今年のイヤーリーディングは「嵐を呼ぶ女」という“てい”のクライアントさんが、たまにいらっしゃいます(笑)“てい”ですから、そういう見せかけ、です。
たまたま女性のケースです。ちなみに「嵐を呼ぶ男」は石原裕次郎さん〜昭和の銀幕スター〜が主演した映画名です。
嵐を呼ぶ、なんて穏やかではない状態かと心配になりますが、そうでもありません。
長きにわたり、ご自身のエネルギーを溜め込んでいたり、抑圧する状態にあり、それが何かの弾みにタガが外れて解放され始め、勢い盛んなのです。
しかも、元々のその方々の気質に、
①子供のような無鉄砲さがある
②正義感や筋を通すために戦う
③セーブしようにも嘘やごまかしが効かない
概ね、このような要素がある方が多いとお見受けしています。
気象現象を表すお「天気」は文字どおり天の氣(エネルギー)になぞらえています。
「嵐を呼ぶ」エネルギーは、天候の面でも、実際に嵐、強風、雷、豪雨、大気の急変などに、ご自身が遭遇しやすくなったり、夜見る夢の中や、ニュース情報や映像等で混沌とした気象風景が目に留まりやすくなるようです。
もちろん「嵐を呼ぶ」は隠喩でもあります。
お天候ではないが、比喩的に「嵐が起こったね」と言いたくなるような混沌とした状態、自力での制御や扱いが難しい、といった具合です。
また、人の感情や態度においては、嵐のように激しい人物や集団が、荒々しい言動をとるようなこともあるでしょう。
周りに「トラブルメーカー」と呼ばれる人物がいたら、嵐を呼ぶ◯◯◯の氣があるのかもしれませんね。
「嵐を呼ぶ女」が、どの程度、ご自身も嵐の被害に巻き込まれるのか、軽度に交わすのかなどは、その方のタイプに寄るようです。
ちなみに、このての「嵐」は、災難やわるい事とは言い難い点です!
尤も、雷鳴や火花をみるほどの「嵐」を呼ばれては平穏ではいられないでしょう。
しかし、自然界における気象は、どの天候が絶対的に良い天気、わるい天気とは言えないものです。地球上の一生物、人間側の都合からみて、影響の程度の問題です。
というわけで「嵐」の負のイメージを中立におくと、このエネルギーレベルの「嵐」の本質が視えてきたり、感覚的にわかりやすくなります。
特定のイメージや意味づけ、固定観念を強めてしまうと、そのほかの精妙な情報や仕組み、多次元のシステムに気付けなくなってしまうものです。
今年の正月、数年ぶりに親族が集まることになり、疎遠にしていた妹さんがやってきたというNさん。
Nさん「コロナ禍の頃は集まらずに済んでいて、正直ホッとしていたのですが、去年、妹にもいろいろ変化があったので、うちに来ることになって… 。実は妹が来ることになるとゾワゾワ感があって、気のせいだと思うんですが。案の定、当日の朝から、いつもと違う、おかしなことが頻発したんです。
妹が来て早々、近所で火災報知器が鳴り、お正月なのにマンションの住人がみなさん外に出ることになったんですよ。結局、誤報で大丈夫でしたが。妹が二泊している間、それってフツウ起こる?!という異様なことが、立て続けに起こりました。うちの物を、まぁ高い物ではないですが、落として壊したり…」
Nさんにとっての異様な?内容詳細は控えますが…
Nさん「妹が帰ったあと、うちの子が『嵐が去ったみたいだね〜』と言ってました。まさにそんな感じで。もともと妹は、昔からそういう子でしたけどね。でも、離婚してなんだかパワーアップしてるかも(笑)」
たしかに、嵐を引き連れてこられたら、驚いたり、調子が狂う、という具合に感じるでしょう。
Nさんにとって、妹さんが近くにいるときの出来事は、穏やかではない天気(ムード)に感じるでしょう。元々、違和感を感じており、可能性としては、妹さんが離婚という変化やそれまでの生活で溜め込んでいたエネルギーが動いたことを体現して帰ったのかもしれません。
よく「自分を変えたい」「自分を変えなければ!」という自己啓発的な考えをもつ方は多いですが、「嵐を呼ぶ」系の人のなかには、物理的な外界(外側の環境、他人、自分以外の他の事象)のエネルギーを借りて、自分自身を変えるためのプロセスを経るタイプがいらっしゃるようです。
また、このとき、自分は嵐(台風)の目の如く、穏やかなところに身を置いており、しかし、嵐は周りで吹き荒れているのを目撃するような経験をする…そのような特徴の方もいらっしゃいます。
Mさんは、後者のタイプの「嵐を呼ぶ女」かもしれません。実際に、イヤーリーディングのセッションが始まると、それまで薄晴れの空に灰色の雲が現れ、20、30分のうちに雷鳴が轟き、雨と小雪まで降ってきました。
たまたまそういう天気に変わったわけですが….
