オンライン・セッションあるある】
お仕事などでのリモート会議や打ち合わせ時にも該当するのでは?
・宅配便が届く
クライアントさんのお家のほうです。家でひとりで居る時間だからセッションを受けているところに偶然届いてしまったとか、「実は時間指定していて、セッションの途中で届いたら中断させてください、申し訳ありません!」と前置きされる方もいらっしゃいます。問題ありません。
ご本人が自然に感じる日常のひとコマであれば、セッションのエネルギーを煩わせたりしません。自然にいきましょう。
・救急車のサイレン音
これはクライアントさん、私サイドの両方にあります。私が家の近くにはS病院への目抜き通りがあります。今年のオンラインワークショップは家から接続することが多く、結構な確率で、夜間(19-21時)は救急搬送のサイレン音が鳴り響きました。特に瞑想やイメージ誘導中、自分が黙っているときは、すぐにマイク音声をOFFにするなど、可能な限りの対処をしました(でも少し入りましたね)。
ちなみに、潜在意識に入る夢の診断では、「救急車や消防車の夢は、とっさのパワーや、思わぬ出来事を暗示。吉夢の場合、思わぬ場面で活躍できる」とのこと(笑) *(開運夢診断サイト様より)
・オーブンレンジ、コーヒーポット、炊飯器の炊き上がりメロディ、洗濯機の終了音
音モノが続きます。こちらは鳴らぬ対処をしていますが、クライアントさんのお家のほうではフツウによくあります。その音が、アラームや警報のような響きで聞こえるときは少し緊張感がありますが、これもオンラインゆえの面白さですね。
・ペットやお子さんが登場
ひと頃、猫のシッポがオンライン参加している飼い主のPCに映って笑いを誘うニュースがありました。実際に、猫は飼い主さんに近付き体の一部を画面に見せることがあります。犬は吠えることで存在をアピールしたり、お子さんの場合は、そろそろ終わる時間になり延長しそうになると、適宜ジャマしに来ててくれる?といった具合です。
・音声が途切れる
ここからはエネルギーに寄るところが大きいのですが、セッションの肝心なところで、プツッと音が途切れたり、音声に乱れが出ることがあります。ZOOMやスカイプに限らずお電話でも稀にあります。“反応した”と言うことがありますが、受け入れ難いような内容、ふだんの思考と葛藤するような情報があると、通信機器は敏感に反応するように感じます。なんらかの微弱な通信障害が起こるのかもしれません。基本的には、その不具合は気にせず、一旦、ソフトを再起動するなどして対処します。
・画面がフリーズする
前出の音声の映像版です。以前は確かにスカイプなどのソフトが重たかったり、インターネット回線の電波が弱いことで、反応が起こりやすかったように思います。気が重たいと、通信に影響するのかもしれません。そんなときは、音声同様、一旦ログアウトしたり、深呼吸をして新たに集中すると気の乱れはおさまります。
いずれも「気のせいでしょう」と言われるように、気のせいで調整ができるのです(笑)
・ヒプノなどの体験で号泣していると….
ヒプノやタイムトラベルセラピーのような内観に入りこみときは、家の落ち着く環境で受けられるとむしろリラックスし深く入るようです。しかし、稀にですが、非常に強い感情が出たり、号泣に近くなると、オンラインの隔たりがありますので、ご自身でティッシュなりタオルハンカチで涙を対応いただくことになります。
ここで、潜在意識に語りかける暗示(言葉)の優れているところは、ご本人が拒否したいこと以外はとても素直に言うことを聞いてくださること。
ですから、「ゆっくり深呼吸をしながら感情がだんだん落ち着いてきます」「落ちついたら涙をふいたり、鼻をかんでもよいのです」と誘導しますと、すぐに感情を落ち着かせ、ご自身で冷静に対応します。むしろ、平静のときのほうがもたつくかもしれません。
〈オンライン・セッションのポイント〉
・出かけなくてよい。移動時間がかからない。
・忘れ物がない。(すぐ家の中で取りにいける)
・録音ができる。今までは受けているパソコンやスマホの近くに録音用のボイスメモを置くことが多かったようですが、近年はスカイプに「録音」ボタンがあります。ZOOMの場合は、ホスト側が「録音を許可する」設定をしますと、クライアントさんは録画、録音が可能です。
・パソコン、タブレット、スマホ、 TVにコネクトして使う、など使用状況により体験は異なります。音声はよく聞き取れるスピーカーかヘッドホンやイヤホン、相手に聞こえるマイク設定が重要です。
・メニューによっては予めご自分で用意いただくものがあります(家にあるものです)。
〈対面セッションのポイント〉
・実際に行動する、セッションに出かける、というエネルギーは、やはりポイントが高いです。今年のリモートブーム以前より言えることですが、実際に行動を伴う経験をすることで、ご自身のエネルギーは動きやすくなります。セッションでの気付きをすぐ行動に移しやすい傾向にあります。
その方のふだんの習慣や気質などがあり、一概には言えません。どちらが良いというのも無いようです。ただ、オンラインは画面越しという身体の姿勢です。姿勢は自分の意識や心構えの状態を示します。つまり、どうしても受け身になります。対面では、より能動的な姿勢になります。
一年の終わりが近くなり、「どのセラピーも〈オンラインと対面を可〉にしますか?」とKさん(web担当)からの投げかけがあり、そういえば・・・と昨今のセッション模様をまとめてみました。
対面とオンライン、どちらがご自分には合いそうでしょうか?