January 2022
志麻の 今月のメッセージ です。
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新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、「一年の計は元旦にあり」という言葉をご存知かと思いますが、あらためて2022年の抱負や目標はお決めでしょうか?
子供の頃、学校や大人たちに、新年の抱負を書きなさい、と言われたことがあるなら…そんなプレッシャーのあるものとは異なります。すっと、心の中で「今年はこうしたいな」と言えるようなものや、「よし、今年はこうしよう!」と潔く決意表明することです。
まだ、2022年の抱負がおぼろげな方は、思いを巡らせ、書き出してみましょう。
その間に、昔からよくある一般的な「新年の抱負」と新しい「新年の抱負」の違いや、抱負を立てる3つのコツをご紹介しようと思います。
一般的な抱負のたて方で、これまでスムーズに実行できている方は、そのままのスタイルでOKだと思います。
しかし、「新年の抱負は実行できないものだ」「3日か、もって1週間かな」と諦めたり、「新年の抱負を立てるなんて意味あるの?」と放置している方は、新しい「新年の抱負」のコツがヒントになるかもしれません。
今回は3つご紹介しますので、これから抱負を立てようという方は、どれかヒントにしていただけたら嬉しいです。
ポイント①
一般的な新年の抱負は、何かをやり始める、新しい習慣をもつ、または、良くないと思っていることをやめる、わるい習慣をやめる、など、行動を実行するパターンが多いです。
「ダイエットをする!」
「貯金をする!」
「早寝早起き!」
「先延ばしをやめる」
「家族と過ごす時間を増やし、もっと感謝する」
など、他人が見てもわかりやすい項目です。
これは、やるかやらないか、続けるか続かないか、が目的にすり替わってしまい、忍耐力がないと飽きてしまう傾向があります。
実行することにたくさんのエネルギーを使います。エネルギー効率はあまりよくありません。続けるには、続けるための方法やインセンティブを持たないと難しそうです。
新しい「新年の抱負」のコツ①
さきほど挙げたようなものを実行したら、どういう気持ちや感覚になるのか、自分のそのときの常態を探って抱負にすることです。
たとえば、これは一例ですが、
「ダイエットをする」は、「心も体も軽やかでいたい」「明るくなって自信をもつ」「モテる!」になるかもしれません。
「貯金をする」→「豊かで安心できる暮らしをしたい」
「先延ばしをやめる」→「やりがいや必要性に気づいてとりかかる」
「家族と過ごす時間を増やし、もっと感謝する」→「愛情と思いやりをもちたい」「健やかなハートエネルギーでいよう」
などなど、それぞれの抱負のなかに、あなたならではの、あなたが望む常態を感じる抱負を立てるとよいでしょう。
この新しい抱負では、これをやる、あれをやらない、といった限定的なとらえ方はせず、日常のより多くの場面で実行、実践することができます。
ポイント②
一般的な新年の抱負は、結果や着地点にこだわる特徴があります。
何かを達成する、点数を取る、合格する、など、結果を出してこそ、という抱負です。
抱負に対して、実はちょっと自信があったり、チャレンジやアタックする醍醐味があるものには、こういった抱負を持つことで自分を鼓舞できますね。
しかし、これが無駄なプレッシャーになり、余計に本領を発揮できなくさせるなら、このパターンは要注意です。
勝負事などに対して結果を出すことが、そもそも得意で、楽しいという人には合っていますが、内側の世界に入りがちな人、メンタルが繊細なタイプには、立てた抱負に負けてしまう可能性があります。
あなたは、いかがでしょう?
そんな方の場合・・・
新しい「新年の抱負」のコツ②
結果や着地点を新年の抱負にはせず、そのプロセスを自分にとって望ましいものや、目指したいものにしてみましょう。
たとえば、今年、勉強をして合格したい試験があるとしましょう。
「試験に絶対合格するぞ!」を抱負にして、実はプレッシャーを感じてしまうなら、勉強のやり方や、試験に向けてもっと細かい、具体的なところを抱負にするとよいでしょう。
このタイプの方は、結果や着地点と、ご自分自身の現状に少し隔たりがあるのが特徴です。
結果よりも、現状の合格に対する自分の弱点や改良点があることを自覚して、克服することを抱負にもりこむと、合格に向かうプロセスで、結果だけではない収穫や力を得ることができます。
お仕事について、プロジェクトの成功や昇給昇格を抱負にしたい方、転職や働き方を変えていきたい方も、成功や良い転職先という結果に限定せず、そのプロセスに、ご自分にとって美味しい抱負を見つけることができるはずです。
これに関連して、私もひとつ思い当たりますが、去年2021年の年末にBeyondというマラソン大会に参加しました。
自分のベストタイムを目標にする珍しい大会なんですが、私はそれを目標にしつつも、それよりも最後まで気持ちよく、良いフォームで一足一足走ることを抱負にしました。おかげでフィニッシュゴールのタイムにプレッシャーをもたずに、「今」に集中力を持ち続けられました。
さすがにゴールを意識した40kmあたりで少しペースダウンしましたが、PB(パーソナルベスト)を出すことができました。
いろいろ事例をもりこみましたが、ヒントになるでしょうか。
新しい「新年の抱負」のコツ③
簡単です。
新しい「新年の抱負」のサイズを変える。正確にはサイズ感を変えてみること。
思いきってざっくり大きくします。
例年のイヤーリーディングの冒頭に「私の2022年の動向をリーディングしてください」という項目があるのですが、まさにこの感覚です。
実際にクライアントさんのリーディングであった動向として、
「自分にとってオトナな生き方をする年」
「とにかくなんでも楽しい、泣き笑いもあるけど愉しい年」
「我思ふ(う)がまま・・・だから自分でちゃんと決めて行く年」
など、個々人ユニークのものです。
あなたの2022年の境地、世界観、モードが決まりますので、あなたらしさを活かしながら、あまり未来や先のことばかりとらわれず、今をベースとする「今年の抱負」を実行して日々過ごせるでしょう。
ということで、3つのなかでどれかピンとくる新しい新年の抱負のコツはあったでしょうか?
新年の抱負を掲げること自体は簡単ですが、それではどうも実行しにくい方は、もう少し丁寧に、ご自分の抱負を大切に立ててあげるとよいかもしれません。
抱負や目標をたててうまく実行できないことが続くと、いつの間にか、自信を失い、「どうせダメなんだよね」と、自己評価を下げてしまいがちです。
自分にあった方法ややり方でないとしたら、もったいないことです。
実行できる人たちは、努力もありますが、うまく実行できるポイントや自分に合う方法を心得ています。
ということで、
さあ、2022年はどんな年にしたいでしょうか?どんな年にしますか?
あなたらしい2022年の抱負を立ててみましょう!