新年早々のMさんの状況を口頭でお話しいただくと、
Mさん「元旦から、今まで人生で経験しないようなことが立て続けに起こりました。でも、結果的には私は大丈夫で、災難というかとんでもないことが起こっている場に関わってはいるのですが、自分は無事でした。これは何なのでしょうね、大丈夫でしょうか….」
記憶に新しい、元旦の能登半島地震や羽田空港での航空機炎上事故のどちらにも、まじかなところで関わっておられ、幸いMさん自身の身の安全や物理的な問題は起こっていません。
よかったですね!ということですが、なにやらセッション中に轟く雷鳴は、単なる天候の急変とは思いにくい“演出”です。
このような領域は、一般的に物理的な「現実」という段階で、正誤性を取ったり、常に一定の結果や法則性が出る話ではない次元のことです。論理的思考の方は、テキトーに読んでおいてくださいね 笑
さて、Mさんの2024年の動向を拝見すると、近年になく、数十年ぶりかにご自身の活力や特性を発揮する情報が多々視あたりました。自分らしく振る舞える状況に入ったわけです。
そのような時期にはいる前というのは…
そこに至るには年単位のこともあれば、四半世紀くらい長期のこともあるのですが…
だいぶご自身を閉じ込めて生きているような人生を送ることが多いものです。文字どおり、「引きこもりでした」という方もいらっしゃれば、仕事や社会生活は表面的に営んでいても、ご自身では人生を無味乾燥に感じていたりします。
あるいはご自身ならではの責務や、役割を果たすことを優先し、自分の人生とは思えないと感じてきたかもしれません。
Mさんは、昨年後半に長年の家族関係が変わるようなご経験があり、それによりご自身の生き方が一気にド解放された具合でした。
2024年の辰年のごとく、龍が炎を吐くような、活気と衝撃を象徴しており、しかしそこには生物(または架空の生物)の本質が現れているようでもあります。
たまに「雨が降る前に頭痛になる」「晴れているのに、午後から雷雨になる日は朝からザワザワする」など、体調を通して体感で氣に反応する方がいらっしゃいます。
体調不良があり、気圧の変化に特に敏感になっている方、高齢の方はやや感じやすい傾向ようです。
年齢や体調問わず、日頃から感覚が鋭敏で、実際に天気が変わる前に、予想天気図のようにわかるというお声を聞きます。
現代は、気象状況や天気に影響を受ける事象によって、体調や心の具合が影響を受けることが研究され、医療的な対処も可能な時代になりました。
天気も氣、という書いたとおり、一方で「気の持ちよう」次第、という表現もあります。
物と異なる性質のひとつに、気の持ちようで、実は状態や意味を変えることができます。しかし、その気の持ちようが変えられないと、不自由で迷惑な天気に感じるかもしれません。
たとえば、「雨が降る前に頭痛になる」が自分の体質にまで固定化する前に、ふだんの過ごし方が対処法になるかもしれません。
あえて、雨の日だからできる楽しみなこと、あるいは休息の日にする、など、手軽に気の持ちようを変えることを用意しておくと良さそうですね。
あるいは、そもそも何か頭痛につながるストレスや状態があることを、雨降りの日に教えてくれているのかもしれません。
ちなみに、以前には「嵐を呼ぶ男」、雷雨や天候をかえるタイプのクライアントさんがいらっしゃいました。
この方は、前世の中で、空に舞い散る人生を生きたことがあり(特攻兵)、そのエピソードをセッションに持っていらっしゃるエネルギーのときには、いらっしゃる直前に雲行きが変わり、セッションが終わる頃には、雨や雷がおさまり天気も回復する、という具合でした。
この方も、さきのNさん、Mさんも、見た目の印象やお話の調子などは、まったくフツウの方です。
何をもってフツウという定義はさておき….
どなたも、ふだんと異なる次元で関わってみると、多面的な性質、特徴、具現化していないさまざまな可能性、不可思議領域の才などを備えておられるようですね!
というわけで、よくわからない「嵐」の話でした。